京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞し
激動の1週間を過ごし、研究活動を再開したそうだ。

この間、国民に大きな夢と希望を与えてくれた。
そして、記者会見などのコメントで、家族や
一緒に働く研究者への心遣い、国への感謝の
表明など、一人の人間としても尊敬できる人物で
あると感じさせてくれた。

山中教授の最もすばらしいのは基本特許を特定の
企業に独占させないよう、知的財産の保護に力を入れて、
新薬開発を目指す日本の製薬会社に開発を促したことだ。

考え方を変えれば巨万の富を手にすることができたが
国家国民のために、そして世界中で難病に苦しむ
人たちのために、このような行動をとった。

 

3.11東日本大震災の際に被災者の秩序ある
行動にも心打たれるものがあったが、
山中教授の考え方と行動には日本人としての徳を感じた。

高まる政治への不信感や景気低迷の日本にあって、
日本人としての誇りと、人々に勇気を与えてくれた
山中教授に心から感謝したい。