週末、高野山に行ってきました。
言わずと知れた「弘法大師空海」が開山し入定したおやまです。
言わずと知れたと言いましたが、実はなんにも知りませんでした
お寺さんめぐりは大好きなんですけど、宗派とかとんと疎くてねえ・・・
興味を持ったのは、夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読んで。
若き日の空海の生き生きとした描写に胸キュン。
密教って何?
そんなときに2回も高野山の宿坊に泊まったことのあるという友人にもその本を貸して、そこから行ってみようか~という話になって、とんとん拍子に決まったのでした。
で、高野山は、大阪のなんばから、南海電鉄の高野線に乗ってさらにケーブル乗り継いで、バス乗って・・・なかなかの山奥ですが、実は「高野山」という名前の「山」はないんですよ~。
あくまでも、真言宗の修行場としての高野山なのでした。
ちなみに密教というのは・・・
一番偉い(笑)「大日如来」さんが、その下っ端(笑)の仏様たちに、教えるということで・・・
仏様同士のお話なんですって。
仏の心を持って初めて、入ることのできる世界なんだそうですよ。
その究極が生きたまま仏様になる「即身仏」で高野山の奥ノ院には、空海様即身仏となられた御廟があって・・・そこで空海様は、いまでも生きてみんなの幸せを守ってくださっている・・・というわけです。
んでもって、やたらと目立つのが、ヨーロッパ系の外人さん。
英語よりフランス語が聞こえる。
バスの案内もフランス語。
フランス人観光客が多いのねえ。
誰かフランスと高野山のつながりを知りませんか?(笑)
あと、イスラム教のお帽子をかぶった外人さんとかいた・・・不思議。
それは、高野山の掲げる「宗派を超えて」というところに鍵がありそう。
以前ボランティアで伺ったカソリックの修道院でもお向かいのプロテスタントの教会と合同ミサなんてしていましたけど。。。
人々の幸せと愛と平和を願うのが宗教だとすれば・・・人の精神の進化とともに、手をつないでいくのは、当然のことかもしれませんね。
今回お世話になった宿坊は「恵光院」さん
http://www.ekoin.jp/visit/stay/index.html
ピカピカの長い廊下に感激~!
ぞうきんがけしてみたくなりますよね(笑)
もちろんその後は、お約束の滑り込み~!!!!(ないない)
お部屋には、由緒のありそうな襖絵など・・・
この宿坊は、奥ノ院からとても近いため、夜にお坊さんのガイド付きで、奥ノ院にお参りできるというOPがあるんですよ~。
この日はちょうど、少年野球の全国大会で全国から野球少年たちが、どこの宿坊にもご宿泊。
うるさいかしら?との心配は杞憂に終わり、さすがスポーツ少年団!とってもおとなしくかわいらしいマルコメ坊主たちでしたよ。
大広間に何十枚もひきつめられたお布団で、くりくりと剃った頭が並んでいるのはすごくかわいらしかったです。
お宿について、一息ついたら、阿字観瞑想の時間です。
阿字観瞑想というのは、真言宗の瞑想修行のひとつになります。
「阿」はサンスクリット語で「大日如来」を意味し、「阿」を念じることは大日如来を念ずることになるわけです。
基本の呼吸法から入り、「阿」を見つめて30分程度座りましたが
途中頭の中で「阿はここにいる」という声が聞こえてきて、とても安心して満ち足りた気持ちになりました。
大日如来は、万物の源なので、確かに私の中にも、どこにでもいらっしゃいますね。
鞍馬山ではその存在を「尊天」と呼んでいたし
創造主と呼ぶ宗教もありますね。
レイキでは、「ユニバーサルライフフォース」(宇宙万物エネルギー)といいます。
それは、すべての中に存在し、すべてをつなげてくれているエネルギーなんですね~。
だから、世の中がどんどんつながっていっているのかな~って思いました。
進化ですね。
瞑想の後のお食事は5時半から(はや!)
注文すればビールでも焼酎でもOKなのはびっくり。
イケメンの修行僧さんたちがお部屋まで運んでくれます。
とっても気さくでフレンドリーなんですよ~。
昆布のお出汁だけでこんなにも?というくらい、とても美味しい煮物の数々。
(ほんとに昆布だけかなあ・・・)
ごま豆腐のとろりとして美味しいこと・・・。
大満足でした。
そして、食事の後はいよいよ、夜の奥ノ院ツアーに出発・・・
(②に続くったら続く)
茅ヶ崎から愛をこめて・・・