ここしばらく胃の調子が良くない日が続き
ぐったり寝そべって本を読んでいましたら
パインが突然、「チョコレートの日っていつや?」と言い出しました。
わたしは近所のスーパーの、
◯曜日はパンの(安い)日、
△曜日はたまごの(安い)日、
というのを思い浮かべて
はて、チョコの日なんてあったか?
と数秒考えたものの全く記憶になかったので
「チョコの日なんて知らんわー。
そんな日無いで」
と答えたところ
パインはスーパーの特売日ではなく
バレンタインデーのことを言っていた、
わたしが輝く服を着よう
RookMIe(ルックミー)
お針子ルミです。
皆さんいかがお過ごしですか。
大丈夫だ、安心しなさい。
キミへのバレンタインチョコはもう
きっちり目星をつけている。
実はわたしは
ぴちぴちの学生時代から
バレンタインデーとは相性が悪く
…ハッキリ言うと
バレンタインデーのことを完全に忘れる習性があり
おそらく当日まで待っていては
バレンタインのことなんかまるっと忘れるだろうから
今週にでも買いに行って
前もって与えておく予定です。
さて。今日のタイトルですが
わたしは、細かい、正確な作業は正直苦手でして
もちろんある程度までは一生懸命やるんですが
途中で気力が尽き、
そのまま修正せず押し通す悪いクセがあります。
先週、シャツを縫っていて、
最後にボタンをつけていたとき。
ボタンをガッシリ布に縫い付け過ぎると
ボタンを留めるとき、
キツくてボタンをかけにくくなるので
布とボタンの間に余裕を持たせないといけないんですが
最初は気をつけていたのに
だんだん、明らかに
「うーん多分これはキツいと言われるだろうな」
とうっすら感じるくらいの
ボタンの付け具合になってきまして
数分、考えたのですが
もうあと1個でつけ終わる、
そしてもう晩ご飯の時間、
パインが帰宅する前にお風呂の準備の時間、
そんな状況だったので、
わたしはそのままボタンをつけきり
晩の家事にうつりました。
その夜帰宅した彼に試着してもらうと案の定、
「ボタンつけにくいから直して」
ですよねーやっぱり。
これ、前も言われたことがあったんですよ。
だから今回も気にしなきゃいけなかったのに
パイン用だからと手抜きした私が悪かった。
翌日、ボタンを全て外して
ついでに、ホントのところ気に入らなかったボタンつけ糸の色も変え
全てつけ直し
ああ、この爽快感、達成感!
パインのシャツは何枚も縫っていますが
今回のは、
今の私ができる限り
一生懸命綺麗に仕上げようとしていたのでして
いくら売り物でないからって
そんな自分の
それまでの努力を無駄にするようなことはやめておこう
着る人のことをきちんと考えよう。と
珍しく固く心に誓いました。
作り手の姿勢って
ダイレクトに昨日に伝わりますもんね。
このほかにも、生活のなかでいくつか
ちょっとしたことをうっかり放置して
後始末に奔走とか
苦手な整理整頓を放置したせいで
必要なものだけどうしても見つからないとか
最近重なっていたところだったので
きっとわたしは今、
これまでおろそかにしていた
些細なことの大切さを見直すチャンスなんだろうなあと
珍しく神妙な気持ちでおります。
ひとしきり神妙にしたので
気を取り直しでパインにもう一度試着させましたところ
「うん、これでボタンつけやすくなった!
でもこの生地チクチクする」
そのシャツ、わたしが着ます。なんとかして💢
この生地柔らかくてストレッチきいてフワフワで軽くて光沢あってツヤツヤなウールでお陰ですごく縫いにくくてめちゃくちゃ苦労したけどそういえばパインはわたしより皮膚が敏感例えば着るものの繊維とか洗濯洗剤とかお風呂に入れるアロマオイルとかとかだったんだよなだってわたしがこれ着ても全然チクチクなんてしないのにこんなに頑張って作ったのにちくしょーーーーでも肌に合わないものなんて着られない仕方ない切ないルミ令和2年の冬。