結構暑くなって来た。

もう七月だから当たり前なんだけども、エアコンなしでやり過ごそうとしたら変に蒸し暑くて眠れなかった。

そんな状況で日中の陽光は結構キツイ。鬼か吸血鬼になった気分である。

体調維持の為にはしっかり眠りやすい環境を整えるのはやっぱり重要な訳である。

そんな実に当たり前な事を今更ながら実感する。


閑話休題、アメリカやヨーロッパはポリコレや人種差別に途轍もなくうるさいが、どれだけ本気でそれを言っているのか全く分からなくなる事が多い。


アメリカでの警官による黒人の射殺事件が起きる度に、とりあえずムカツくからパナそう程度にしか思っていないのだろう。

ただまあその辺はヨーロッパでも同じで、人権だ人種差別どうこう言っても、結局は変わらないのだろうと思う。


そしてそのムカつくからパナしてやるぜという荒んだ心に、実際にパナせる武器がある事がヤバいというのは、富野由悠季が三十年前に教えてくれた教訓であるが、悲しい事にこれは日本人ですらあんまり実感していないのである。


ただまあこのパリの警官射殺事件は、色々なところが稚拙過ぎると思う。 


この事件はパリ郊外で17歳のドライバーが検問中の警察官に射殺されたという何ともむごい事件である。

この17歳はアルジェリア系らしく黒人ではない様である。


アルジェリア系ならばフランスにたくさんいる感じであるが、フランス人的にはアラブ系ないしムスリムは二級市民扱いで警察的にはどーでもいいのだろうか。

警察の言い分としては、検問を振り切って走り去ろうとした17歳を静止する為に不可抗力で撃たざるを得なかったらしいが、この辺はSNSに上がった動画とそれに録音されていた「頭を撃ち抜くぞ」という罵声はそうじゃない事を証明していると思われる。

一体何があったのか、まだ事件の全容がわからないけども、まあ過剰防衛な感じは否めない。


ただここからが何ともおフランスらしいところで、この銃殺事件を受けフランス全土で抗議デモが起こり、参加者が暴徒化している様である。


デモとストと暴徒化はフランスのお家芸と勝手に思ってしまうのだが、僕は何だかこのデモも手段の為に目的選らばず的な感じがすると思ってしまう。


もちろんそんな連中は7割程度だろうけども、こういう嫌な事件はしっかり解明されるべきであるのと、人種を問題にする連中は結局差別について俯瞰で観てないのだろうとも思うのである。