すっかりご無沙汰です。




ここ数週間は土日はドンガメ(バイク屋)に缶詰でSP-1のメンテナンスを行っておりました。


エンジンはメカさんが組んでくれるのですが、ほったらかしと言うのも失礼なことなので、


行ける時は極力行って色々とお手伝いをしておりました。


しかし、それが悲劇の始まりでした。






SP-1のエンジンOH、当初の予定では、


・バルブすり合せ


・タペット調整(シム調整)


・バルブスプリング交換


・ピストン交換


・ピストンリング交換


・各部メタルのあたり確認&オイルクリアランス確認


などを考えていました。




しかし、レース1ヶ月前になっても、


・ピストン


・バルブスプリング(インナー)


・その他工具類


などが入荷しません。


納期を聞くと4月とか・・・。




レースは3月です。


レースのためにOHしているわけなので、わたしはレース最優先です。


ある部品で組んでいただくようメカさんにお願いし、


来ない部品はキャンセルの連絡をいれました


(ヘッドは最悪もう一回バラすこともアリですが、ピストンはクランクを割らないといけません


、しかもソレナリにお値段ですから)。




すると翌日にピストンは入荷したとの連絡・・。


4月って言ってたのはナニ?です。


ちゃんと在庫確認しとらんのか?


ちょっと腹が立ちましたが来ないよりは良いです。




結局


バルブスプリングは間に合わず、


バルブすり合せもできず、


結果的にシムも注文できず


と言うことで腰下中心のメンテナンスとなりましたが、


わたし個人としてはあまりと言うか全然気にしてません。


ピストンとリングを交換できたので良かったって感じです。








で、何とかエンジンも組みあがり、早速マシンにエンジンを積みエンジンをかけますが片肺です。


フロントシリンダーが死んでいます。




ガソリンは来ています、火も飛びます、圧縮もあります。




残されているのはバルブタイミング(点火タイミング)だけのようです。


その日はもう遅かったので、作業は中断し、最悪のシナリオを考えました。


メカさんは自分のSP-2で走って良いよと言ってくれましたが、


個人的にはやはり自分のマシンで走りたいです。


特に今回はエンジン(は蘇るかどうか微妙ですが)、車体ともリフレッシュしましたしね・・・。






翌日、ヘッドカバーを外してカムを見ると、タイミングが全然違っています。


良かれと思ってお手伝いしたときに、おしゃべりしながら組んだので間違ってしまったようです。


イヤイヤ、なんと申しましょうか、原因が分かったので笑い話で済みますが、


何があるか分かりませんね、難しいもんですね。




エンジンは手で回ったので、バルブとピストンはあたってなかったようで、


事なきを得てなんとか無事にエンジンがかかりました。


組んだばかりなので、そんなに回すこともできませんが、調子はよさそうです。






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最後に例のレーザー基準器でタイヤの整列を合わせて終了。レースには間に合います。


マシンを自宅に引き上げ、ワイヤーロックなど最後の仕上げです。




来週はもうレースです。


3月9日のスポーツ走行で慣らしをします。


特別スポーツがなかったら、予選はぶっつけ本番です。


大丈夫か?










最後に、レース開催日は、震災からちょうど1年です。


暢気にレースなどして申し訳ない気持ちもありますが、


生きていること、色んな人々に支えられてレースができることに感謝して、


一生懸命走りたいと思います。




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