メイズランなー3

 

今宵は2018年制作の「メイズ・ランナー3:最期の迷宮」!

初回限定アウターケース仕様。

ジェームズ・ダシュナーによるSFサスペンス・スリラーを映画化した3部作の最終作品。第1作が“迷路”、第2作が“砂漠”ときて、最終章の本作が“都市”と、毎回異なる舞台で作られた作品。全ての謎が解き明かされる訳でもなく物語は展開していく。前にも増して、スピード感、躍動感、緊迫感が上がっているし、登場人物も前作から継投していて違和感なしに没入できる作品ではある。

 

WCKD(世界災害対策本部)によるRAのベースキャンプ襲撃により、捕らえられてしまった仲間を救うべく、トーマス(ディラン・オブライエン)らは、移送列車を強襲する。目的の車両を奪取することに成功するが、その中にミンホ(キー・ホン・リー)は居なかった。RAは楽園への移動をすることになったが、トーマスはミンホを救出すべく、一人で“都市”へ赴こうとするのだが……という流れ。

 

前2作の舞台と異なり、近未来的な都市での攻防戦なので、それまでと違った感覚で観ることが出来て面白かった。ただ、建物内も迷路を意識して作られているが、どうしても第1作目のインパクトに比べると弱くなった気がする。VFXを多用した映像は、迫力もあり、見応えはあったので良しとしよう。一応、完結したものの謎は残ったままなのが、モヤっとするが、それを解消するには映画化されていない小説(4,5巻)を読むしかないんだろうな。

メイズランナー2

 

今宵は2015年制作の「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」!

初回限定アウターケース仕様。

ジェームズ・ダシュナーによるSFサスペンスを映画化した3部作の第2作目。前作が囲まれた巨大迷路を主とした脱出劇なら、本作は囲いの無い砂漠と荒廃した都市を主とする脱出劇。舞台設定は異なるものスピード感、躍動感、緊迫感どれもが高水準で維持されている作品。主要な登場人物も前作から継投されているし、監督も再度ウェス・ボールが務めている。

 

迷路からどうにか脱出したトーマス(ディラン・オブライエン)は、自分たちが謎のフレア・ウイルスによる伝染病の血清を作るための免疫を持つ人間であることを知る。そして、その組織“WCKD”の迷路から逃れる時、救出に来てくれた軍用ヘリで砂漠地帯へ移動し、ジャンソンという男の世話になることになる。その施設には、他の迷路から脱出してきた少年年少女が既に暮らしていた。衣食住を提供されることに不満は無いが、トーマスは何故か違和感を感じていて……という設定。

 

前作では迷路に「グリーパー」というクリーチャーがいたが、本作ではそれに代わり、フレア・ウイルス感染症者の成れの果ての姿である「クランク」が緊迫感を高めてくれ、ドキドキして観られた。少しずつ解き明かされる謎や、銃撃戦等、前作以上の見どころがあったと思う。話の展開も大きく動き、裏切者が出たりと今後どうなるの的に最終作への期待度が上がりまくり。本作ではちょっとしか出ないけど、ソーニャ役のキャサリン・マクナマラがなかなか美しく。金髪も綺麗だった。

メイズランナー

 

今宵は2014年制作の「メイズ・ランナー」!

初回限定アウターケース仕様

ジェームズ・ダシュナーが2005年に発表したSFスリラー小説を原作として映画化された作品。小説は5部作だが、映画はメインとなる3作目までを映画化したうちの第1作目。巨大な迷路の中央に配置された少年たちが如何にして脱出をするかを描いた作品で、単純には考えれば閉鎖空間なのだが、迷路が巨大すぎて閉塞感があまり感じ無い作品。その一方で、謎が謎を呼ぶ構成となっていて観るものを飽きさせないよう仕上がっている。

 

上昇するエレベーターの中で気が付いた少年(ディラン・オブライエン)は、パニックになりながらも終点に到着する。そこには数多くの青少年が共同生活をしていて、四方を高い岩壁で囲まれた場所だった。少年は以前の記憶が全くなく、自分が何者か、何故ここにいるのかもわからない状態だった。そんな彼に古参のアルビー (アムル・アミーン)が、いろいろと教えてくれる。その夜、「新入り」とからかわれた少年は、ギャリー(ウィル・ポールター)に煽られ、相撲をとっている最中に自分の名前はトーマスだと思い出し……という導入。

