ある書店で、文庫本の棚を見ていたら、すしダネと、そのもとのお魚がセットで掲載されている『すし本」という使えそうな文庫があったので購入。  

 

   

表紙

 

(本書の概要)

 

すしダネを楽しく学べるハンドブックです。「予約必須の高級すし店」や「こだわりの頑固職人」、食事マナーや食べる順番……。たしかにそんな世界もあるけれど、実はもっと気楽で、自由で、幸せな場所が「すし屋さん」。知らないことは聞けばいい。感じたことを素直に発すればいい。それくらい肩の力を抜いて、すしの美味しさを楽しんでいただきたい。そんな思いを大前提に、この本を書きました。(「はじめに」より)

 

(目 次)

 

107種類の寿司だねが紹介されていて、それらは、次の7つに分類されています。

1  赤身
2  光り物
3  白身
4  イカ・タコ
5  貝
6  エビ・カニ
7  長物
8  魚卵・ウニなど

 

(感想など)

 

僕は、海無し県の長野県出身で、現在もそこに住んでいるので、お魚の種類がさっぱりわかりません。寿司屋さんで訊ねることもありますが、簡便にわかりやすい図鑑のような本があればと、以前から思っていました。

 

この本は、そんなニーズに応えるものです。すしダネと釣り上げたお魚が、見開きでる見ることのできるのが、特にありがたく、知らないネタを注文するのにも役立ちます。また、美味しい食べ方も記されていて、配慮が行き届いています。

 

コンパクトな文庫本なので、例えば、札幌旅行に持っていって、その土地のものを注文するのにも良さそうです。著者の岡田さんは、すし職人歴27年、釣りも行っていて、その経歴が反映されている良書です。

 

(著者の紹介

 

【著者の岡田大介さん関連のホームページ】

酢飯屋グローバルトップ / 文京区水道、江戸川橋にある寿司、カフェ、ギャラリーの複合店 (sumeshiya.com)

 

(本書のページから)

2024年5月15日第一刷発行となっていて、ごく最近発行された書き下ろしの文庫本です。

 

 

すし界の絶対王者「クロマグロ」から、始まります。
 

 

左側には、クロマグロの解説も。

 

 

 

サワラ。著者の嬉しそうな顔とサワラそのものが写っています。サワラは「光り物」に分類されています。

 

 

 

ノドグロ。左ページ下段の写真で、ノドグロと呼ばれるわけがわかりました。喉が真っ黒です。高級品ですが、北陸で食べたことはあります。白身の魚に分類されています。

 

 

 

ホッケ。かなり前ですが、札幌旅行で初めてホッケの寿司をいただきました。それまでは、ホッケが生で食べることが出来るとは思ってもみませんでした。白身の魚ですが、濃厚な味わいで、また、いただきたい。

 

 

ハナサキガニのお寿司は、未体験なので、ぜひ、北海道に出かけた際にいただいてみたい。

 

(本書のカバー裏)