リトルウィッチアカデミア 第21話 感想 | あずきのアニメ日和

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第21話「ワガンディア」

 

第21話あらすじ

世界で不穏な雰囲気が漂い始める中、残り2つの言の葉を探すアツコ・カガリ(CV:潘めぐみ)

6つ目の言の葉の手がかりをクロワ・メリディエス(CV:竹内順子)から入手する。

が、シャイニィシャリオ(CV:日高のり子)が6つ目の言の葉を手に入れた伝説の木"ワガンディア"では

魔女が二度と空を飛べなくなってしまうという恐ろしい花粉の花が開花の時期を迎えようとしていた。

アーシュラ先生(CV:日高のり子)はアツコを危険な目には遭わせられないと

ワガンディアに向かおうとするアツコに時期をずらすよう呼びかけるが…

 

 

ネタバレ含みます。

 

最終回に近づいてきたこともあって、なんだか不穏な雰囲気が強まってきましたね。

今回はアーシュラ先生のアッコへの愛情の深さに涙腺が崩壊しました。

 

あと、アンドリュー・ハンブリッジ(CV:金本涼輔)が登場すると、

たびたび話題に上がっていたサッカーが実は結構大事だったりするっぽい??

無意味な話題ではなく、ちゃんと伏線として張られていたみたいです。

 

人々の間で広がりつつあるデモ運動

癒しを求めた人たちが利用しているヒーリング効果のあるアプリ"エモーションリフレッシュ"

クロワが仕組んだものみたいだし、彼女との最終決戦に向けて少しずつ動き出しているようですよ。

 

一方で、5つ目の言の葉の封印を解いたアッコは残る2つの言の葉探しへ。

6つ目の"リュオーン"まではシャリオもたどり着くことができたということで

次の言の葉の封印を解くことは彼女に並び立つということでもあるかと。

 

一歩ずつ近づくシャリオとの距離

憧れのシャリオと会いたいがためにアッコが急いてしまうのも無理はなかったかもしれません。

 

が、言の葉は自分の力で意味を知り、見つけなければ意味がない。

呪文は教えてもらったけど、そこから先はアッコが自分の力でたどり着かないといけません。

まずは"リュオーン"について自分なりに調べてみることにしたようで…

 

図書室にこもるようなタイプではないっていう印象が強いアッコだけど

彼女がここまでして頑張っているのはやっぱりシャリオに会いたい一心からなんでしょうね。

 

そんなアッコの姿に驚いたのはどうやら作中のキャラクターたちもだったらしい。

ハンナ(CV:中尾衣里)バーバラ(CV:赤﨑千夏)

アッコに用事があって話しかけるっていうのも珍しい光景だけに、

雪でも降るじゃないけど、何かヤバそうな雰囲気…

 

これまで、アッコをバカにしてきた彼女たちが

ダイアナ・キャベンディッシュ(CV:日笠陽子)を連れ戻してくれたことに関して

感謝の意を表した良いシーンだったんだけど、

なんか今までにないことが起こるとちょっと不安になってしまう!!

 

で、大体嫌な予感っていうのは当たったりするものなんだよね…

 

6つ目の言の葉について調べていたアッコに接触を計ったのは、なにやら企んでいる様子のあるクロワ。

シャリオが伝説の木"ワガンディア"で6つ目の言の葉を見つけたという話をしたことで

同じことをすれば、6つ目の意味が分かるのではないかとアッコも流されてしまいました。

 

同じことをしたからといって言の葉の封印が解けるものでもないと思うのだけど

シャリオという単語だけでアッコは釣れてしまうからな…

 

早速、ワガンディアについて調べたアッコは当然のことながら「ワガンディアに行く!!」と言い張るよね。

けれども、今回はアーシュラ先生も首を縦には振ってくれず…

 

というのも、ワガンディアに咲く花が少々問題だったようです。

 

今はちょうど開花の時期であり、花が開くと同時に撒き散らされる花粉は魔女に悪影響を及ぼす。

魔女がその花粉を浴びれば、魔法を失い、二度と空を飛ぶことはできない。

ということは、アッコの夢であるシャリオのような魔女になるってことも叶わなくなるわけで…

 

確かに大事な夢と引き換えにしてまで行くべきだとは思えない。

アーシュラ先生によると、花粉が飛ぶ期間は短ければ数週間、長くて数ヶ月、稀に数年単位もあるとか。

けど、基本的には1ヶ月やそこらで終わるらしいから、

焦って今行くより花粉が納まる時期を待ってから登った方がいい。

 

