オリンピックのエンブレムが決まりました。

4候補の中から「A案」に決まりました。


 

 

前回の騒動から異例の取り消し後、
再募集により4つのデザインが提案されました。

当然デザインは好みが分かれるところですので、
決まった後に、あれが良かった、これが良かった、
他にもっといいのがあるなど言われることも
あったかもしれない。

 

しかし今回、決めた後に波が立たない。

これは選考委員の王貞治氏の
「人生にない素晴らしい体験をさせていただいた。
素晴らしい作品を選べた。胸を張ってあいさつできる」
「皆さんに大切にしていただいて、大きく育ってもらえれば」
という発言にメディアや国民はそのことを尊重する、
と言うことではないでしょうか。

 

これが、王貞治氏の「威厳」だと思う。

 

どのような立場になろうとも、おごり高ぶるところのない、
普段からの凛とした姿に対する国民からの
「畏敬の念」の表れのような気がします。

 

2020年東京オリンピック開催には競技場の問題など
トラブルが続きましたが、
エンブレム決定を期に遺漏ない準備が進み、
素晴らしいオリ・パラリンピックが開催されることを願います。