久しぶりに鈴鹿スポーツ走行に行ってきました。
3月のレース以来です。

$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ


3月に東コースのレースで、
バイクセッティング以外に一つ改善したいことがありました。
スロットル開度の大きさです。

SP-1もノーマルのスロットルホルダーを使っていて、
ちょっと開度が大きいなと思ってましたが、それほど苦にならずになんとかいけてました。
が、SP-2はさらに開度が大きく、手首が回りきらないのです。

開度が大きいと言っても何センチも大きいわけではなく、
メカさんが調べたら、ほんの1ミリ、2ミリと言ったレベルのようですが、
乗ってみると違いがあるんですね。

ちなみに、パーシャルからスロットルを開けていく部分で握りなおしなども試しましたがどうも上手く行きませんでした。
上手く操作する人は問題なく乗れるのでしょうけどね・・・(^^;。


と言うことで「ハイスロ」を検討することになったのですが、
メカさんが部品を調べてくれたところ、'87 NSR250と共通部品の模様。
'87 NSR250はF3キットがあったので、それを移植することができました
(ただ、ワイヤーの加工が必要でした)。

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また、セッティングの部分では、
ファイナルを15-43で走っていたのですが、もうちょっとショートも検討してみる価値あるかな?と感じていた、
と言うことと、
リヤサスのイニシャルがあと2段強くできるので試してみたかったのです。

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1本目
まずはファイナルを15-45で走り出します。
東コースのS字はすごく良い感じですが、やはり全体的にショートすぎてスピードに乗らないです。
ツインエンジンはエンブレが大きいのでショートにしすぎるとコーナリングスピードが落ちてしまう
と言うデメリットがあります。
1コーナーやスプーンカーブは今までのギヤ使いで進入するとスピードが落ちすぎてしまいます。
勿論、乗り方で工夫もでき、「前閉」にするんじゃなくて、ハーフスロットルで進入すると言うテクニックもありますし、
1速高いギヤを使うこともアリですが、コース全体でどちらが有利か見極める必要もあります。
とりあえずフルコースではショート過ぎると言う印象でした。
人間の慣らしということもあり、あまり飛ばしてませんでしたが、この時点で33秒。
ベストの4秒から5秒落ちと言うところです。

一旦ピットインし、リヤサスのイニシャルを最強にして走り出します。
レースの時、いっきに6段階くらいハードにしても違いは分かりませんでしたが、
2段階強い最強にすると違いは歴然でした。
立ち上がりで極端にインにより、イン側のグラベルに落ちそうになります。
従来のコーナリングのイメージでは全然波に乗れませんでした。
ハイスロにした影響でスロットル自体が少し重くなっており、
さらにリヤサスの変更で狙ったラインが取れず、シケイン(特に最終シケイン)はメロメロで、
一つ目の右でイン側の縁石に乗り上げたり、一つ目から二つ目でスロットルを当てようとすると、
出すぎたり、慌てて戻そうとして、また二つ目の左のイン側の縁石に乗り上げたりと散々でした。
まるで初めてサーキットを走りましたって感じでしたm(_ _)m。
そんな状況で3周でピットに入ったのですが、タイムは31秒がでていました。
ベストの2秒から3秒落ちと言うタイムです。うーん、よく分かりません。


時間もあまり残っていなかったのですが、イニシャルを1段弱めた状態も試したかったので再度ピットアウト。
最強から1段戻しは、特に極端なフィーリングはなく従来のマシンの状態に近かったです。
最強と最強から1段戻しで随分違うようですが、
立ち上がりのイン付きは、東コースの最終コーナーなどではひょっとしたら化けるセッティングかも知れないと感じています。
ファイナルもS字は良かったですし、東コースのセッティングの参考になりました。

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2本目
ファイナルを15-43に変更します。
リヤサスのイニシャルは最強から1段戻しの状態です。
やはりファイナルは15-43がフルコースでは良いようです。
エンジンがギャンギャン回ってないので、走っていて速い印象は薄いのですが、
ツインの場合はいかにスピードに載せるかが重要です。
ちょうど翌週にサンデーロードレースがあるので600がいっぱい走ってましたが、
明らかに速いところと遅いところが違いますね。
マシンに関しては特に問題と言う問題も見られず一旦ピットイン。
この状態で29秒が出ていました。ベストのコンマ数秒落ち。
やはりファイナル変更はタイムにも影響しています。

今度はファイルをロングに戻した状態で、リヤサスのイニシャルをもう一度最強に振ってピットアウトします。
が、1本目のような劇的な変化は見受けられません。
ファイナルが変わるとホイールベースも変わるので、その影響かと思います。
一度ダンロップでイン側に落ちそうになりましたが、
ダンロップコーナーのイン側って、変則的なのでインベタのラインでスピードが乗らないと結構落ちそうになりますので、
セッティング変更の影響ではなさそうな感じです。
この時点で結構疲れており、あまりキチンとした評価は難しかったのですが(^^;。


結局、29秒がこの日のベストで、自己ベスト更新には至りませんでした。
ただ、ヘアピン先のMCシケインや最終シケインはまだまだ駄目で、
ライディングを含めて改善の余地大ありですし、
タイヤも結構きつかったので、ダンロップやスプーン立ち上がりは、
タイヤがよければもっと開けていけるのでタイム的にはまだ伸びると思います。

ちなみにSP-2はノーマルサスですが、タイヤには厳しいですね。
SP-1についているオーリンズの方がタイヤにはやさしいです。
オーリンズも滑りますが荒れないです。

この日は小さなミスも多かったですし、現状でも1周キレイに走れば自己ベストは更新できそうな感じですが、
レースではライバルになりそうなドカティが26秒くらいで走ってましたので、
わたしもまだまだ詰めなければなりません。
レースになれば1秒くらいは詰まりそうですから、
練習でも27秒前半くらいには入れて起きたいものですね。


SP-2でフルコースを走ったのは今回で2度目ですが、SP-1より柔軟性はあるようです。
SP-1だとコースアウトしているかも、と思えるようなケースが何度かありましたが、
それほど「ヒヤッ」とすることなく収束できています。
また、先ほども書きましたが小さいミスが各所である中でも自己ベストに近いタイムが出ています。
SP-1の場合、針の穴に糸を通すような感じじゃないとタイムが出なかったのですが、
そういうことはSP-2ではないようです。


7月のレースはSP-2で行くと思いますが、2点心配な点があります。
この日、気温はそれほど上がらなかったのですが、水温は95度。
パワー感も3月のレースに感じたほどではないです。
7月のレースはもっと気温も上がるでしょうから、なんらかの対策ができればと思ってます。


もう一点はタイヤ。
今はメッツラーのレーステックK1と言うソフトコンパウンドを履いていますが、
リヤだけもう1ランクハードなK2にしようか検討中です。
ただ、テストするような余裕も無いので、ぶっつけ本番になるのが悩ましいとことろです。



SP-2、昨年まで8年かほど放置されており、その間にタンクが錆さびになってました。
大部錆取りはしたのですが、走り終わってガソリンを抜くとこの通り・・・。

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今のところ問題ないようです(^^;