アルバイト先から歩いて帰宅した娘が

玄関ホールで倒れ込んだ。

触ると手も足も氷のように冷たく、顔

は青というより所々緑色。


強制入院と主治医に言われ、お昼ご飯

に発作的に苦手なMCTオイルをご飯茶

碗半分にも満たないミネストローネス

ープに40cc追加した結果、吐き気と腹

痛を起こしたらしい。


無理しなくていいと言うのに9時過ぎに

お茶碗半分のお味噌汁を飲んで寝た直

後、「吐いた」と言って起きてきた。


心配でたまらず一緒に寝る?と聞くと

そうすると。ベッドの中で骨と皮膚だ

けのようになってしまった身体を抱き

しめた。いたる所に骨が出てて切なさ

でいっぱいになった。


「○○は17歳なのによくここまで頑張

ったと思う。食事も仕事も一生懸命や

ってるもんね。ママは偉いなと思って

る。具合が悪いなら明日病院に行こう

ね。」


「うん」


そう言ってた娘が今朝は病院には行か

ないと言って約束していた知人宅での

農作業手伝いに出掛けてしまった。

自作の小さな丸パン1つをお弁当に

持って。


娘が出掛けた後、いても立ってもいら

れず、担当のカウンセラーに電話した

ら明日も明後日も午後なら主治医が外

来に出ているとのこと。出来るなら受

診して下さいと言われたけれどアルバ

イトが入っているから本人は拒否する

はず。予定通り来週火曜日までこのま

まで行くしかない。

嘔吐したことや現状は主治医に伝えて

くれるとのこと。


カウンセラーから現状では頭が回って

ないと思いますと言われたけれど本当

にその通りだと思う。


娘の身体を見るのが辛い。

具合悪いのに私が調子悪そうにしてる

と「ママ大丈夫?」と言って背中を撫

でてくれることも切ない。


出口が見えない。哀しくてしょうがない。