3月17日に開催されたFUN&RUN 2-Wheelsに参加してきました。

わたしはVTR(1000SP-1/2)に乗ってますので、ツインエンジンのクラスであるX-Formula TWINⅠと言うクラスです。
401cc以上のツインエンジンを搭載したバイクなら何でも可と言うカテゴリーです
(勿論、ロードレースの基本的な車両規則に適合している必要がありますよ)。
VTR以外にはアプリリアRSV1000やドカティ999や1198、最新の1199パニガーレなどが走ります。

ちなみに今回は自分のSP-1ではなく、メカニックさんのSP-2を走らせます。
$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ


年間のレースカレンダーはクラスによって異なるのですが、
X-Formula TWINⅠはここ数年、3月に東コース、7月にフルコースと言う
年間2戦がスケジュールされており、今年も同様で今回は東コースのレースでした。



タイムテーブルは17日(日)の1日でも参加が可能なスケジュールになってますが、
前日の16日から選手受付、車検、特別スポーツ走行などが組まれています。
わたしは、さらに前日の15日(金)に鈴鹿のスポーツ走行(レーススケジュールではない)があったので、
15日から鈴鹿入りしました(猪名川-鈴鹿を3往復ですが(^^;)。
$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ



・3月15日(金) スポーツ走行 30分×2本
天気もよく良い感じで走れたのですが、相変わらずタイムは出ません。
何が悪いのか分からないまま走っていると、最終コーナー立ち上がりでリヤが大きくスライドします。

前回(2月23日)の東コースの練習でもリヤタイヤの消耗が激しかったので、
今回は少し古いですが、走行距離の少ないタイヤを持ってきていました。

実はこのタイヤ、少し不安があったのです。
http://ameblo.jp/azumacchi-inagawa/entry-10941888352.html#cbox
で、書いたのですが、リヤタイヤの上に設置されているバッテリーBOXが落下して、
タイヤでバッテリーを削っているんです。3分1くらい・・・。
バイクのバッテリーはマット吸収なので電解液がもれたりすることはなかったのですが、タイヤは液に触れています。

そのせいか、どうかは定かではありませんが、殆ど走ってないタイヤが30分2本でこの通り。
タイヤが変質したと言うよりも、単純にタイヤが減ってグリップしなくなったような感じではありますが・・・、原因は・・・不明です。
やっぱアカンのかなぁ・・。
$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ


そんなこともあり、ますます迷宮に入っていたのですが、
1本目の走行の時、FBでお友達のY崎さんが暫く私の後ろを走ってらしたので、
ライディングの問題がないか教えを請うことにしました。

Y崎さんいわく「ラインは悪くないが、全体的にメリハリがない」とのご指摘をいただきました。
寝かしこみが遅いのでサスも沈まないし、バイクも曲がらないのでは?
と言うようなアドバイスをいただきました。



早速午後の走行で「逆操舵」を試してみました。
寝かしこむ時に、ホンの少しだけ曲がる方向と逆にステアリングに力を入れてやるのです。
左コーナーの場合、左手でハンドルを少し押すのです(本当にハンドル切っちゃ駄目ですよ、気持ち力を入れるのです)。
そうすると、あまり力を使わずバイクは左へ寝てくれます。
実際試してみると、確かにバンキングは早くなりました。
膝を擦るポイントが早くなっています。VTRは重いので有効かも知れません。


でも、午後はタイヤを気遣い殆ど全開にしていませんので、良い方向であることは確認できたものの、
タイムは(気にするレベルではないのですが)午前中とあまり変わらず。



・3月16日(土) 特別スポーツ走行 20分×2本
昨日でタイヤを使い果たしたので、SP-1についているタイヤを持ってこようと思ってましたが、
工具一式を鈴鹿において来たので、マシンからホイールをはずせず・・・(>_<)。
こうなったらSP-1ごと持っていこう、と考えましたがラダーレールも鈴鹿のピットに置いたままm(_ _)m。

家を建てたときの廃材(コンパネ)が丁度良い長さのものが2枚あったので、
それで積み込もうと思いますが、重ねて試しに乗ってみると、人間一人で思いっきりたわみますm(_ _)m。
下に詰め物をして、やっとのことでSP-1の積み込みに成功。
鈴鹿でタイヤ交換できました。
$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ


この日はレースウィークに入ってますから、エントラントも沢山来ています。
同じクラスのライダーも沢山来ており、いよいよレースって雰囲気がでてきます。

午前の特別スポーツ走行では、皆さん気合が入っており、へなちょこな走りをしているわたしを
前回一緒に表彰台に上がったM君、I倉さん、前々回?同じピットだったS藤さんが抜いていきます。
皆さん、前よりあきらかにレベルアップされています。
正直「やばいなぁ」って感じです。

で、やや凹み気味で午後の走行に備えてトイレに行った後で、
昨日アドバイスをいただいたY崎さんに遭遇。
「どうや、よう(良く)なったか?」と詰め寄ってこられます。
こっちは正直なところタイムにはあまり反映されたないのですが、
昨日の逆操舵も含めて「フィーリングは良くなってます」と生返事(スイマセン)m(_ _)m。

