新疆ウイグル自治区には、「東トルキスタンイスラム運動(ETIM)」というイスラム教過激派が存在する、中国共産党の言説を信用するのであればだ。
無論、中国共産党のこうしたテロリズムに対する言説は、優秀な警察OBのコメンテーターのプロファイリング位には信用に足るものであろう。
まあ、この上のリンクの田宮榮一氏のプロファイリングは典型的なゼロ情報のレトリックであるけども、中国共産党のそのETIMに対するレトリックはウイグル人の方に実害が及んでいる訳である。
以前もこのネタを扱わせて頂いたのだが、このETIMという過激派組織は矢立肇の様な存在である。
つまるところ存在しないのが実情である。
このリンクのウイグルの方のコラムでも触れられている様に、一時期タリバンに協力的なこの組織が存在したらしいが創設者が死んで事実上解散している。
ただこの組織がタリバンやビンラディンに繋がる組織として、今世紀初頭の、今では大失敗に終わった、あのアフガニスタン紛争の際に当時ブッシュ政権が中国共産党からの情報でテロ組織として、共同でマークするという取り決めが為されている。
まあ早い話がブッシュ政権というか、当時の政権のブレーンであったラムズフェルドやアーミテージ、ディック・チェイニーの様なネオコン主義者がアフガニスタンやイラク侵攻を中国共産党が黙認する代わりに、このETIMへの弾圧をアメリカが黙認したのである。
存在しない事の証明はとても難しく、ハッキリ言って魔女狩りの様相を呈する。
このETIMを取り締まるという名目の上で、中国共産党はウイグル人を弾圧及び強制労働させている訳だ。
このウイグルのライターの方はその事を知らしめようと活動されている。
自らの周辺地域への虐殺をキレイな虐殺と正当化出来る契機になったアフガニスタンにタリバンを通じて自らの勢力下に置こうとする中国共産党について肥大した悪の帝国以外の感想を持つのは難しい。
内政でも外政でも世界最高の帝国であろうとするのが中国共産党というか、習近平国家主席のビジョンなのだろう。
だが、そのどちらも虚栄というゴーストを追い駆けているのだ。
そしてそのゴーストは自分たちの影であるという事に気付く事は無いだろう。
まあ僕らには教えてやる義理も無い。
ただウイグルの方々がこのジェノサイドから1秒でも速く開放される事を祈る事とこうした問題を少しでも拡めようする事は許されて然るべきだろう。