野党という存在に自浄作用を求めては行けないのだろう。
上記のリンクは、大統領選でトランプ前大統領を批判したリズ・チェイニー下院議員の党内での立場の記事である。
リズ・チェイニー下院議員は共和党下院の要職であるが、大統領選についてはトランプ前大統領の敗北を主張して不正選挙疑惑を一笑に付し、1月の連邦議会襲撃事件の際、トランプ前大統領の煽る様な振舞を批判した。
トランプ前大統領は退任後、フェイスブックやツイッター等の各種SNSアカウントを凍結されているのは周知の通りである。
ただ自身のオリジナルサイト+SNSを立ち上げ、
次回の大統領選を戦うつもりでもある。
5/3、トランプ前大統領がメディア向けの声明で2020年の大統領選は盗まれ、「大きな嘘」として知られる様になると発表した事に、リズ・チェイニー下院議員が噛み付いた。
その際のセリフは是非ともリンクを読んで頂きたいのだが、とても格好良く全く持って正論である。
しかもツイッター等のSNSだけでなく、共和党の支持基盤である保守系シンクタンクが主催したイベントでも啖呵を切っているのだ。
なかなかの胆力で思わず感心してしまうのだが、身内の共和党はそうではない模様で。
これを受けて共和党内では一斉にチェイニー批判が上がり、下院ナンバー3の座から引きずり落とす動きが盛んになっている。
こういう傍から見たら厳しい状況であるが、リズ・チェイニー下院議員は気にする素振りを見せずにトランプ批判を続け、身内に対してトランプから距離を置く様に説いている。
更には事もあろうか、リベラル色の強いワシントンポストに寄稿してトランプと主義に染まる事は長期的には共和党とアメリカに深刻なダメージを与えるとし、共和党の党是である「根っこからの保守的原則を代表する」存在である事の重要性、トランプへの個人崇拝から距離を置く事を主張し、歴史が我々を見ていると共和党に呼び掛けている。
終始、僕はリズ・チェイニー下院議員と書いているのには一応の理由がある。
父親であるディック・チェイニー元副大統領と区別する為だ。
ディック・チェイニー元副大統領はブッシュ政権下で、控えめな表現であるが、辣腕を振るった人物である。
その振るわれた手法が今のアメリカの分断を悪化させたのだけど、詳細は長くなるので省略する。
ただアーミテージの台湾訪問の際にも述べたように、ブッシュ政権の遺産を方向性はどうあれ修整しようとする動きが出て来るのは興味深く思う。
リズ・チェイニー下院議員の正論と目論みは共和党の自浄作用とはならないだろうと思う。
ただ彼女には敬意を表したいと思う。
そしてこの動きはここで止まらない事を祈りたい。
録ったけど観ていないのだが、世界レベルのイケメンのクリスチャン・ベイルが恰幅が良く頭部が眩いディック・チェイニーに特殊メイクなしで演じている。
いっつも僕はクリスチャン・ベイルや鈴木亮平みたいな体型変えられる人の役作りに心配になるのだけど、そういう役に挑むのはやっぱり変態の称号に相応しいよね。