緊急事態宣言が出ているのでかなり気が咎めるのだけど、「ノマドランド」が観たい。
コレもサーチライトピクチャーズ制作なのだと今調べて知った。
サーチライトピクチャーズ(旧名フォックスサーチライト)の映画が好きと言えれば、一端の映画好きを気取れると思う。
ノマドランドの主演のフランシス・マクドーマンドは同じ制作会社の「スリー・ビルボード」でとても素晴らしい演技を見せている。
設定だけみるとトンデモなく重い映画だし、実際重いのだが、ところどころの重いテーマ故の可笑しみがあり重いだけでは終わらない、ある意味時代が必要とした様な作品だった。
フランシス・マクドーマンドは娘が殺されたのに激怒して、犯人を捕まえられない警察署長のウディ・ハレルソンに手段を選ばず抗議する母親の役なのだが、おかしくなってるようで何処かマトモでそれが可笑しみを誘うのだ。歯医者のシーンとかね。
ウディ・ハレルソンはある意味気の毒な役であるが、あんなにスタイルの良い年下の美人の嫁さんがいるので問答無用でギルティである。
ノマドランドはフランシス・マクドーマンドが原作に惚れ込み制作を務めている。
そこでクロエ・ジャオに白羽の矢を立てているのだが、その御手並みを拝見したいのだ。
僕はクロエ・ジャオの名前を知ったのは、MCUの「エターナルズ」の監督に抜擢された際である。
こっちが先だったせいで実はノーマークで、こんだけ評価が高いと気になって仕方ない訳である。
でもエターナルズは、上記のコラムにある表現を使わせてもらうと「至るところに嘘のある」奴がメインキャストなので、出来がとても心配なのである。
日本人はコイツがパン・ギムンとコラボしてヤッた事を忘れてはいけない。
閑話休題、コラムにある通りの「至るところに嘘のある場所」から外に出て、放浪者になったジャオは外の視点を持ったが故に故郷とは相容れない存在になってしまった。
でも別の縁が繋がって次のステップに進めている訳である。
そして故郷ではジャオを拒絶した「不滅なるもの」になりたがる連中がいる。
なんだか皮肉で象徴的な運命の巡りだなあと思うわけだ。