就任早々に災難である。
昨日もお話させて頂いたウクライナ情勢にドイツも否応なしに巻き込まれている。
就任したばかりのショルツ首相にとっていきなり大変な災難といえる。
このショルツ政権にとって、最初からクライマックスだぜ、と言わんばかりの動乱をいかにやり過ごすべきか。
現状、このロシアのウクライナ侵攻未遂ムーブをNATOの中心国と言って差し支えないドイツは外交努力でやり過ごそうとしている。
他のアメリカを中心としたNATO加盟国やウクライナの隣国は、軍事支援を名目に武器供与の予定しているのに、だ。
一応ヘルメット5000個の提供を確約したらしいが、マリオかなんかかな。
一応こんなお笑いな対応をせざるを得ない理由もある。
ドイツでは、紛争地帯への武器供与を無許可で行うのが禁止されている。
なので議会でのコンセンサスをしっかり取ってから、初めて武器供与というか物資の援助が出来る訳である。
加えてナチス政権時代の反省もあり、現状ドイツ連邦軍は存在するものが軍事費を出来るだけかけない様にされており、軍備の老朽化も指摘されている。
実際このウクライナ情勢に際して、提供すべしとリストアップされている武器在庫もあるにはあるのである。
そのリストの武器は、旧東ドイツに配備されていた旧ソ連製の武器なんだそう。
なんというか、使い道の無い危ない粗大ごみを押し付けようとしてるだろう。
とはいえ、ウクライナに配備されている武器も同じ様な旧ソ連製の武器・弾薬が多いそうで。
なるほど武器の世代を合わせて、旧宗主国に意趣返ししようって算段なんだね。
閑話休題、この様にドイツがこのウクライナ情勢に際してロシアに強く出られないのは、制度的・歴史的な問題以外にもロシアとの関係性が大きい。
ドイツとしてはロシア産の天然ガス問題を抱えており、武器供与する事、つまりこのウクライナ情勢で敵対する事を選ぶ事で更に不利な条件を突き付けられる事を恐れているフシがある様に思う。
またこの上記のコラムでも触れられている様に第二次世界大戦中に現ウクライナ領土内で大規模戦闘を構えて、旧ソ連側に80万人の犠牲を出している。
この戦闘がウクライナの人達もドイツの人達にも大きな軋轢になっているという事である。
もしロシアのクソムーブがこうした軋轢の間隙を付いているならば、やはり中々に強かである。
実際に事を構える事は無いだろうと僕は思うのだが、こうした面倒くさい駆け引きを強いてくるプーチン大統領はやはり狡猾だ。
目的は明白だけども、真意が解らないのがまた不気味である。
そしてこのコラムにある様に、日本もこういう状況に巻き込まれかねないところである。
台湾情勢に関しては、日本が取れる事は明白だろう。
わざわざどこかの外国のポピュリズムに付き合う必要はないと思うのだ。
利害関係は合っても、お互いに必要な隣人を助ける事を重視すれば良いと僕は思う。
敢えてぼかして書くけどね。