「維新」・・・昔、大前研一氏が平成維新の会という
組織を作り、当時はマスコミも大きく取り上げた。
ここの考え方の地方分権、生活者主権という
考え方が、自分と近かったのでこの会に参加
したことがあった。今回の日本維新の会にも
大前氏が応援しているとも聞きます。

 

さて、維新八策を全体的に否定するものでは
ありません。
住まいする地域事情も違いますので、
あいいれない部分も当然あります。
評価すべきは道州制と憲法改正の大きく2点。
民主党のように地域主権ではなく地方分権型
国家という表現がよかった。

 

少し、引いた表現をしましたが、大阪維新の会
であれば、がんばってよく考えました、
といえるでしょう。
しかし国政政党となれば、党の綱領から見つめ
直したほうが良いのではないかと思います。

まがりなりにも自民党は結党時から、
新綱領についても党の方針は明記している。

たちあがれ日本は簡潔だけれど、
すっと心に入ってくる綱領を持っている。

 

大阪の立場から考える政策と、国の立場から
考えるのでは違いが出るのは当然で、
国政政党を結党するのであれば、まずは
国家感がなければならない。

つまり、地方分権型国家で、国は外交防衛を
中心とした国家戦略を担う役割と考えるので
あれば、そして、そこに挑もうとするのであれば、
その考えを明らかにすべきではないだろうか。

確かに、衆議院選挙目前であり、選挙に
なれば一定の議席数を確保することになると
思いますが、政策的な準備不足は否めない
のではないか。

そこを議論して固めて、明確にしなければ
民主党と同じ轍を踏むことになりはしないか。

 

橋下氏は話し方が上手く、小泉さんのような
カリスマ性も感じる。

小泉さんのときはマスコミ対策も功を奏し、
バッシングを回避してきた。

橋下さんは、今はうまく行っていますが、
マスコミはいつ手のひらを返すか分からない。

日本維新の会は政策を訴えようとしているが、
政策のない小沢さんの党も同じで、親亀が
こけたら、皆こける体制は、何らかの準備と
対策が必要だ。

国を良くしたいという高い志は大変良いことで、
このようなパワーは日本の政治にも必要だと
思います。
国政政党を結党したのですから、支えるブレーンの
皆さんは国政政党足るべきアドバイスを
すべきではないでしょうか。