美術館ないし博物館の特別展は、とりわけ暑い時期というか学生さんの長期休みが絡むシーズンだと結構見逃しがちである。
まあ都内のオフィス街にひっそり存在する様な美術館の特別展を、わざわざ学生さんが観に来る事はあんまりないだろうから、単純にすっかり忘れてた事実に対するエクストリームな言い訳なんだけども。
曜変天目茶碗という宋代に作られた国宝の陶磁器がある。
これは日本に三点のみ現存しており、二つは関西に、残り一つは都内にある静嘉堂文庫美術館が所蔵している。
この静嘉堂文庫、曜変天目茶碗を所蔵していて丸の内にひっそり存在するという事以外、実は知らなかったのである。
でも5月の連休に永青文庫を訪れた際に見た特別展のチラシと、6月にサントリー美術館で見たチラシ、Google先生のサジェストを経て、まあとりあえず行って観ようと思った訳である。
まあ曜変天目茶碗観て来いよジェットストリームアタックを食らって初めて足を運んだとも言える。
なんというか、同じくエリアにある出光美術館や三菱一号館美術館と違ってコンセプトが見えづらい感じがあったのである。
ただまあ、曜変天目茶碗という強烈な収蔵品があるのは事実である。
今回の特別展、「サムライのおしゃれ」展は印籠や刀装具を中心とした企画である。
今回の目玉展示としては、ヴィクトリア女王から下賜されたサーベルがある。
その経緯はまた後ほど。
位置関係が分からないので丸の内をウロウロする羽目になった。
今日は割りと涼しかったのでまだ良いけども、この公式サイトの建物のイメージがあるから非常に探しにくかったのである。
丸の内にこういう建物あったっけと思いながら、明治安田生命のビル内にあるってどういう事だろうと思いながら地図を見て指定のポイントに行き着く。
こういう事だったよ。