まあ、少しはマシになっているのだろう。
上記のリンクは各国での進化論支持派の割合を調査したものだ。
この結果によると、アメリカではようやく54%が進化論を支持している。
だが共和党支持者の中では34%しか支持されていない様だが。
アメリカでは共和党の支持基盤の一つがキリスト教右派というか原理主義者なのである。
共和党は選挙で勝つ為には彼らの票を取り込まなければならず、その為に宗教右派の主張に配慮しなければならない。
そうした宗教右派の教義では、聖書無誤説という考え方がコアとなっている。
どういう事かと言うと、聖書に書いている事は全部実際に起こった事であり聖書は全て正しいという考え方である。
同時に聖書に書いていない事は起きていないから、進化論という概念が間違っているという主張までがワンセット付いてくる。
そして最も重要な点であるが、こうした教えを信奉する宗派は何れも例外無く聖書を神の言葉とするのである。
結局何処の原理主義者も自分の為す事や人に押し付けたい事を正当化する為に神という概念を利用するのは変わらない。
閑話休題、そうした背景もありアメリカの学校教育では進化論について教える事は、州によって(主として共和党の強い州)は信教の自由を侵す事として禁じる州法を制定しているところもある。
まあそれだけなら公教育においてなら5千歩譲って分からなくもないが、ID説という事実上の創造論の派生説を教えようとするダブルスタンダードが行われている状況もある。
これに対抗して提唱されたのが我が主神である「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」である。
これに付いてはいずれお話させて頂くとするが、こうした進化論についての対立は、アメリカでは政治的対立に組み込まれているのである。
今回のタイトルの「論争を教えろ」というのは、進化論で説明できない部分を不備として、それを説明しきれる理論があるとしてID説を教えろという宗教右派の運動のキャッチコピーである。
科学理論のおよそほとんどは仮説である。
その事は意外と盲点になりうる事である。
実のところ、ダーウィンの唱えた進化論は生命の歴史の全てを解き明かすものでは無い事は事実である。
ただいくつもある謎を説明する為には進化論は充分な説得力を持つ。
科学理論というものは正しい部分と盲点になっている部分を修正しながら織り上げていくものだ。
そうした複雑で時間のかかるプロセスから想いもよらない物が見つかる事もある。
そうしたセレンディピティをも原理主義者というものは否定するという事なのだろうか。
そんなロマンや彩りの無い世界を神の言葉を使って押し付ける事は、僕の様なパスタファリアンの矜持に反する事として異を唱えなければならないのである。
具体的に何するかって。
こういう風に真面目な論考をするフリをしたり、またフザケてネタにしたりと意外と色々出来ることはあるのだ。