diary 新造の鉄道車両から防犯カメラ設置義務化実施 | Love! Music& Love! Life

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☆10月14日☆

10月も約半月が終わろうとしています。

プロ野球(NPB)ではクライマックスシリーズ
(CS)のファーストステージがセ・パ両方で
始まりました。我がタイガースと対戦する
ことになるのは、カープ?ベイスターズ?
気になるところです。

さて、夕食前にニュースを見ていたら、
電車に防犯カメラが搭載されるという話が。

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新造の鉄道車両に防犯カメラ
「安全」見守り異常を察知、設置義務15日施行
https://www.sankei.com/article/20231014-WEARAOXPCNJHXNAGKUHKSZZZAE/

列車内で乗客が襲われる事件が相次いだ
ことを受け、国土交通省は15日、新たに
導入する鉄道車両への防犯カメラ設置を
義務付ける改正省令を施行する。新幹線
の全路線と乗客の多い大都市圏の在来線が
対象で、安全対策は強化される一方、
プライバシー保護や維持管理コストの
負担などの問題もある。不特定多数の人が
利用する鉄道の安全は担保されるのか。
(大竹直樹)

列車内への防犯カメラ設置義務化の議論は、
令和3年に京王線や小田急線で相次いだ
乗客刺傷事件を契機に始まった。事件の
あった京王線の車両には防犯カメラが設置
されておらず、乗務員が車内の詳しい状況
を把握できなかったが、小田急線の車両
には防犯カメラがあり、事件後に発生当時
の乗客の避難行動なども検証できたためだ。

国交省は防犯設備などの技術基準見直しに
関する有識者検討会で議論を重ね、6月に
設置義務化の方針を決めた。鉄道評論家の
川島令三氏は「鉄道の安全のためには
必要な措置。犯罪の抑止にもつながる」と
指摘する。

義務化の対象となるのは新幹線のほか、
「輸送密度」と呼ばれる1キロ当たりの
1日平均乗客数が10万人以上の在来線。
乗務員が車内を把握しやすい1~2両の
短い編成の列車は除外される。

新幹線は北海道から九州まで、ほぼ全ての
車両で設置済み。首都圏では東京五輪・
パラリンピックのテロ対策などもあって
設置が進み、JR東日本は首都圏の在来線
全車両(約8500両)で完了している。

鉄道の安全に詳しい関西大の安部誠治
名誉教授(交通政策論)は「カメラの
設置で犯罪を思いとどまる人がいるかと
いえば難しい」と抑止効果には懐疑的だが、
「最大のメリットは、車内の状況を
モニターすることで被害の拡大を防止
できることにある」と強調する。

新幹線ではすでに、列車の運行を管理する
指令など離れた場所から車内の映像を
リアルタイムで確認できるシステムの
導入が進む。「車内の非常ボタンが
押されたら、指令がすぐに異常を察知し、
車内状況を把握できる」(安部氏)。
車両を緊急停止させるかどうかの判断や、
警察・消防への通報など速やかな対応が
可能になるという。

在来線でも、JR東が今年度中に山手線
の車両1編成に映像を指令などで確認
できるシステムを試験導入する。車内の
非常通話装置が使用されると指令の
アラームが鳴り異常を知らせる仕組みで、
有用性を検証した上で全編成に展開予定だ。

国交省は9月、各地方運輸局に事務連絡
を発出し、鉄道会社にプライバシー保護に
努めるよう注意を促したほか、「車内に
『防犯カメラ作動中』というステッカーを
貼っており、旅客に撮影されていることを
伝えている」(担当者)という。

プライバシーへの配慮については鉄道会社
の判断に委ねられているが、JR東は
「セキュリティー管理を厳格に行っている。
閲覧できる者を限定し、業務上・公益上の
必要がなければ閲覧できない」と話す。

一方、防犯カメラの設置費用は鉄道会社の
負担となり、保有する車両が多ければメンテ
ナンス費用もかさむ。設置率向上のために
国の支援を求める声もあるが、安部氏は
「安全には代えられない。被害拡大を抑える
ためにも防犯カメラの設置は重要で、費用の
問題は鉄道事業者が努力すべきだ」との
見解を示した。

(産経新聞 2023/10/14 19:23)
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確かに「密室」となる電車内、特に混雑時の
通勤通学電車には「防犯」の意味からも必要
だと思います。

しかしながら、記事にも書かれているように
・『乗客のプライバシー』をどう守るのか
・設置費用(車輌製造のコスト増)を誰が
負担するのか
という部分では、より詳細なところまで取り
決めをすべきでは?と個人的に思います。

それこそ、海外に億単位の援助をするよりは、
このカメラ設置費用に援助することを優先
すべきでは!?と、個人的にそんなことを
思ったりしながら読んでいたのでした。。。