こんにちは。matukoです
私はかなりの漫画好きで
2年前まで自宅に1000冊近く
蔵書がありました。
(現在は処分しつつあります)
芦原妃名子先生の作品を初めて読んだのは
「piece」というサイコサスペンスでした
あらすじについては省略しますが、
少女雑誌に掲載されるには不似合いな
心理描写、張り巡らされた伏線。
サスペンスかと思えば
最後はぞっとする終わりでした。
出世作の「砂時計」
「piece」より前に描かれた作品です。
この物語の舞台、島根県は私の実両親の故郷です。
話の中に出てくる「仁摩サンドミュージアム」も
行ったことがあります。
人の心の繊細な部分を描き切った名作です。
「Breada&Butter」
もう若さで勝負できない女子の生き方について
考えさせられる本でした。
結婚?仕事?どうする?
そしてそれに続いたのが
「セクシー田中さん」
シリアスが多い芦原先生の作品の中で
コメディ色の強く出た新境地だったと思います。
すごく楽しみに読みました。
訃報を目にした時、ショックを受けて
丸1日呆然としていました。
先生の作品がもう読めない。
田中さんの、朱里ちゃんの、笙野さんの、小西くんの
その先を知ることは永遠にできなくなりました。
ものすごく残念でなりません。
芦原妃名子先生、
可愛らしい絵に繊細な心理描写、
素晴らしいストーリーテラーであられました。
心よりの賛辞と
ご冥福をお祈り申し上げます。