この本を読んで

ドイツ、ベルリンが羨ましくなった私。

 

 

 

 

この本の著者は

東京とベルリンを行ったり来たりの生活をされているのですが、

ふたつの国の大きな違いは

「お金を使わないと楽しめない」

というメッセージが

日本には溢れていることだそう。

 

「ドイツに来ると物欲が減る」

と本の中でおっしゃっていて、

平日は仕事や学校、

金曜の夜から土曜にかけては

買い物したり友人と食事に出かけたり。

日曜日はお店がほとんど閉まってしまい

家族で静かに家で過ごして心身を休めることに使うのだとか。

 

日曜日にお店がみんな閉まってしまうなんて

不便じゃないか、と言われるが

そのつもりで前もって段取りしておけばいいだけで

休日に混んだ場所へ出掛けて必ずお金を使って

疲れも溜まったままヘトヘトで月曜を迎えるより

ずっと合理的だと。

みんなで一斉に

せーの、で休んでしまえば

案外うまくまわるものだそう。

 

 

へ〜

いいよねえ!

 

 

で、庶民も裕福な人も

いかにお金をかけずに生活を楽しむか

あれこれ工夫するんだって。

 

 

へへ〜

いいわあ!

 

 

日本もそうなればいいのにね。

ならないね。

勤勉すぎるから?




 

ほら、だって

電車の中吊り広告が

「できるビジネスマンは休日を無駄にしない!MBAスクール」

なんて言ってるもんね。

週末起業、とか。

 

休日は休む日ではなく

平日にできない何か生産的なことをしないといけない、

みたいな

強迫観念があるのかも。

 

平日は仕事や家事に追われてるから

休日くらい、キラキラしないと・・

とか。

 

 

で結局いつ休むのかというと

疲れが溜まってサプリに頼るとか

整体やエステや何かに行くとか

身体を壊して病院にとか、

と考えると

確かに全てにお金がかかるね。

 

 

そう言えばストレス解消には

緑があるところを散歩するだけでも

なかなか効果があるらしい。

 




ただ、緑のあるところを散歩したいと思っても

ちょっとした広場なんかは

休日となると何やかやイベントがあって

(なぜだか)必ず大きな音でBGMがかかっていて

静かに歩いてエネルギーチャージなんて

到底無理・・・・

 

 

そもそもわがまち大阪は

ユネスコ基準の半分以下しか

緑がないらしい。

 

 

 

 

ところでこんな記事を見つけました。

 

 

 

 

大阪の一等地、

大阪駅の北側に

「グラングリーン大阪」という

いろんな施設が寄り集まった開発地がオープンするのですが

「ほんまもんの緑を作りましょう」と経済同友会が主導して

大きな公園も作るんだって!



案の定「こんなところに儲からなくて

 コストばっかりかかる公園なんて作ってどうするんだ」

って

経済界から批判が出ていると。

 

それでも長い目で、なおかつ世界を見れば

この選択がいい方向に向くことだってあり得る、

これからが勝負です、って。

 

 

こんな考えの人たちが日本にもいるなんて!

すごいね!!

全然知らなかったです。

どうせまたビルで埋め尽くして

息もできないような施設が増えるだけだろうと興味も無かったから・・・

(大変失礼いたしました)

 

 

もう少し休息できる国になるかしら。日本。