diary 「セクシー田中さん」問題、日テレが報告書 | Love! Music& Love! Life

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☆5月31日☆

原作の漫画家さんが命を失うこととなった
日本テレビ制作のドラマ『セクシー田中さん』
問題、今日、日テレが調査報告書を公表した。

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原作者・脚本家の板挟みになった日テレ 
認識甘く契約書もなし 
「セクシー田中さん」問題
https://www.sankei.com/article/20240531-4M5V6SO47NJB3JVNZZFNMOPVJY/

日本テレビが31日に公表した「セクシー
田中さん」問題の調査報告書には、同局が
原作改変に対する認識の違いから原作側と
脚本家の間で板挟みとなり、身動きが
取れなくなっていく様子が克明に記された。
社内特別調査チームのメンバーで外部
有識者として参加した国松崇弁護士は
同日の説明会で、「契約があれば全て
防げたわけではない」としつつ、事前に
書面で契約条件などが示されなかった
ことが問題を複雑化させたとして、
「説明が基本的に足りていなかった」と
断じた。

原作改変の認識に違い

報告書によると、制作がスタートした令和
5年3月当初から、「必ず原作に忠実に」
と考える芦原妃名子さん、小学館の原作側
と、「ドラマ制作のプロである自分たちが
提案し、よりよいドラマを作る」とする
日テレなどの制作側とは、原作改変に対する
認識に違いがあった。さらに同局は
「オリジナル展開になる終盤は原作者が
脚本を書くこともあり得る」とした芦原さん
の条件を認識していなかったため、脚本家に
伝えないまま執筆を依頼していた。

撮影開始後も、副主人公の解釈などを
めぐって意見の食い違いが生じた。原作側
から一部シーンの撮り直しを求められ、
未撮影にもかかわらず同局が撮影済みと
答えたことで、芦原さんは「制作サイド
から何を言われても信用できない」と
思うに至ったという。

出版社が芦原さんの意向を柔らかく伝えて
いたこともあって、かみ合わないやりとりが
続いていた。脚本家が「芦原さんの要望に
目を通すのがつらい」と内々で伝えたことが
直接芦原さん本人に伝わってしまったことも
あり、芦原さんは「脚本家が降板しないと
地上波放送や2次使用を全て差し止める」
と態度を硬化させた。

契約書なしが影響も

一方で、脚本家は「青天の霹靂(へきれき)」
と「驚愕」しつつ最後の9、10話の降板を
受け入れたものの、「脚本協力」「監修」
などで名前を出すよう要望。原作側に反対
されたことで「1~8話の配信などの2次
利用について、脚本家としての著作権を
行使する」可能性を示唆した。

報告書では、この時点で双方と契約書を
交わしていなかったことが「日本テレビの
立ち位置を難しくした原因の一つ」であり、
「原作者と脚本家の板挟み状態になって
しまった」としている。調査チーム責任者の
山田克也執行役員は「番組を意見を闘わせず
に作ることは難しいが、こちらの思いを書面
で伝えていくことは重要だ」などと話した。
(三宅令)

(産経新聞 2024/5/31 18:28
三宅 令)
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日テレさんやドラマの脚本家さんの言い分
もあるだろうが、原作作品を尊重すると
いう姿勢やスタンスがあれば、今回の件の
ように、原作者さんが命を閉じる結果には
ならなかった、それだけ作家は作品に命を
掛けている、そこを軽視した結果だと私は
思いますし、「原作者と脚本家の間で板挟み」
ということ自体、間違いであると思います。

原作を利用して、自分たち(ドラマPとか
脚本家とか)が好き勝手が出来ないから、
最初から原作者をスルーするような行動を
していたのでは!?とも感じます。

なぜ、テレビ局は「テレビ局側の人間」が
原作者よりも「優位」だと思っているのか、
それこそテレビの驕りで有り原作者軽視・
作品軽視だとも私は思いますが。