アメリカでは訪問先を間違えたり、戻る車を間違えたりすると死を覚悟しないといけない。
今週は訪問先を間違えたアフリカ系高校生が白人の高齢者に撃たれた事件があり、これだけでもアホ極まりないのだが、銃撃した被告はすぐさま釈放されているのが更にアホ過ぎるのである。
またテキサス州ではアフリカ系のJKチアリーダーがスーパーの駐車場で車を間違えてヒスパニック系の男性に銃撃されるという、これもまたは変な事件が起きている。
両方ともにあり得る事態で、多少気まずい状況が生まれる事はきっとあるだろう。
でもそれに関しては、日本ならばごめんなさいで笑って誤魔化してやり過ごすだろうけども、アメリカならば銃撃事件に発展するらしい。
両方共に、被害者がアフリカ系なので人種差別的な要素が絡むのではないかと邪推してしまうが、まあこれは続報を待つしかない。
さてこうしたアホ過ぎる銃撃事件がアメリカで起き続けるのは銃規制が遅々として進まないから、いや進める気がさらさらないからである。
アメリカ最大のロビィ団体の一つであるNRAを票田とする共和党が意味不明の理屈をゴネ続けている。
彼らはきっと犠牲者の人権よりも、モテアイテムとして銃を所持してモテムーブとして銃撃事件を起こす人達の権利の方がはるかに重要な権利なのである。
そしてその事にツッコまれたならば、意味不明の理屈でツッコんだ人間に銃をパナして自分達が気持ち良くなる事を目標にしているんだろう。
マジで怖い事極まりないのである。
本来ならばこうしたアホな事態が起きない様に機能するのが、法律であり、裁判所である。
ただまあ、アメリカでは今更人工妊娠中絶手術が最高裁によって50年前の合憲判断が覆される程度には、共和党というか保守派の権利に忠実である。
最高裁でさえ著しく中立性を欠くのは、保守派の最高裁判事が全9人中の6人を占める為である。
彼にとっては、自身と同じまたは似たような出自のマイノリティが、最初にお話しした様なアホな事件で犠牲になる事は利益にならないからどーでもいいのである。
そうした構図があって、アメリカでもある種の上級国民の為の政治が為されている訳である。
そんなだから銃をパナして気持ち良くなりたい勢が絶えないんだろうね。

