政府は新年度一般会計予算を96兆3420億円と発表した。

まず、気になるのは「北海道開発事業費」は1.3%の伸び
北海道総合開発委員長を務める今津代議士には
がんばっていただきました。

そして目玉政策の「地方創生」に7225億円
地方の景気回復に有効に作用してほしい。
名寄は特に大学などで期待したいところです。
公共施設では老朽化が進み、修繕はほとんど
自治体の単独予算で行われますが、
修繕への一括交付金がほしいところです。
実際に、街中では工事関係者のすべてが
忙しいわけではない。
大きな工事は進んでいますが、零細企業は
そんなに忙しくはないようです。

資源開発ではメタンハイドレートに125億円
ここは集中的に開発を進めてほしい、
何より省庁や大学の研究機関等の枠を超えて
国家戦略として徹底的に進めてもらいたい事業です。

教育・子育てでは都会の待機児童解消と共に
地方では待機児童は問題になっていません。
できれば幼児教育・保育の充実を目指していただきたい。
幼稚園利用料の減額は評価できます。

防衛費は2%増となった。
中国の軍事費の異常な伸びとは比べ物にならない。
国防費の対GDP1%などという根拠のない理論は
捨てるべきではないでしょうか。
脅威に対して必要な備えはしなければなりません。
世界の警察をやめたアメリカと同盟を組む日本の
立ち位置をしっかり議論する必要があると思います。

財政の健全化が必要なことはだれしもが理解しますが
昨年は景気の回復により税収が増えたことを見ても
やはり、デフレから着実に脱却することが大切で、
そのためには今後補正等を含めて機動的な
財政出動を期待したいものです。