ただ、自分もそろそろホンマにタイム出さんとイカンなぁとおもってたので、
この会話はかなり空気入りました。

と言うような背景もあり、午後の走行はマシンに関しては特別何もしてないのですが、
1秒から1秒半詰めることができました。
どこが、と言うことはないのですが、とりあえず一生懸命走りました。
ようやく、予選に向けてタイムアタックできる状況になったと言う状態です。


・3月17日(日) 予選/決勝
この日は、いつも手伝ってくれているH内さん以外に、前回来て頂いたKさん、FAST時代の先輩M本さんが来てくれます。
前回と違い、車検は前日に済ましておいたのでこの日は予選/決勝に集中できます。


同じVTRに乗るN村君は隣のピットです。
彼は決勝当日鈴鹿入り。余裕ですね。
「タイム出えへんねん」と言う話をしていると、「SP-2はリヤを上げなアカン」とのこと。
SP-2のリヤサスはノーマルなので車高調はついてません。
結局イニシャルを6段階くらい?ハードにセットし、ぶっつけ予選に挑むことに。


その効果かどうかは定かではありませんが、予選では58秒2までタイムが出ました。
総合で6番手、同じクラスではN村君含めて3番手です。ちょっとほっとしました(^^;。
が、目標は56秒台に置いてましたので、まだまだです。
お手伝いに来てくれたKさんが2コーナー付近で写真を取ってくれていたので、
感想を聞きながら写真を見ますが、1コーナーから2コーナーで結構ロスしているようでした。
この間のロスは走っていても感じることで、1コーナーの通過スピードが落ち過ぎているのが原因と考えますが、
なかなかすぐに改善できないですね。
ちなみにイニシャルを変えた違いは「全く分かりません」でした(^^;。

$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ
予選の走り。

$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ
N村君の走り。フォームが全然違いますね。


予選トップはN村君、ただ一人54秒台です。
2位に55秒台でNKのO西選手。Overレーシングからも8耐に出たこともある、
バリバリの国際ライダーです。

3位以下は57秒台以降なので、スタートダッシュと、もう少しタイムアップができれば
総合3位も狙えるポジションです。
N村君は今回章典外なのでクラス優勝も可能です。





決勝レース。周回数は12周です。
スタートポジションはセカンドローイン側、6番グリッドです。

$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ


$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ
記念撮影?


この日最初のレース形式の競技なので、シグナルのタイミングは計れていません。
ジャンプスタートに注意して確実なスタートを切りますが、
2台を抜いて4番手で1コーナーに進入。

もう1台行きたかったところですが、ここまでは概ね作戦通り。
予選のタイム差から見ても、S字ではそうそう抜かれそうに無いので、
最終コーナーの立ち上がりと、1コーナー進入を頑張ればポジションがキープできると言う意識で走っていました。



が、今考えると、速くもないのに「守り」に入ってしまったこのタイミングで、
今回のレースは終わってしまったのかも知れないと思っています。
3位のライダーを追うことをせず、後ろばかり気にして走ってました。
勿論、全開では走っているのですよ。自己ベストも更新しましたし・・。



レースは4位のポジションで淡々と周回します。
サインボードでは後ろとの差は無いと表示されていましたので頑張って走ってましたが、
ストレートでギヤ抜けが出るようになり、
5周目くらいにNKのマシンに1コーナーブレーキングで並ばれます。
ただ、NKはクラスが違うのでと無理をせず先に行かせました。

X-Formula TWINⅠでクラス優勝をするにはドカティ1198のK岡さんに前に行かれなければ良いのです。
NKに抜かれた次の周、サインボードでは後続との差は広がっていると出ていました。
この瞬間「もらった」と思ってしまいましたが、次の周にK岡さんの1198がストレートで抜かれてしまいました。
「え?なんで?」と言う感じですが、時すでに遅しです。
ストレートが速い1198は抜き返しようがありません。
手の打ちようもなく12周が終了してしまいました。


総合6位、クラス2位(何度も書きますがN村君が章典外のため)。
ベストラップは57秒9、自己ベスト更新です。

不完全燃焼です。と言うか自己嫌悪です。


$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ
表彰式でもご機嫌斜めです(^^;



ここ数戦、表彰台に上らせてもらっていて、ある種良い思いをしてきましたが、
やっぱり抜かれてばかりじゃ情けないです。
この悔しさをバネにして次回のフルコースを走りたいと思います。


今回クラス優勝していたら次回も情けないレースをしていたでしょう。
また、今回クラス優勝したら、次回は章典外になります。
N村君と同じ表彰台に上ることはできないでしょう。
まだ上れると決まったわけじゃないですが、彼と一緒にシャンパンファイトがしたいものですね。




最後に、いつもレースを支えてくれる、
メカニックさん、ピットスタッフの皆さん、エントランとの皆さん
鈴鹿サーキットさん、オフィシャルの皆さん、レスキューの皆さんに感謝したいと思います。
レース終了後のレスキューの方々が手を振って迎えてくれるのは本当に嬉しいです。