diary 芦原妃名子さん死去に関する鴻上尚史氏の見解 | Love! Music& Love! Life

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☆2月4日☆

明日は首都圏の平野部でも降雪・積雪が予想
され、交通網が麻痺するという予報が出て
いるので、首都圏の方々は本当に気象情報や
実際の天候に注意して欲しいと思います。

さて、小説家の芦原妃名子さん死去に関する
件、未だに収束に向かう気配が無いのですが、
そんな中で劇作家・演出家の鴻上尚史氏が
ご自身の見解を述べられたとか。

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鴻上尚史氏 「問題は、原作者と脚本家
ではなく、出版社とテレビ局」 
芦原妃名子さん死去に言及
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/02/04/kiji/20240204s00041000656000c.html

劇作家・演出家の鴻上尚史氏(65)が4日、
自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年
10月期に日本テレビ系で放送された漫画
「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の
芦原妃名子さん(享年50)が先月29日に
死去した問題について、言及した。
 
鴻上氏はこれまで主に舞台の脚本や演出を
多数手がけているが、テレビドラマの
脚本も担当した経験がある。

「痛ましい出来事の激震が続いています。
僕自身、原作を提供したこともあるし、
脚色したこともあります。僕はずっと
今回の悲劇を『原作者と脚本家』の問題に
してはいけないと思っていました」と見解。

「原作者さんの中には、『絶対に変えないで
欲しい』と要望する人もいるし『おまかせ
します』と言う人もいます。それは、
いいとか悪いの問題ではなく、原作者さんの
個人の判断です。問題は、『変えないで
欲しい』という原作者さんの意向をちゃん
と出版社が伝えたかどうかです」と指摘。

さらに「そして、それをちゃんとテレビ局が
受け止めたかどうかです。そして、もっと
大切なのは、その要望が違っていた時に、
それに対して対応するのは、原作者個人
ではなく、原作者側に立つ出版社であり、
その変更の要望を対応するのも、脚本家の
前にテレビ局、つまりプロデューサーです。
プロデューサーが『絶対に変えないで
欲しい』という原作者さんの意向を
どれぐらいのレベルで伝えたのか。そして、
出版社は、どれぐらいの熱意で、その言葉
をテレビ局に伝えたのか」とプロセスが
適切だったのかについて疑問を投げかけた。

「そこを問題にしないまま、『原作を
変えることは是か非か』という論点に
シフトすることは、意味がないと僕は
思っています」とした。

「海猿」の原作者で漫画家の佐藤秀峰氏が、
「海猿」映像化の際に自身が経験した
トラブルを明かしたnoteを引用し、「この
佐藤秀峰さんの文章は、はっきりと出版社も
テレビ局も、原作者の意向を無視し、原作者
の立場を守ろうとしていないという痛切な
事実が綴られています。その経済的な要求と
脚本家の立場をイコールにしてはいけない
と思います。問題は、原作者と脚本家では
なく、出版社とテレビ局です。そう思います」
と記した。

「セクシー田中さん」をめぐっては、作品の
脚本家が自身のインスタグラムで、原作者に
よる脚本執筆となったと明かしていた。
その後、芦原さんは26日に更新した自身の
Xで、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、
自らが9、10話の脚本を書くことになった
として視聴者に向けて謝罪。当初提示して
いた「漫画に忠実に描く」などの条件が
反故になっていたと明かした。その後、
Xの投稿は削除され、29日に訃報
が発表された。

◆いのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時

(スポニチアネックス 2024年2月4日 20:45)
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今回の場合、テレビ局のプロデューサーが
演者に原作には無いベリーダンスを踊る
場面をドラマに入れることを意図して、
『ドラマの脚本が書き上がる前に』該当の
演者に要請していたことを思うと、どんなに
原作者と話し合っていても、最初から約束を
破るつもりだったと思う(守るのなら、この
ダンスの準備という指示を演者にはしない
と思うが)ことを見ても、まず説明責任が
あるのは、このドラマのプロデューサーと
原作者の意に沿わない脚本を書き続けた
脚本家、この方々であると思います。

そして、プロデューサーやドラマ脚本家が
先生の死去に真摯に向き合うことをして
いないから、こうして視聴者や過去テレビで
ドラマ化やアニメ化された作品の作家や漫画
家という先生方から声が上がっているのでは
ないのでしょうか。

そして、自らの立場を正当化しようと最初に
「お気持ち」をSNSに投稿した脚本家氏が
先生の死去のキッカケになった以上、自らの
軽挙妄動について責任を取るべきでは!?と
思うのですが。

こんな人の気持ちが分からないプロデューサー
とか脚本家がいるテレビ局が、どうやって
『愛は地球を救う』とか言えるのでしょうか。
せめて、人としての良心があるのなら、自ら
の過ちを認め謝罪するのが「人として」の
最低限なすべきことと私は考えます。