弱虫ペダル NEW GENERATION 第22話 感想 | あずきのアニメ日和

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RIDE.22「ゼッケン1のプレッシャー」

 

第22話あらすじ

集団を巻き込んだ箱根学園の策略によってチームから引き離されてしまった

小野田坂道(CV:山下大輝)は他校の選手によって道を阻まれ、チームに合流できなくなってしまう。

仕事をさせまいと、他校のチームから徹底的にマークされ、

あらゆる手段をもってしてもチームとの合流を果たせない小野田。

そんな中、各チームからクライマー勢が山岳リザルトを獲得しようと飛び出し始める。

エースクライマーの小野田を失い、下手に行動を起こせないチーム総北は

箱根学園から真波山岳(CV:代永翼)が飛び出したのを機にチームを今泉俊輔(CV:鳥海浩輔)

鳴子章吉(CV:福島潤)に任せ、手嶋純太(CV:岸尾だいすけ)がリザルト獲得に動き出すが…

 

 

ネタバレ含みます。

 

小野田くんがなかなか状況を打破できず、行く手を阻まれ続けているのでモヤモヤですよ!!

気付いたら最後尾にまで落ちちゃってるし、今年も最後尾からの大逆転なるか!?っていう感じです。

早くチームと合流を果たしてくれ~

 

箱根学園の策略によってチームから引き離された小野田は他校の選手数人がかりで道を塞がれ、

無理やり飛び出そうとしても、体を張って止めに来るので、思うように前に進めません。

サブタイトルにもなっているように、ゼッケン1番というだけで、周囲の目は血走る勢いですよ。

 

加えて、間もなく山に入るということもあり、

総北のエースクライマーである小野田が狙われないはずもなく、

他校の選手たちは自分たちのチームメイトが山岳リザルトを取るまで解放してくれない感じ。

 

「役割を全うしたいだけです」と説得を試みようとも、

その後のオーダーで小野田がリザルトを取りに走らされるのは目に見えている。

クライマーにして、前年度の総合優勝者ともなれば、警戒されて当然。

 

言葉で説得できたら、集団に呑まれた時点でなんとかなってるし、

どのチームも勝つためにインハイに出場しているわけですから、

そう簡単には敵に協力的にはなってくれない。

 

現状で小野田が道を通してもらえないことからして、

このまま彼らを説得しようとしても無駄でしょうね…

 

となると、別の方法で小野田は包囲網を突破し、チームと合流しなければなりません。

 

そこで思い出したのは偉大なる先輩・青八木一(CV:松岡禎丞)「走りで示せ」って言葉と

チームを託してくれた巻島裕介(CV:森久保祥太郎)の存在ですよ。

けれども、強引に突進していっても、相手はいくら自分たちが傷つこうがお構いなしに

ただただチームのためだけに自分たちの役割を守り続けている。

 

チームのオーダーを守ろうとしているのは自分だけではない。

他のチームもみんな勝ちたくて、優勝を狙ってこの戦いに挑んでいるわけで

そのために障害となるものをそう簡単に見逃してはくれないのです。

 

ゼッケン1番の重みを今まで以上に肌で感じ、大人しくなってしまった小野田。

気付けば、チームに合流できないよう最後尾まで落とされて、

前年度同様、最後尾からのスタートを目指さなければならない状況になっちゃいました。

 

前回は100人抜きを達成した小野田だけど、

今回はあの時とは違って他のチームが次々妨害してきますから

果たしてオーダーを守りきることができるのかどうか…

 

なんとか合流を試みて、飛び出す場面はあったんですけどね。

最後尾ってことを利用して、一旦後ろに下がって包囲網の隙を作る。

そこから歩道とロードバイクが走行している車道との僅かな間を駆け抜ける、とか。

 

 

けど、山でこそ力を発揮する小野田は緩やかな道のりでは力を出し切れず、

すぐにまた捕まっちゃいましたけど…

 

なかなか思うようにいかなくて、観ているこっちもイライラですよ…

 

一方で、小野田の合流をずっと待っていたチーム総北は

各チームのクライマーが山岳リザルトの獲得のために飛び出したことを機に

そろそろ小野田を待ってペースを落としているのも限界に。

 

出来る限り、箱根学園との距離は開けないように努めてきましたが、

山岳リザルト獲得に各チームが動き出した以上、今のままというわけにはいかない。

 

1日目のリザルトは2日目、3日目とは違い、チームというよりは個人の勝負の場でもある。

体力的にも万全に整えられていて、選手一人一人の実力が一番表に出やすい。

 

ここで数多の選手を追い抜かし、リザルトを勝ち取るということは

誰よりも平坦、山岳で優れている選手だという証でもあるらしい。

それだけに各チームが誇る各ポジションのエースたちがこぞってリザルトを取りに来る。

 

個人の力はもちろん、獲得すればそれはチームの力としても評価されるし

リザルトの獲得はそれなりに重要だったりするようですよ。

 

