diary 災害時での『キャッシュレス』の脆弱性、その改善が鍵かも | Love! Music& Love! Life

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☆7月2日☆

基本曇り空で、時折っ晴れ間とかが見せた
今日・2日の名古屋市内、我が街の空模様。

明日は一気に気温が上がるとかで、水分
補給とかには、より一層気をつけたいです。

さて、『キャッシュレス』社会推進に関して
このような記事が。

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「キャッシュレス弱者」への支援策急務
高齢者ら現金払い多く 新紙幣発行で
https://www.sankei.com/article/20240702-TPZR3BEKLRNLJK5ECYIMBUOLXI/

7月3日の新紙幣発行でキャッシュレス
化が進むとみられる一方、スマートフォン
への設定やセキュリティーへの不安が壁に
なり、現金で支払っている人も高齢者を
中心に多い。「キャッシュレス弱者」への
支援が求められる。

「現金で払わないと、いくら使ったか
実感がなく不安」

昆布のつくだ煮を製造・販売する「舞昆の
こうはら」(大阪市住之江区)の店舗を
訪れる高齢者からは、そうした言葉が
漏れるという。利用客の約7割が60代
以上の高齢者で、現金決済が多い。
手元の現金残高で支出を管理する利用客も
少なくないといい、同社は
「完全キャッシュレス化」には慎重だ。

効率化のため一部の店舗に導入している
自動釣り銭機の新紙幣対応が進んで
いないこともあり、同社は1日、7月の
期間限定で、旧紙幣だけで買える
「夏の福袋」を大阪府内全13店舗で
売り出し、反応は上々という。

消費者庁の令和3年版消費者白書に
よると、調査に対して「キャッシュレス
決済を使っている」と答えた人の割合は
全体で58・6%。年齢別では30代の
80・6%が最も高く、60代でも
57・3%だったが、70歳以上では
29・7%と少なかった。

高齢者は視力などが衰えることで、
キャッシュレスの設定に必要なスマート
フォンなどのIT機器を扱いづらくなり、
従来通りの現金払いに頼る傾向があると
みられる。セキュリティーに対する
不安も根強いとされる。

ただ、日本総合研究所関西経済研究
センターの藤山光雄所長は「これまで
スーパーなどでキャッシュレス決済が
導入された際、財布から小銭を取り出し
たり、数えたりする手間が省けたことで
『便利になった』と高齢者らに受け入れ
られてきた経緯がある」と指摘。

そのうえで「キャッシュレス決済に
ついて身近な人が教えることももちろん
だが、店舗や企業がサポートすることで、
長期的にみたときに(店員などの)人手
不足の解消も期待される」と話す。
(田村慶子、清水更沙)

(産経新聞 2024/7/2 19:01
田村 慶子)
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とあるのだが、キャッシュレスへの最大の
不安材料は、「災害時には機能しない」と
いう点ではないのだろうか。

13年前の「3.11」でインフラがダウンした
東北地方など被災地は、電気などインフラが
復旧するまでキャッシュレス決済が機能しな
かったとか。

そうでなくても、停電だったりデータを管理
するサーバーが何らかの原因で機能しない時、
キャッシュレス決済が不可能になる、いわば
「『キャッシュレス』決済の脆弱性」を改善
しない限り、高齢層のキャッシュレス決済
への以降は難しい、私はそう考えます。