 

スピード感、躍動感、緊迫感どれもが高水準で描かれた作品で、ワクワクしながら観ることが出来た。また、謎も散りばめられていて、面白さ倍増にとなっている。何故彼らはここに集めれられたのか、何故ここに来る前の記憶が無いのか、何故名前だけは思い出せるのか等々の謎がこれから解き明かされていくと思うと本作以降も楽しみである。テレサ役のカヤ・スコデラリオはなかなか美しいと思いつつ、「あ、パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊のカリーナ・スミスか。」と思い出し納得。

マレフィセント

 

今宵は2014年制作の「マレフィセント」!

原作はシャルル・ペローの童話「眠れる森の美女」で、それをディズニーが1959年にアニメ化した作品の実写版リメイクとして製作されたファンタジー作品。特筆すべき点は、悪役マレフィセントの視線で描かれていることと、その役をアンジーことアンジェリーナ・ジョリーが演じているところ。それも完全な悪役として描くのではなく、人間に裏切られた妖精が魔女になり、娘への愛に目覚める母親となっていく変遷を描いたヒューマン・ドラマでもある。

 

ヘンリー王が支配する人間の王国と隣接する妖精の国ムーア。この二国間では対立が続き、統一できるのは英雄か、邪悪なる者のいずれかと言われていた。ある日、人間の子供ステファンは、妖精の国に入り込み、翼を持つ妖精の少女マレフィセントに出会う。その後、何度も二人で時を過ごし、互いに恋に落ち、マレフィセントの16歳の誕生日に「真実の愛のキス」を捧げる。が、その愛は永遠のものとはならず……という前振り。

 

アンジーの演じるマレフィセントがアニメ版そのものに見えるくらいはまり役。怖いけど優しいそんな姿を充分に見せてくれるので、楽しく見られた。マレフィセントの視線で描かれているためか、人間側が欲望に満ちた悪役っぽく描かれていて、善悪が逆転しているような感覚になる。SFXも多用されていて、美しい映像に仕上がっている点も見所。オーロラ姫役のエル・ファニングの透明感のある美しさと気品でこれまたはまり役だった。

 

 

 

 

テッド2

 

今宵は2015年制作の「テッド 2」!

魂を宿した毒舌クマのヌイグルミ「テディ」と中年男ジョン・ベネットが織りなす一応、ドタバタ・ファンタジー・コメディの第2作目。前作同様に監督・脚本・製作をセス・マクファーレンが担い、主演も前作同様にマーク・ウォールバーグとマクファーレンが務めている。前作と異なるのは、本作では「テッド」に焦点が当てられて作成されている。また、過去の映画に対するパロディ(オマージュ)熱が相変わらず強い作品。

 

ジョン・ベネット(M・ウォールバーグ)は、ロリーとの結婚生活に破綻をきたして離婚して落ち込んでいた。そんな彼を尻目にテッドがガールフレンドだった、タミ=リンと結婚することとなる。幸せな結婚式から1年後、テッドとタミは些細なことから夫婦喧嘩が勃発し、夫婦仲の危機が生じていた。その危機を乗り越えるためにテッドは子供を作ることを計画するのだが……という前振り。

 

この第2作目も倫理観を求めず観ないとダメ。ただ、前作で全開していたインパクトは、少なくなってしまったように感じられた。勿論。テッドとジョンのやり取りや言動も面白いのだが、一味足らない感じがした。とはいえ、随所に出てくる映画のパロディは、またしても映画好きを楽しませてくれる。今回はコミコン会場も舞台にしたため、色々なキャラのコスプレも登場するし、カメオ出演もあったりして、本筋とは別にそっちを楽しむのも一興かな。

テッド

 

今宵は2012年制作の「テッド」!

