いよいよ日差しが、雲が、空が

になってきました。

 

部屋の開口部が西と南向きの我が家。

冬場は幸せですが

夏場は冷暗所というところがなくなり

息を潜めて、

殺意を感じる暑さを、熱気を

じっと耐え忍ぶ、

 

夏が

今年もまた、来るんだね!

 

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、もしくはこんばんは。

今日はどんな時間をお過ごしですか。

 

 

 

前の記事で梅干しのお話をいたしましたが。

 

そして夏前のこの季節、

年に一度の数少ない我が家の恒例行事

紀州南高梅を買いに、

 

和歌山まで行ってまいりました!

 

 

ああ、今年も行けて、よかった・・・!

(けっこう真面目に感無量)

 

 

だって、昨今の世間を見ていると

今年できたことが

来年もできるとは限らない気が

年々、強くなっていくもので。

 

 

 

さて、

去年の暖冬と、雹(ひょう)の影響で

今年の梅の収穫量は

例年の4割〜5割減

大凶作だという記事を見てからというもの

果たして今年は梅が手に入るのかどうか、

夫婦2人で1日おきに気を揉んでおりました。

 

 

私「今年、梅、買えるかなああああ」

夫「どうやろ。もう手に入らんか、入っても倍くらい値段するかもな」

私「そもそもモノがないんやもんなあ。あるかどうか、道の駅に聞いてみようか」

夫「そやなあ、6月入ったら電話するか」

 

 

実は去年も、

梅の出来具合を

道の駅の売り場に電話しておたずねしていたんです。

だって、梅の梅の買いごろって

案外短いでしょう?

(梅の仕入れに関しては

 毎年真剣勝負)

 

どうしようか悩んでいましたが、

数日前にとあるネットショップに梅の販売ページが追加され、

「見た目が綺麗でないものもありますが

 今年も、梅をご用意できましたので

 ぜひどうぞ」

 

梅、あるみたい!!

 

 

ということで、

梅を求めて一路和歌山へ。

 

 

 

 

 

 

梅に執着があるといっても

そんな高級品を特別に分けてもらうとかではなく

普通に道の駅で買うのですが、

いくつもお店を覗いていると

やはりお気に入りの場所がでてきます。

 

道の駅が大好きな夫は

静かにご機嫌の様子で車をかっ飛ばして走らせていました。

 

 

途中のSAにはめもくれず

まずはこちらへ。

 

 

道の駅 くしがきの里

 

 

以前行った時から

改装されたのかな?

店内には新しい木の香りが漂っています。この香り、大好き。

併設のカフェのとっても可愛らしくなっていて

なんと・・・!フルーツパフェがある!!

と思ったら、土日限定だって。残念、この日は平日でした。

 

 

楽しい様子に目移りしつつも

いざ、肝心の梅がどんな具合かと

軽く小走り状態で店内に入ったところ

 

ありました、ありました!ちゃんと梅コーナーが!!

 

 

 

1キロごとに袋詰めされた梅が

棚にぎっしりと並べられています。

 

去年、この棚がどんな賑わいだったか

はっきりとは思い出せず。

言われてみればちょっと少ない気もしますが

実のところはどうなのでしょうね。

 

 

今年の売り場の梅を嬉しく眺めます。

大粒の紀州南高梅。

傷ひとつなく立派なものから、

B品、と印がされて少しリーズナブルなもの、

南高梅の小梅もあったり。

 

中でも目を引いたのが、無農薬の梅

 

 

「無農薬なので、綺麗な見た目をご希望の方はご注意ください」と

小さなメモが入っていました。

お値段は1キロ500円。

斑点がついているけれど、

私にとっては

無農薬の価値の前では

斑点なんてとるに足らない些細なことです。

 

育てるのも、収穫するのも大変なご苦労だったはず。

ありがたく2キロ買わせていただきました。

その日見て回ったお店の中でも、

無農薬と書いてあるものは

この方のものだけでした。

 

 

 

こんなに買っちゃった

 

 

綺麗な見た目の食べ物。

 

その見た目の綺麗さは、どこまで追求されるのかなと

時々考えます。

 

デパートや高級食品店にあり、

贈答用にするものは

どんな基準で作られているのか。

 

贈答用ということなら

贈る相手が

「なんだこ贈り物は!

 この梅の実の、ここと、ここと、ここに

 斑点なんかがついているじゃないか!

 こんな傷モノを持ってきやがるなんて

 なんと無礼なやつなんだ!!」

と思われては困りますから

傷ひとつシミひとつ斑点ひとつ見つからないくらい美しいものが

もちろん高値で買い取られるということですよね。

 

生鮮食品の見た目の不備は

どこまでが失礼で、どこからが失礼でないのか、

そして

どんな商品が求められていると

生産・販売側者が考えるのか

 

 

何かがよく売れたとき

 

こんなレベルのものが

消費者に求められています、

求められるから

こちらはそれを作って売っているんですよ、という言い分は

確かにそうだと思いますが

 

今の時代、

(今後はどうかわかりませんが)

(そして本当はこれまでも)

消費者側がものを買うときに

もっと賢くなる必要があったんじゃないか。

カタキのように綺麗な見た目の生鮮食品は

一体全体それがどれほどの価値なのか、

どうしても考えてしまうのですよね。

 

 

すみません、独り言が長くなったので次に続きます。