最近とみに海外のフットボールシーンを追わなくなった。

僕がサッカーを国内・国外問わずに観る様になったのは、NHKBSの注目カードのピックアップ放送とフジテレビ系のスポーツニュースのマンデーフットボールからだろうか。


その辺から、ポツポツと現地のフットボールジャーナリズムに興味を持って、ニュースに出てくるヨーロッパの新聞の左右の位置関係とかアテが付けられる様になったっけ。


日本での新聞というメディアは、もはや働いている人達のステータスが高いだけで存在感は薄いけども(日経新聞がnvidiaを謎の半導体メーカー扱いしたのはちょっと驚いた)、ヨーロッパにおいては世論形成に今なおそれなりに影響している事を知る事が出来たのは、結構意外な副次効果である。


閑話休題、ドイツの穏健派保守の高級紙ビルトがある政党と中国共産党について興味深い指摘を行っている。

反米を唱える「ドイツのための選択肢(以下、AfD)」を中国共産党は支持するだろう。

この記事の原文では中国と書いているが、中国共産党にとって最も存在価値が高いものは、中国という国ではなくて中国共産党という存在であるので、引用ではちょっと書き換えてみた。

この指摘、結構興味深い。


AfDはドイツで近年躍進している極右政党である。

昨年末に起きたライヒスビュルガークーデター事件ににおいて、逮捕者にAfDの党員が居た事が知られている。 

あんまりにも荒唐無稽過ぎて、小説家が編集に企画提出したら絶対に怒られるヤツだけども、リアルで起きてしまったのに未だに理解が追い付かない事件だ。

その後の裁判がどうなっているのか分からないけども。


そのどー考えてもヤバい政党であるAfDの現在の党首のアリス・バイデルはゴールドマン・サックス出身で、中国銀行に転職し中国本土での勤務歴が長く、北京語がペラペラの親中派である。 

更にはレズビアンである事を公言し、パートナーもいるという、どっからツッコんでいいか困る政治家先生である。

極右政党でありながらLGBTQの党員を公認しているのは、やはりそこを敵に回す事で票を確保出来ないのが怖いからだろう。


結構前置きが長くなったので、とりあえず今日はここまで。

次回は極右と独裁政権との関係に触れられたらと思う。