時代の文様は、時代的な特徴を持つ文様です。

渡来した時期や様式によって、いくつか分けられますが、
代表的なものをご紹介します。

文章は、きもの文化検定公式教本
きものの基本』を参考にまとめてあります。

正倉院(しょうそういん)文様

奈良東大寺・正倉院に保存されている、
聖武天皇ゆかりの染職品を「正倉院裂」というが、
正倉院裂や楽器、調度品などに描かれた文様のことをいう。

日本の古典文様では最古とされ、インドや西アジアから
中国を経て伝わった渡来文様に影響を受けている。
柄は異国的な雰囲気で格式があり礼装用の帯に多く用いられる。

葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)
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他に、宝相華(ほうそうげ)
花喰鳥(はなくいどり)など。

有職(ゆうそく)文様
平安時代以来、公家の装束などの
装飾に用いられた優美な様式をもつ文様。

整然と繰り返される織りの文様が発達し、
幾何紋様(丸、菱、亀甲)と
花や蝶、雲、波など組み合わせて
図案化したものが多く見られる。
礼装のきものや帯によく使われる。

亀甲文(きっこうもん)
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立涌(たてわく・たてわき)
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七宝文(しっぽうもん)
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名物裂(めいぶつぎれ)文様
室町から桃山時代にかけて、中国やインド、中近東の国から
渡来した染色品の文様。時代裂とも言う。
主に作動の世界で珍重され、茶道具や掛け軸などに
裂の形で使用された。
洗練された印象と格調のある文様。

名物=広く人に知られたもの。
茶道の世界では千利休をはじめ
著名な茶人が名品と認めた茶道具を名物と呼び
茶入や袱紗などに用いられた裂を名物裂という。

有栖川(ありすがわ)
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荒磯(ありそ・あらいそ)
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うろこ文
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牡丹唐草(ぼたんからくさ)、
笹蔓(ささづる)、
鶏頭(けいとう)、
花兎(はなうさぎ)、
遠州緞子(えんしゅうどんす)、
青木間道(あおきかんとう)、
太子間道(たいしかんとう)・・・

などなど、名物裂は現在、
約500種近く確認されているそうですよ。

AKEMI ぺこ