近頃、台湾を巡る情勢がきな臭い。

領土問題に外野が口を出すものではない、と天安門の住人は宣うだろうが、お前が言うなの極みである。

退任が決まっている蔡英文総統の、いわば卒業旅行での訪米に中国共産党はガタガタグダグダ宣っていやがるのである。

単に意味を為さない高圧的な言回しをするのにリソースを割くだけならば、いくらでもやってくれと思う。

ただ連中が害悪なのは、いちいち軍事演習を始める事である。 


中国共産党に無駄と環境保護という概念は存在しないのはよく分かるが、そんなエクストリームな正当化を理解できるのはクレムリンの住人と金王朝の人達ぐらいだろう。


流石にウクライナ戦争が収まらない中で、台湾への武力侵攻は起こり得ないと僕は思っている。

ロシアのテキトーな論文を正当化した侵攻のアホさ加減は、独裁国家のズッ友である中国共産党も一応理解はしているであろう。

ただまああーいうアホ過ぎる論文に基づいた武力侵攻への憧れを、中国共産党指導部は隠そうともしていない。

戦いは確かに数である。

中国もロシアも兵士はキャベツ畑で採れるか、コウノトリさんが補充してくれるから、そうしたクソムーブも視野に入るのだろう。


中国共産党は台湾に対する野心はあっても、台湾は中国本土をせいぜい工場程度にしか見ていない。

更に言うならば、政治的なシンパシーを持つ台湾の人はいないだろうと思う。

でも蔡英文総統の政敵で、前任の総統である馬英九は中国の目指す拡大主義を礼賛している。


僕はこの馬英九のクソムーブが理解出来ないでいたのだが、下記のリンクの風刺画によるとどーもそれは理屈があってそうしているのではなく、単なる炎上芸人だっただけらしい。

ハーバードまで出て炎上クソムーブに賭けるしかないお金持ちの末路は哀れであるが、自分の所属する国民党は泥沼の権力闘争で敗北して台湾に逃れてきたという歴史的経緯は、中国共産党の歴史教育のお陰様で彼の知識には存在しない様である。


この馬英九のクソムーブが台湾情勢にどう関わるかはわからない。

ただまあ自分が思う程に馬英九は影響を及ぼさないだろうし、せいぜい使い道があるとすればロシアの軍事ブロガーみたいにテロっぽく殺処分して、その尊い犠牲を無駄にしない的な侵攻のエクスキューズにする程度の価値だろう。

まあその事に本人が気付く事はないだろうが。


敢えてポジティブに考えるならば、お金や権力闘争の為の自己欺瞞に人生を費やして来たポピュリストの末路に、僕らは立ち会える訳である。

その事は、陰鬱なロシアや中国共産党の作り出す問題を照らす希望の光になって欲しいと思う。