『徐脈だ!
緊急帝王切開!!
赤ちゃんが危険な状態だから、
今から取り出すよ!!
お母さん一緒に頑張るよ!!!』


医師からの言葉を聞いて、ガタガタと震え涙がポロポロと流れてきました。
大勢の人たちがバタバタと一斉に動きだし、私の腰に麻酔注射が打たれるところ…
”冷静にならなきゃ…”心の中で呟き、そのとき覚悟を決めました。
私にできることは…
お腹のなかの赤ちゃんをいち早く取り出してもらえるように、医師やスタッフに全てを委ねて、私は取り乱さないでいること!


私のお腹はあっという間に切られ、どうやらお腹の中から赤ちゃんが取り出された様子…
『おめでとうございます!赤ちゃん産まれましたよ』意識がもうろうとする中、こう言われたような…泣き声もなかったよね…


自分の意識が戻ってからは、赤ちゃんが大丈夫かの確認。保育器にすぐさま入れられたらしい。
妊娠7ヶ月に入ったばかり、25週1日でこの世に産まれてきた赤ちゃん…
生きているのか…
生きていられるのか…
生き続けていけるのか…
色々な思いが駆け巡るなか、冷静になるように必死に自分に言い聞かせる、そして赤ちゃんが無事でいることをひたすら祈りました。


出生体重511g


7ヶ月の妊婦検診で羊水がほとんどなくなっていることが判明しました。国立病院を紹介され2日後の月曜日に受診し、検査入院が決まりました。そのまま入院病棟へ案内され、人口羊水をお腹の中に入れるための準備をしている最中の出来事でした。


私のお腹から取り出された赤ちゃんは小さな小さな女の子。
産まれてから72時間は命が危ぶまれると耳にしました。
天に…神に…祈るしかない…
祈り続け、きっと大丈夫だと信じ言い聞かせました。


そして…


72時間を無事に乗り越えた我が子。
3日経過するのが本当に長く感じられたけど…”大きなヤマを乗り越えた!よかった!”と私はひとまずは安堵しました。


赤ちゃんの心臓や肺、目など様々な症状が現れ、心配する局面も数々あったけど、その都度医師に対処をしていただき、大きな手術をすることなく、時は過ぎていきました。


NICUを出られたのは、約4ヶ月後のことでした。
自宅で私たち親と当時3歳のお兄ちゃんと一緒に生活を始めた娘。家族揃って生活ができるようになり、家族みんなが喜びました。
身体は小さめ、お薬を幾つか飲んではいたけど、他はお兄ちゃんの時と変わらないかわいい赤ちゃんでした。





キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ星キラキラ





今、その娘は1歳5ヶ月!
(修正週数は1歳1ヶ月)
もう少しで歩くことができそうです。
お兄ちゃんについて一緒になってよく遊び、よく笑い、よく食べよく寝て、すくすくと成長しています。





ドキドキウインクドキドキウインクドキドキウインクドキドキウインクドキドキウインクドキドキウインクドキドキ





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あせるねーあせるねーあせるねーあせるねーあせるねーあせるねーあせる





泣く時とか寝ない時とか、自我が芽生えてきたし…育児しながらイラっとすることもある私。
産まれたばかりの時は命があるだけでありがたいことだと、あれだけ感謝の想いがあったのに、その時の想いを忘れて、それがいつの間にか当たり前になり、ああだといいな、こうなるといいな、ってだんだん欲張りになっている私。


もっと大事なこと…
産まれた時に体験した想い、あの頃の感動を忘れないようにしながら、育児をしていきたいなって思います。


って言いながら…
気持ちに余裕がなくなるとイライラして…そして反省し…この繰り返し笑い泣き


ダメだな〜
って思いながらも、またやっちゃうことって、みなさんありませんか〜??


最後まで読んでくださり、ありがとうございました
キラキラ