魂を宿したクマのヌイグルミ「テディ」と27年間一緒に過ごした中年男のジョン・ベネット(マーク・ウォールバーグ)のドタバタコメディ。但し、どちらかと言うとブラック・コメディ色が濃く、過激な描写や卑猥な言葉が連発するため各国でR指定となった作品で、日本でもR+15として公開された。随所に過去映画のパロディ(オマージュ)が込められているので、それを探すのも映画好きの心を擽るように仕上げてある。

 

友人の出来なかったジョンは、クリスマスにもらったテディ・ベアを唯一の友として暮らしていた。そして、「テディが喋れるように」と願うとそれが現実のものとなり、一時期は、喋るヌイグルミとして持てはやされたが、それから27年、今や毒舌中年熊のテディと35歳の夢見る中年男になっていた。それでもジョンには、ロニー(ミラ・キュニス)という恋人も出来て、2人と1匹で共同生活をしていたのだが……という設定。

 

まず、この映画に倫理観を求めちゃダメだね。笑って許せるくらいの度量がないと面白さは伝わってこない(と思う)。下ネタのオンパレードなので、日本語訳した人も大変だったろうな(そこは、今年観たワン・バトル~に通じる)。字幕にうまい棒とか、くまモンとかガチャピンって出てくると笑っちゃうし。あと、たくさん映画のパロディがあるから探しながら観るのも面白い(大変だが)し、本人が本人役で出てる場面もあり、見所一杯で楽しめた。

グリーンホーネット

 

今宵は2011年制作の「グリーン・ホーネット」!

元々はアメリカのテレビやラジオのドラマで、のちにコミック化された同名作品を映画化したもの。本作以前にテレビドラマを編集した映画版(ブルース・リーが出ていた)もあるが、全くの別物。新聞社の若き社長ブリッド・リード(セス・ローゲン))とその相棒カトー(ジェイ・チョウ)がロサンゼルスの街から「悪党を一掃する」を名目に“グリーン・ホーネット”を名乗りハチャメチャする作品。

 

父が蜂に刺されて亡くなったため、デイリー・センチネル新聞社を継いだブリットは、上海出身の日本人で父の運転手兼エンジニア兼バリスタのカトー(加藤?)と珈琲を切っ掛けに出会ったことで、今までの放蕩息子ぶりを恥じて、社会のために生きようとする。そして、ちょっとズレた正義感の元、カトーが開発した車「ブラック・ビューティー」を走らせ、濃緑の仮面とスーツに身を包み、”グリーン・ホーネット”として、自社の新聞で煽り記事を掲載し……とうい導入。

 

ブリットにもカトーにも感情移入できないまま、ドンパチ激しい映像を観て楽しんだ、という感じ。ブラック・ビューティー号のギミックは男心を擽る仕様でなかなか優れもの。一説には、原作者が同じジョージ・W・トレンドルということから、グリーン・ホーネット(ブリット・リード)はローン・レンジャー(ジョン・リード)の末裔で、相棒トントあたるキャラがカトーという設定だというのもあるとのこと。しかし、キャメロン・ディアスの使い方はもったいないな。

幕末伝

 

2025年12月19日公開の「新解釈・幕末伝」!

皆が知っている激動の幕末を福田雄一監督が、これまでと異なる新たな切り口で描く歴史エンタテインメント+コメディ。福田作品では、おなじみのムロツヨシ(坂本竜馬役)と佐藤二朗(西郷隆盛役)がW主演を務めている。平穏に260年続いた江戸時代が終わりを迎えようとしていた1800年代中期=幕末を舞台に通説で知られている実在の人物を次から次と登場させ、面白可笑しく、でも歴史を曲解させずにユーモアを前面に出そうとした作品。

 

歴史学者の小石川二郎(市村正親)が自分なりの幕末の歴史解説を始める。下田沖にペリーの黒船が停泊していることを知った吉田松陰(高橋克実)・桂小五郎(山田孝之)・坂本龍馬(ムロツヨシ)・西郷隆盛(佐藤二朗)の4人が一堂に会し密航を企てるが失敗に終わる。その後、京に上った竜馬は勝海舟(渡部篤郎)の門下生となり、勝の護衛役に岡田以蔵(岩田剛典)を付け、街中を歩いていると、勤王派の絡まれてしまうが、“人斬り以蔵”が全て切り捨てる。そして、茶屋に入っていると近藤勇(小手伸也)・土方歳三(松山ケンイチ)・沖田総司(倉悠貴)と同席するはめになり……という展開。

 

