鈴鹿スポーツ走行

9月はスポーツ走行のスケジュールが少ないので、
有給をとって平日の7月15日に練習に行ってきました。

今回は8年間眠っていたSP-2のシェイクダウン?がメインですが、
SP-1のサスセッティングも目論んでいました。

$XR250、VTR1000SP-1、YZF-R1乗りのブログ
VTRが2台並ぶとマニアックですね(^^;。


当日、天気予報では少し曇るかも知れないけどほぼ晴れ的な予報だったので、
雨はまったく気にしていませんでしたが、01グループは走り出しと同時に小雨が・・・。

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すぐやむやろう、とスローペースで走行を続けますが、結構降ってきて10分くらいでピットイン。路面はウェットになってしまいました。
最初はSP-1で走り出しましたが、リヤサスのセッティング変更の影響は・・・、良く分かりません(^^;。
後述しますが私の場合、(タイムが遅いので)乗った印象とタイムは直結しないと言うか、
どんなバイクでもバイクに合わせて走ってしまう癖があるようです。
なので、結果的にタイムが出たセッティングが良いセッティングと判断するしかないのですが、
雨もぱらついていたので、タイムも参考にならず・・。

ピットインして様子を見ていましたがやむ気配なし。
時間ももったいないのと、他車も殆どピットインしたのでSP-2に乗り換えることにしました。
SP-2。8年間放置状態だったので、タンクが錆びたり、ガソリンが変質したり、
変質したガソリンがインジェクターに詰まっていたり、と言う悲惨な状態でした。
何とかエンジンはかかるようになったのですが、
実際に走行して負荷を掛けた場合にどうなるか分かりません。

また、ポジションや車体の姿勢、ブレーキの利きなど全く分からないので、
レース前(サンデーの前日でした)の走行枠で走るのに少し不安があったのです。


ぱっと乗った印象はポジションから来るものだと思いますが、
ステップが低く前よりと言うことと、ハンドルがノーマルなのでツーリングバイクみたいな印象でした。
軽快感がないと言うかSP-1と比較して、とてもレース用バイクと言えない感じでした。


気になっていたエンジンは、とりあえずキチンと上まで回りました。
エンジンはSP-2のほうがレブリミットも高いこともあり上でのパワー感がありました。
SP-1は惰性で回転が上昇していると言う印象ですが、
SP-2はキチンとエンジンが(自分で)回っている印象です。
ただ、雨は降ったりやんだりで車体の確認などはできず、結局01グループはエンジンの確認で終わってしまいました。



03グループ。晴れです。
SP-2のエンジンがきちんと走るということが分かったので、03は最初からSP-2で走ることにしました。
路面はドライで問題なく走れます。

最初は徐々にペースを上げていこう、と考えていましたが、
SP-2、思ったよりも攻められる、と言うか手ごたえがあります。
なんとなくですが、タイヤの設置感はSP-1よりもあるようで安心してスピードを乗せていけるのです。
ここはSP-1と大きく違うところですが、車体の姿勢から来るものもあると思われます
(リヤの車高はSP-1とほぼ同じですが、フロントはSP-1の方が下がってます)。


タイムですが、1コーナー、最終コーナー(東ショートカット)などは駄目駄目なのですが、
それなりに一生懸命走ってピットイン。タイムを確認すると59秒台。



SP-1でのベストは5年以上前に出した58秒で、今年の3月のレースでも59秒がやっとでした。
それから比較すると、初めて乗ったマシンで同じくらいのタイムが出ているので良しとすべきなんでしょうが、7月のレースで自分自身、結構成長できたと感じていたので、そこから感がえると微妙なタイムでした。
その後リヤサス(ノーマルなのでプリロードくらいしか触れない?)の変更をしたのですが、
SP-1に乗り換えてタイム差を比較すればよかったとかなり後悔しています。

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以前、このSP-2に乗っていたライダー曰く
「SP-1とSP-2はまったく違う」とのことでしたので、
自分も「乗ればわかるやろう」と安易に考えていました。
先に書いたようにぱっと乗った感じはいろいろあります。
でも、ペースを上げていくと、正直なところ違いはわかりません。
SP-1の最大のネガと思いますが、切り返しの重さはSP-2でも健在でしたね。
なので、全く違う面と、同じように感じる面が両立しています。
特に逆バンクに向けての切り返しは一発でフルバンクに持ち込めないのは同じです
(でも今書いていて、これは自分の乗り方の問題なんかなぁと思ってます)。


SP-1とSP-2.もともとセッティングも違うし、ついているパーツも違う、
手の入れ方も違うので、それらの違いを考慮したりしだすと、もうわけが分からなくなります。
違和感のある車体でSP-1のベスト同等が出せたんだからSP-2のほうが良い、と言う意見もあるでしょう。
でも、今の自分のペースではバイクの方がオーバークォリティで、
細かい差はあれ、どちらでも私の思うとおり走ってくれるような印象です。
ライダーがもっと高い要求をしなければ、バイクは応えてくれないような気がします。
それは走っていても「まだまだ甘い」と思えるところがいっぱいなので自覚はあります。
ただ、そこに行くには、その扉を開けるにはある種気合一発的な勇気が必要で、これはSP-1もSP-2も変わらないように感じます。

とっつきやすさはSP-2
ペースを上げていくと両方同じ重さがある
さらにタイム更新を狙うと、両方きわどい判断が必要
てな感じでしょうか・・・。
あくまでも私の感じたイメージです(^^;。



結局、今後のベースマシンをどうするかの判断はできずに終わりました。
ただ、SP-2に乗り比べたこと、ブログを書きながら色々頭の中を整理しながら考えたことで、
自分の走りの弱点は改めて感じられたので、またこの次がんばりたいと思います。