{B6766619-155C-48D1-88B6-CD8DC31E119B}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが帰宅すると、ぼちゅはいつも派手に鳴きながら玄関まで出迎えてくれます。

 

 

「ボクを置いてどこいってたん?

 ちょっと遅ない?

 ボク、おりこうにしてたで!」

 

 

ぼちゅからしたら全くのお門違いかもしれませんが

彼の訴えを想像してニヤつきながら部屋に入り、

カバンを置いたりコートを脱いだり服を着替えたりする間

 

ぼちゅはずっと私の後をついてまわり

足元にまとわりついてグルグル喉を鳴らし

さらに足踏みをしながら歓迎の舞を舞ってくれます。

 

 

 

パインと一緒に帰ってきた時は

ぼちゅの舞があまりにも微笑ましいので

彼が着替える間、私が抱っこしてやりますと

グルグル言いながら着替えるパインを見つめ、

忙しく私の腕をフミフミしています。

 

 

このぼちゅの絶賛大歓迎は、私の日々の幸せのひとつであります。

 

 

 

 

 

さて。

昨日のブログの続きです。

倶楽部MAKI 西日本大会」!

 

 

 

なんとか待ち合わせ時間に間に合う地下鉄に駆け込み

いよいよ!お久しぶり&初めましての瞬間!!!

 

 

 

 

{13EBD091-C2C8-4890-8857-F4F13835FF97}

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・

・・・・

・・・・

 

 

この違和感の無さ、初めまして感の無い待ち合わせは一体どうしたことだろう。

 

 

初めて顔を合わせるときの緊張感、

自分を精一杯良く見せようとするときに感じる首と肩のこわばり、

営業と接客経験で身についた

少しでも感じよく見せようとする笑顔と、その副作用の頬のピクピク感。

 

驚くほど、そういったものが感じられないのでした。

 

 

 

 

興奮でぼんやりしつつも、お店へ到着。

 

予定では1時間前に到着して化粧品を物色するはずが

待ち合わせ時間にすら遅れそうだと言っていたメンバーも

 

 

 

レストラン予約時間のきっちり5分前に全員着席。

 

 

 

この真面目さが私たちの愛すべき特徴です。

(誰かひとりくらい、遅刻したっていいのにね笑い泣き )

 

 

 

 

集まったメンバーは皆

ここ数ヶ月、毎日LINEで会話してきた仲間たち。

友達というより、もう家族のような、姉妹のような。

麻貴さん含めて17人メンバーがいますから

いつもたいがい誰かがいますし

ここを覗きに行くことは、茶の間に集まってしゃべっている姉妹の輪の中に

混ざりに行くような

うちに帰るような、ホッとする行為なのです。

 

ちなみにこの日の西日本大会の開始時間、

倶楽部MAKIのトークルームにはたくさんのメンバーが集まっていて

まるでテレビの生中継を見に集まる、まさしく茶の間でありました。

LINELIVEで、大会の模様を中継することになっていたんです。

 

 

 

 

さて、その姉妹たちが集まったらどうなったか。

 

 

 

 

座るなり、みんながそれぞれ喋り出し

 

 

誰がイメージ通りだの

誰がイメージよりキレイだの可愛いの

誰がラインの文章とスタンプのイメージよりしっかりしてマトモに見えるだの

 (よく考えたら失礼なハナシニヒヒ )

誰がザ・大阪な喋り口調で面白いだの

 

 

 

お茶の間からも、

そのピアスをもっとよく見せろだの

全身コーディネートを写真に撮れだの

眉毛の描き方のコツを教えろだの

料理のメニューを解説しろだの

やれ、うるさすぎて声が割れているだの

 

 

 

お料理が運ばれて、スタッフの方がメニューの説明をしてくださるときだけ

神妙にうつむいておりましたが

それ以外は店じゅうに響き渡る喋り声&笑い声が嵐のごとく渦巻いて

 

いつ、お店の人に注意されるかヒヤヒヤしていたメンバーもいたくらい。

(その日居合わせた方々、うるさくしてすみませんでした。)

