始めて、その姿を見たのはYouTubeだった。
そこに見たのは「カズタ」が予選で2PMの「My house」を踊り歌う姿だった。
のちに伝説のようになるのだが、K-POPからしばらく離れていた私にも懐かしさとともに、そこには新鮮な輝きがあった。
さてここからは、一気に「青春スター」を振り返りたいと思います(個人的意見です)。
「青春スター」は現在、abematvで配信中ですが、最後の方はプレミアム会員しか見ることは出来ません(2週間のトライアルがあります。)。
なので、ここでお話しすることが分からなことも多々あるかと思いますがご了承ください。
まずは、ここです。「パク ヒョンとチョン チビン」!!
ヒョンはのちにn.ssignのメンバーになりました。そして、チビンは準決勝前に脱落しました。
この二人のオーデションは両極端でした。
この「青春スター」というオーデションは今までに行われたオーデション番組とは、確実な違いがありました。それは、(審査員)がいないこと。
完全にいないわけでは、ありません。「エンジェル」と言われる、現役のミュージシャンたちが別の部屋で見守ることとなります。この人たちには一人一点の投票権(後半では100点の持ち点になりますが)があります。そして、挑戦者のパフォーマンスを見ながら、ただただ雑談するのです。なので、挑戦している側は放送を見るまで自分がどのような評価だったのかは分からないシステムになっていました。
「チョン チビン」
チビンは予選で明かされたのは、暴力を振るわれていたという話でした。
見た目はイケメンだと評価されていましたが、私は表情のないオドオドした子だなという印象しかありませんでした。本選へ進出するために用意した楽曲は「Yesterday」。3人でのパフォーマンスでした。そしてこの時に一緒のメンバーになったのが、のちにn.ssignのメンバーになる「ヤン ジュニョク」でした。リーダーはチビンでしたが、ほとんどジュニョクのリードで練習は進み、ジョニョクが終始チビンに寄り添っていました。そして、本番での評価でジュニョクの評価は「プロがいる」と言われるくらいで(実際、ジュニョクは現役のアイドル(Withus)です。)そんなわけで、チビン以外の二人の評価でチビンはグループ評価として本選に合格したのです。ちなみにここで評価したのは会場に来ていた一般の人たちです。ここで、気になったのは練習中のチビンがしきりに言っていたこと、(ジュニョクが一位になると言っているから彼を信じる)と言う話でした。自分が頑張るんじゃないのか・・・・。
「パク ヒョン」
ヒョンはやはり3人のグループで予選に望みました。この時のメンバーの一人がn.ssignのメンバー「イ ハンジュン」です。ヒョンはもともとはサッカーの選手で海外のチームからスカウトされたこともあったそうです。それも家庭の事情で諦めるしかなかったヒョン。
そしてこのオーデションに望んだのですが、ダンスのスキルは全然でした。
そこで、頼ったのはハンジュン!そしてハンジュンに教えてもらいながら、予選に望んだのです。が、結果は落選でした。グループ評価で落選、そのあとの個人評価ではハンジュンだけが合格でヒョンには、もう道はありませんでした。
ここで、このオーデションの最大の特徴がヒョンの道を開きます。「エンジェルパス」の登場です。
他のオーデションと違い、ダンスが上手いとか歌が上手いとかの出来ではなく、オーデションの中での成長を見せたいというのが番組のコンセプトでした。そのためにあった「エンジェルパス」。
エンジェルミュージシャンが将来性がありそうだと思ったり成長を見てみたいと思った脱落者に救いの手を差し伸べるのです。そこで、ヒョンは救われました。
そして、その後ヒョンは目を見張るほどの成長を見せることとなります。
ヒョンとチビンはここで両極端な道を行くことになります。
一度は次へ行く道を閉ざされて失意のどん底に落ちたヒョン。自分の責任に気が付かず、グループ評価を自分の評価と感じてしまったチビン。二人には気持ちに大きな違いがありました。
本選に入ると、チビンはカズタ(n.ssign)とハンジュンのいるグループでのパフォーマンスに望みました。このときは慣れないラップに苦戦し中間評価でも評価されませんでした。落ち込むチビンのそばで励まし続けたのがカズタでした。その甲斐もあって、チビンは第2ラウドに進みますがエンジェルたちからいい評価は得ていません。ただ、これは本人が放送を見ないと分からないことで、たぶんですがここでも自己評価は高かったのではないでしょか。
一方のヒョンは、第一ラウンドでチョン ソンユン(n.ssign)、ユン ドハ(n.ssign)、チャン ヒウォン(n.ssign)と一緒のグループになり「酸素のような君」を演じることになります。
エンジェルパスで上がってきたヒョンにとって、たくさんの思いを抱え、そして大きな重圧!
そんな中でのこの曲はプレッシャーだったでしょうね。
この曲が発表されたときの私の第一印象は、本当に難しいということでした。
そして、やはり彼はそのプレッシャーに押しつぶされそうになりました。
そんなヒョンに寄り添ったのがソンユンとドハ!ふたりに励まされ支えられて、もちろんヒョンの沢山の努力もあって、パフォーマンスは驚きをもってエンジェルたちに迎らることとなります。そして、ここがポイントですが自分に驕ることなく、それでも着実に自信を付けていったヒョン。第2ラウンドへと進むのでした。
n.ssign!ここから生まれた「青春スター」(ネタバレあり)②につづく