『話し合い(急がば回れ)』

僕には大好きな妻がいます。
(彼女のことを書くときは前もって相談しています)

彼女と一緒になってよかったこと、いっぱいありますが、そのうちの一つに話し合い(向き合い)の大切さを身に染みて知ったことと、話し合いへの耐力がついたことがあります。

僕ら夫婦は、あくまでも自分の基準ですが、これでもかってくらい話し合い向き合ってすり合わせて来たと思います。
お陰で、まだ付き合ってから5年くらいですが、結構成熟してきている実感があります。

「話し合い」むっちゃ面倒くさいです。
ストレスも半端じゃないです。
多分それは、皆さんもそうじゃないかなって思います。
それでも向き合ってこれたのは、お互いの未来を見てこれたこととお互いが決して逃げなかったこと、そして尊重し合ったことが要因だと思います。

無茶苦茶時間かけて、立ち止まって、苦しい想いして話し合い、向き合う。一見遠回りしているようだけど、実は充実した日々を過ごすには一番近道のように思います。

面倒を避け、近道を行っているようなつもりが実はずっとキツイ道を歩いて遠回りしていた。なんてことは多々あるのではないでしょうか。

周りを見渡すと、なんとなくですが傾向的に男性、特に年配の方が話し合いや向き合いが苦手というか面倒くさがるように思います。

高倉健さんや、菅原文太さんの影響でしょうか。
男は背中で語る、みたいなことなのかもしれません。

うちの父もゆっくり話し合うことを嫌います。

僕も言葉を使わずにわかり合えたら、それは素晴らしいなって思います。言葉って便利なツールだけど、便利なモノには反作用も大きくあると思っています。

きっと太古の時代は言葉なんかなかったんじゃないかななんて想いを馳せるときもあります。

でも、今の時代は言葉を使わないと無理だと思います。

社会で、コミニティーで、補い合って支え合っていくには話し合い向き合い分かち合う必要があると思います。

立ち止まって話し合う時間、何も進んでいないかのようですが、わかち合えたらその後のスピードはとても早いです。苦痛も少なくなります。

「急がば回れ」
僕の好きな言葉の一つです。

遠回りこそが実は最短距離。

そんな風に思って生きています。

何も役に立っていないようなことが人生の宝だったりします。

僕にとってアトピーもその一つです。

『話し合い』を一つの入り口に『急がば回れ』の話をしたくて書きました。