 

 

 

 

{3E7423CC-FCDF-49A4-86D4-AA00967FE8A9}

 

 

 

 

 

 

 

 

遠慮したり緊張したり、周りがガヤガヤしているところでは落ち着かないこともあろうと

(私です)

個室を予約していましたが

 

後で思うと、周りのお客さんのために

個室をとってよかったと

何度も思ったのでありました。

 

 

 

みんなと喋れなくて、シーンと気まずかったらどうしようという心配は

ほんとうに、全くの取り越し苦労で

 

 

気疲れするから、旦那さん以外の人とは2時間以上一緒にいられないと言っていた

とあるメンバーがいましたが

気づけば2時間半がすでに経過。

 

彼女は大阪在住で、「理想の喋り」を追求したいという

愉快な目的を持っていたのですが

「どう?理想のトークできた?」と口々に聞かれると

「うん、これやねん、私の理想のトークは」と

笑いすぎの涙をハンカチで押さえつつご満悦。

 

 

 

もちろん、真面目な話もしましたよ!

少しはね。ええ。

 

 

 

 

私も声が枯れるほど喋って笑い、

ふと気づけばお料理のほとんどを平らげ

(ああ、鴨肉のバルサミコソテーは美味でした)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうお店の方に、閉店ですと言われるまで居座ったのでした。

 

 

 

{6CC1E5AE-C0C7-44CF-91E0-FA7E28F672A0}

 

 

 

 

 

私たちが集う、倶楽部MAKIのライングループのメンバーは

鬱やパニックなどで悩んだことがきっかけでカウンセリングを受け

縁あって集まった人たちです。

 

これまでなら普通にできてきたことが

いろんな理由やきっかけで

楽しめなくなり

怖くなり

出来なくなり・・・

 

そんな中でも、自分の人生を謳歌したいと

皆が思いながら

毎日一緒に、時間やいろいろな経験を共有しています。

 

 

もっとこうだったらいいのに。

みんなが軽々とやっていることが

私はどうしてできないのだろう。

これくらいできてないといけないのに。

あの人は羨ましい。あんな風になりたかったのに。

 

私もよく思っていましたし、今でも他人を羨むことは日常茶飯事です。

 

ついつい、別の誰かになりたがってしまう。

 

 

 

 

でもこの日、心底思ったのは

 

お願いだから、みんな、そのままでいて

 

ということでした。

 

 

 

 

 

もちろん人間、

自分の思い通りでもそうでなくても

日々変化はしていくのだけど、

 

その人の持ち味、

その人しか持っていない愛される魅力、

それがなくなったらその人ではなくなってしまう、

 

そんな輝きを

別の誰かになろうとすることで、消してしまわないでほしい。

 

 

 

もちろん、憧れの人の良いところを見習って

自分の生き方を、自分が楽しめるようになれば

それはそれで良いことだと思うのですが

 

 

私より、あの人の方が魅力的だ、輝いていると思い込み

誰かが持っているけれど自分にはない(と思っている)魅力を羨み

それを、必死のパッチで自分に植えつけて

今の自分をどこか見えないところにしまいこんで鍵をかけ

憧れの誰かになろうとしたり

他の誰かに勝とうとしたり

 

 

 

そんなことでエネルギーを浪費しないで、

 

今の、不満に思うところのある自分のままで

勇気を出して毎日を楽しもう?

少しずつ少しずつ、

ほんの少しずつでいいから。

 

 

自分より早く、周りの誰かが

あなたの魅力に気づいたり

あなたの変化を教えてくれるものだと思うからです。

 

 

 

 

そんなふうに考えていると

私はこのメンバーをますます好きになり

みんなそれぞれが持つ魅力に

ポワ〜ンちゅー と

 

恋してしまったのでした。
 

 

 

 

 

 

こんな楽しい時間を経験できるなんて

半年前の私は夢にも思いませんでした。

 

今、何かで辛い思いをしている人には

「生きていれば、やっぱりいいこともあるってホントだよ」

と、

たとえど突かれても、言いたいと思うのです。