レビューとかだと低評価が多い作品。確かにムロツヨシが単に喚いている印象が強く残り過ぎてしまい、残念な感じではあった。部分的には笑かしてくれるところ、例えば、おりょう(広瀬アリス)の場面や、笑顔無しの土方(松山)の場面とかは面白かったんだけどね。また、演者と役柄は凄く嵌っていたのでそこは楽しめた。ま、福田監督率いる福田組の映画を初めて観たので、これ一本でどうこう言えないが、「ちょっと強引に笑いに走りすぎて、滑った」みたいな感覚を植え付けられたB級映画の気がする。

 

 

 

 

 

 

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2025年12月19日 日本公開の「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」!
ジェームス・キャメロン監督によるアバターシリーズ第3作目。パンドラを舞台に第1作は「森」、第2作は「海」を軸に据え、テーマを対人類として描いてきたが、本作は「炎」をテーマに、対人類以外に新たにナヴィ同士の戦いも含まれて描かれている。今回も壮大なスケールの映像で、その美しさは日増しに進化しているかのようである。監督はご存じジェームス・キャメロンだが、この3作目で71歳、残り2作をしっかり完成させて欲しいものだ。

 

海の民メトカイナ族のコロニーに定住していたサリー家は、先の戦いで亡くなった長男ネテヤムの死をまだ受け入れきれずにいた。そんな中、人間の子であるスパイダーはジェイクたちと共にコロニーに来ていたが、酸素マスク無しではパンドラの大気の中では生きていけなかった。酸素マスクの予備も限られているためジェイク(サム・ワーシントン)は、彼を基地に戻そうと考える。初めは嫌がっていたスパイダーもサリー家全員で見送るということで納得し、訪れていた風の民のキャラバンに同乗させてもらい、移動を開始したが……という前振り。

 

第1作から一貫しているテーマとしての自然環境保全や生物保護、異文化理解等々を基軸にサリー家の家族の絆や他部族との交流を絡めて描くというものが本作でも踏襲されていたと思う。今までの人類(=スカイ・ピープル)だけが敵ではなく、“エイワ”が助けてくれなかったという過去を持つ「炎の民=アッシュ族」も加わり、激しい戦いが繰り広げられるので面白かったし、やはり3Dで観ると臨場感が増して面白かった。尻尾巻いて逃げたアッシュ族の長ヴァラン(ウーナ・チャップリン)は、あの喜劇王チャールズ・チャップリンの孫娘とのこと。

ローン・レンジャー

 

今宵は2013年制作の「ローン・レンジャー」!

元々は西部劇を題材としたラジオドラマだったのが、アメリカン・コミック化、テレビドラ化、映画化と各種媒体で制作された。本作は映画化としては第5作品目にあたる。物語の進行は、1933年サンフランシスコのとある遊園地に展示されていた老いたインディアンの蝋人形が、ローン・レンジャーに扮していた客として来ていた少年の前で動き出し、回想としての物語を語り始めという予想外のスタートで幕が開く。内容は、アクション・西部劇の一言につきる。

 

時は1869年、極悪人キャヴェンディッシュ(ウィリアム・フィクナー)は処刑のため、列車で移送中されていた。彼の隣には何かいわくありげな先住民のトント(ジョニー・デップ)も同様に鎖で縛られた。列車がテキサス州コルビーに近づいたときキャヴェンディッシュの仲間が列車を襲い、脱走を計画していた。列車の異変に気付いた乗客の一人である新米検事ジョン・リード(アーミー・ハマー)は、護送車両にやってくるが、時すでに遅しの状況でジョンとトントは鎖に繋がれ、キャヴェンディッシュは逃げて行ったのだが……という導入。

 

本作は如何にして、白馬を駆る黒マスクの男「ローン・レンジャー」が誕生したのかを知るという部分のお話が中心だが、結構面白く、列車のシーンは迫力があった。また、ジョンとトントの凸凹コンビもなかなか様になっていて楽しめた。日本ではテレビドラマや漫画で流行り、ローン・レンジャーが白馬に跨り発する「ハイヨー、シルバー」の掛け声や、インディアンのトントが時たま口にする「キモサベ」とか「白人嘘つき、インディアン嘘つかない」が流行り言葉のようになっていた。