2016年の大統領選においてトランプ大統領が就任したのは、アメリカの歪みを思い知らされたエピソードであるが、単なる政治的分断がトランプを利しただけでは無い。
世界最大の民主主義国家と自ら定義している様なアメリカが、海外からの選挙介入にヤラるのはお笑い草である。
ただこれはある程度の火種を蒔いたら、想像以上に燃えた想定外の展開だったんじゃないか。
じゃなきゃピザゲート事件なんて、アホ過ぎて笑うしか無い事件が起きてしまう事は無いだろう。
コレを仕込んだであろうワグネルやロシアの情報機関の人達も、多分恐らくはアメリカ人ってアホやろと思ってあ然としただろう。
そしてそういう連中が祭り上げる新たな大統領を、自分達が上手くコントロール出来るだろうと妙な自信を付けたのでは無いだろうか。
まあ実際そうだったし、恐らくトランプは豪邸にお持ち帰りしたトップシークレット文書の売却先としてプーチン政権や中国共産党を想定していたと思う。
グダグダとトランプ政権の成立の一因を書き連ねたが、この構造と先日触れたAfDの中国共産党の関係は共通する部分がある。
つまるところ、極右ポピュリズムというのは中道的な政権であれば仮想敵とする様な独裁政権の支援があって拡がるという事である。
ただまあこれはあくまでこのアメリカとドイツではそうなのであって、フランスのマクロンと中国共産党の関係性を説明出来るものではないけども。
マクロンはただ見栄っ張りの金持ちでVIP待遇されて喜ぶという、恐ろしく単純で打算的な御仁だから扱い易いんだろうと思う。
まあフランス人は中華思想の最大の理解者だからそんなもんだろう。
閑話休題、この二つの例で考えるべきはポピュリスト達の真の優先順位が一体何処にあるのかという事だ。
移民排斥や反環境保護といった現在の状況にそぐわない言説は、確かに少なからず存在する保守層から支持を得る為の手段だろう。
その手段をもって政権を仮に得たケースであるトランプの行った事は、結局分断を煽るだけ煽り自分が神の様に振る舞い、国際協調をグダグダにして富裕層を利しただけだった。
そして事実上、ロシアの立場を支持した形になる。
自らの権力を得る為、結果として敵対勢力を利した構造といえる。
この敵対勢力が裏から手を回した事実には、多分支持者が認識する事はないだろう。
不自然な熱狂の根源が、悪意の有る第三者からもたらされたものである事を気付いたり知ったら、多分自己概念を守れない。
だからこそ、その不自然な熱狂により多くの燃料を焚べ続けるのである。
そしてどれだけ支持者が国を無茶苦茶にしようとも、自分の権力を保障さえしてくれたら問題無しなのである。
こういう構造での最優先事項は、結局自己保身だ。
保身の為に国だとか、価値規範が揺らごうとも自分が安全ならば問題はない。
そうした歪みを、興味本位で積極的に作り出す連中がいる事を、不幸にもこのしょーもないブログに行き着いてしまった方にはせっかくだから、認識しておかないとマズいのである。