問題は小野田がいない今、山岳リザルトをどうするかってことですが。

彼がいないことを理由にここで引けば、おそらく獲得するのは箱根学園になる。

加えて、そのままその先のゴールを確実に取りに動くに違いないと考えると、

彼らに好き勝手させるわけにはいきません。

 

とはいえ、鳴子と鏑木一差(CV:下野紘)の提案を飲んで、小野田を救出に行かせれば

ただでさえ足りない人数がさらに減って6対3になってしまう。

 

今年の箱根学園は真波だけでなく、黒田雪成(CV:野島健児)葦木場拓斗(CV:宮野真守)

そして新開悠人(CV:内田雄馬)とクライマーが4人もいて、

1日目の目玉となっているいろは坂に対応できる布陣が出来上がっている。

 

一方で総北は鳴子と鏑木に小野田を迎えに行かせた場合、3人に減ってチームはバラバラ。

ファーストリザルトの競り合いで疲弊した青八木を引っ張りながら

今泉と手嶋で登りきらなければならず、確実に箱根学園に敗北しちゃうでしょうね。

 

山岳リザルトを取りに一人出せば、さらに人数が減って2人になるし、

現段階で人数を減らすのは総北にとって命取りになるかも。

なにより箱根学園はそれを望んでいるともなれば、尚更彼らの思うようにはさせられない。

 

結局、小野田の代わりに手嶋が自ら動くほかなく、先に飛び出した真波との勝負へ。

 

前回、小野田とゴール前の競り合いをやってのけた真波に

凡人の手嶋が勝てる可能性は限りなく低いけど、本人もそれを承知の上での決断だからね。

 

2日目、3日目が苦しくならない状況にするために最善だと思われる方法を選ばなければならない。

小野田がいない今、クライマーとして自身が飛び出すのが手嶋が導き出した最善なら、

チームもそれに従うほかない。

 

なにより、彼が自身を凡人だと理解した上で努力を積み重ねて、

少しでも強くなろうとしている姿を一番近くでみんな見届けてきていますからね。

手嶋の努力が決して無駄ではなかったってことを信じて待つことが

チームメイトとして今彼にできることだとも思う。

 

手嶋が泉田塔一郎(CV:阿部敦)にどんなにバカにされようともブレることなく、

自分たちが見てきた手嶋を信じ続けるチーム総北の絆が感じられましたね。

 

逆にめっちゃ笑いまくって煽っていた泉田の方がどうなんだろうって思う。

多少なりとも作戦的な部分はあるのだろうけど、

今回のインハイが始まってからとにかく挑発的なことをベラベラと喋り続けていて

前回の方が選手としては印象が良かったな…っていう。

 

あー、でも前回も初日のファーストリザルトはあんま今と変わらなかったかな…

昔の綺麗なアブはどこにいった!?

 

ま、一応手嶋の頭の回転がいいことは認めてくれているようだから

周りが全然見えていなくて、口だけ達者っていうわけではないようだけど。

だからこそ、泉田が腹の底で何を企んでいるのか読めなくて困る。

 

 

山岳リザルトを取りに飛び出した手嶋は必死にペダルを漕いで真波に追いついたけど

真波もまだ本気を出しているわけではないから、

今は追いつけても、今後厳しくなるだろうな~っていうのは感じましたね。

 

誰がどう見ても苦しそうに走っているのは丸分かりでしたし…

 

まだいろは坂に入っていないにも関わらずヘトヘトでしたし、

真波からも「坂が苦痛ならついて来なければいいのに」とかはっきり言われちゃった。

それくらい必死についてきているけど、真波の敵ではないっていうはっきりとした差がありました。

 

実際、真波はいろは坂に入るまでに5、6人くらい平気で抜いてきても余裕ありましたし、

この時点でまだ"羽"は出していない。

というか、あれって普通に目視できるものっていう認識でいいんだね…

 

となると、現時点で疲れきっている手嶋が本気を出した真波には到底及ばないことは明白。

ようやくいろは坂に入ってここからが本番なわけだけど、やっぱり手嶋には荷が重そうでした。

 

それでも諦めず、食らいついていく手嶋には当然目的もあるわけだけど、

真波との勝負は正直、一瞬で終わりそうな気配しかしない。

彼の足を削るどころではないような気さえしてくる。

 

手嶋はいい主将だけど、今回は相手があまりにも悪いよ…!!

 

山岳リザルトを取る宣言までしちゃって後には引けない状況、もとより引く気はないのですが

真波に興味をそそらせてしまったのは良かったのか悪かったのか

ちょっと不安になる終わり方でした。

 

そして、自分の代わりに手嶋がリザルトを取りに行ったことを知った小野田も

前に行かせてもらえない状況をどう打破するのか

インハイ初日から大苦戦のチーム総北の今後の展開が不安だ…

 

それと、久しぶりに回想でだけど委員長こと宮原(CV:北原知奈)が登場しましたね。

第3期になってさらに可愛くなったような!!

そしてあれだけ分かりやすい態度なのに気付かない真波の鈍感っぷりよ…

委員長の恋は報われる日が訪れるのかな…??

 

次回「坂道、追撃」