アメリカの反ワクチンデモのニュースを見ていて疑問に思った事がある。
何故か警察官らしき人や看護師や教師と説明されている人達がデモに参加しているのである。
極端な話、こういう人達は優先的に摂取しないといけないのではないか。
このコラムを読んで警察官の件に関してはある程度納得したのである。
バイデン大統領就任以来、物凄い勢いでワクチン摂取が進んでいたアメリカだが、現在の摂取状況は日本に追い越されている。
地域によって摂取率もまちまちであり、最低の摂取率であるワイオミングは42.44%となっている。
そしてこのコラム内で列挙されている摂取率の低い州に関しては恐らくほとんどがレッド・ステイトと呼ばれる共和党の強い土地であるだろうと思われる。
案の定、こうした州では現在の第4波で大量の死亡者と深刻な医療崩壊を招いている。
もともとアメリカの医療は崩壊しているのではというツッコミは置いといて、この第4波の最中に問題になっているのは警察官のワクチン接種問題である。
シカゴ市警では10月15日までに接種証明の提出を義務付けたところ、三分の一程度の警察官が提出を拒否した。
義務化してもこれだけの警察官が接種を拒否し、シカゴ市としてはこうした警察官を無給の自宅待機を命じている。
シカゴだけでなく、ニューヨークやサンフランシスコといった大都市でもこうした接種拒否による警察官の人手不足が深刻化しており、万引きといった窃盗が激増している。
こうしたワクチン接種拒否警官が警察組織の弱体化に最大限貢献しているのである。
考えられる理由としては、保守的な信条のある人達が警察官という職に就いているというのが最もらしい理由なのではないか。
リベラルが強い大都市圏でも高給の為に保守的な人達が集まっているのではないかという事である。
そうした人達は自分の生き死には自分で決めるという意識が強い。
そして無条件に右だろうが左だろうが政治権力は悪であり、それには従わないという政治不信がある。
ただその変な気概が警察官の感染率・死亡率の増加に繋がっており、更にはアメリカ全土での警察組織の弱体化に繋がっているという事である。
そしてこの事実が示唆するのは、BLM運動のきっかけになった数多の警察官による暴力事件はこうした保守的で未だに頭が西部劇な人達が起こしているのではないのかという事である。
断言は出来ないのだけど。
ただ自分の生き死を決める自由を社会に押し付けるやり方は卑劣極まりないと思う。
まあそうした指摘を彼らは聞きやしないだろう。
何故ならば正義は常に彼らに、いや彼らの持つ銃にあるからだ。
つまるところこの問題はやはり銃規制やらの政治的断裂に帰結するのである。