そう、急に何なんだろうと思う。
この4月から、日本では成人年齢が様々な項目で18歳に引き下げられている。
もうその年齢をとっくの昔に通り過ぎたミレニアル世代にとっては、何というか何でまた急にそんな事言い出すのと思わざるを得ないのであるが。
この記事自体、若年層にも分かりやすくていい記事だと思う。
テレビ覧と日付だけは正確な朝日新聞で連載してるのはちょっと勿体無い感じだ。
確かに実際に政治や世の中を動かしていくのは老人やら老害だけではなく、それより下の若年層である。
ただ人口分布を考えると高齢者が政治家や政党にとっての手っ取り早く分かりやすく票田になっている。
どの政党も、様々な形でのシルバーポピュリズムに手を出すのは、ある意味仕方が無いのだろうと思う。
これは日本だけの問題ではなく、全世界で共通の問題であると言える。
例えばロシアのウクライナ侵攻への国内的なエクスキューズは、旧ソ連時代やその前の帝政ロシアを懐かしむ高齢者層に訴えるという意味では、まさに最たるものであるし、フランスの大統領選も重複して票が割れたが、恐らくはド・ゴール時代の強いフランスを訴える極右候補がある程度の支持を得ている。
アメリカは、前大統領を考えると言わずもがなである。
保守派というか、高齢者層は古き良き時代を懐かしみ、そのためには現実を無視して、自らの懐古趣味を満たしてくれる政治家や政権を選びやすいと言える。
そしてその後の事は考えなくていいので気楽なもんだ。
閑話休題、この一色さんの記事で触れられている結婚年齢の平均化というのは、上野千鶴子辺りのノイジーでやかましく訴える連中の恣意にまみれた、ごくごく理想主義的で絵に描いた餅的なフェミニズム運動の成果であるだろう。
という嫌味はともかく、法律が時代にそぐわなくなるならば見直す必要は確かにあるだろう。
ただこの18歳成人制について必要な議論が為されていたかどうかは、僕も冷泉さんと同じで疑問に思う。
参政権を持つ事がどういう事なのか、受験や進路で精一杯の18歳に説くなんて、仮に僕が今この年齢だったとしたら、うるさいとしか思わないと思う。
それぐらいに18歳って子供だった気がする。
まあ、あくまで僕はだけども。
段階的な導入が議論されていたとは思えないし、ここで力技的な18歳成人制の成立はなんだか政治家センセー達の票田探しムーブにしか思えない。
和製グレタこと小泉進次郎センセーが若年層に票を集めるとか思っていたんだろうか。
どうあれ、学校の先生や周囲の大人に流されて支持政党や政治家が決まる展開がお望みなんだろうと思う。
何が大人か成人かそんなあやふや定義は置いておくとして、この18歳成人制で何が変わるのか全く解らない。
でも今の若年層は僕らのその年代より確実に賢いので、そんな悪い大人の下心を上手く勘付いてくれると思う。
まあ、想定外に虚無的な世代が生まれなきゃいいけども。