何も今すぐにでも次の言の葉の封印を解かなきゃいけないってわけでもないですし、

結局のところは地道に探していないといけないものだから、最初から焦る必要はないんだよね。

アッコがシャリオって名前を出されて妙にやる気になって急いているだけで…

 

アーシュラ先生はアッコの未来を考えた上で「今はダメ」と言っただけなのですが、

まるで一生登っちゃいけないみたいに受け止めたかのようなアッコ。

不貞腐れて、文句垂れ垂れですよ。

 

ロッテ・ヤンソン(CV:折笠富美子)やダイアナはアーシュラ先生がアッコを心配しているからこそ

今ワガンディアに登ることを止めたってことを理解し、

「先生に従った方がいい」とアッコを止める側に回ってくれたのだけど、当の本人は納得してくれない…

 

ダイアナが「今は飛べなくても、いつか飛べるようになるかもしれない」って

アッコにも可能性があることをわざわざ口に出して言ってくれたんだけどね…

 

今無理をして二度と空を飛べなくなる未来を選ぶか、夢を捨ててでも言の葉を求めるか

数ヶ月くらい辛抱しようよ…

何の為に忍耐を学んだのか分からなくなってしまう。

 

なにより頼る相手を間違えたことが事件を引き起こすことに繋がったわけですけどね。

クロワに相談を持ちかけた時点で終わった…

 

しかも、彼女はまた良からぬ企みでアッコをワガンディアに行かせようとし、

アーシュラ先生が信用ならないってことをアッコに植え付けようとしていた。

その内容も決して嘘は言っていないから厄介なのです。

 

シャリオとアーシュラ先生は同期ってことにしてありましたが

「アーシュラなんて名前の生徒は記憶にない」とかね。

 

偽名だし、アーシュラ=シャリオだから当然だけど、そんな生徒がいないともなれば

アッコも「今まで信じてきたアーシュラ先生は一体何者なの??」って思うに決まってる。

自分が利用されているのではないかとか多少なりとも怖くなっちゃうよね。

 

けど、アーシュラ先生は今までアッコに害を成すようなことはしていないんだよ。

むしろ、彼女のおかげで大切なことを学んだことの方が多かったはず。

 

アッコはこの時点で気付くべきだった

今まで支えてくれたアーシュラ先生と、ぽっと出のクロワ

どちらを信じるべきか…

 

クロワを信じてワガンディアにやってきたアッコ。

空を飛べないアッコはいつもなら誰かのホウキに乗せてもらっているけど

今回はクロワ開発のルンバに乗って目的地へ。

 

そういえば、クロワがホウキを使ってるところって描かれてたっけ??

 

以前、クロワはシャリオと共にワガンディアを訪れているようだから、

実は花粉で飛べなくなってるっていう線も考えられるけど、

ただ単に前時代的な魔法に頼りたくないだけ??

 

まだまだクロワについても謎が多いですね…

 

 

かつては自分がシャイニィロッドに選ばれて、世界を救うって意気込んでいたようだけど

シャイニィロッドが選んだのは人々を魔法で笑顔にしたいっていう願いを語ったシャリオだった。

 

そのことにクロワはかなりショックを受けていたみたいだし、

アッコやアーシュラ先生の邪魔をするのは

自分が選ばれなかったことへの逆恨みなのかな??ってこの時は思ってた。

 

けど、アッコを追いかけて来たアーシュラ先生もとい、シャリオと再び対峙した時には

気絶したまま落下していく彼女の放っておけず、「起きなさい!!」と呼びかけていたし、

単純に自分が選ばれなかったことでシャリオのことを恨んでいるっていうわけでもないのかも。

 

アーシュラ先生の回想でもクロワはシャイニィロッドを手に入れたシャリオに

自分の代わりに言の葉を全部集めるよう託してくれたわけだし、

シャリオが途中で言の葉を集めることをやめたってことに納得できていないってことかな??

 

そして、その役目をアッコに託したってことにも納得がいかないのかもしれません。

彼女が託したのはあくまでもシャリオで、クロワはシャリオを認めていたからこそ自分の願いを託した。

その思いを裏切られたっていうことなのかな??

 

アッコのこともクロワは認めていないみたいな感じだし…

 

彼女はシャイニィロッドなしで自分の力でグラントリスケルにたどり着こうとしているようで、

これまで仕掛けてきたこと、ヒーリング効果のアプリはそのための準備っぽい。

力を手に入れた後のことも考えていないようなアッコが邪魔でしかないのかも。

 

「開花時期はまだ先」と嘘を言って彼女をワガンディアに登らせたのは邪魔者を排除するためか…

 

アーシュラ先生に不信感を抱いたアッコは彼女を拒絶し、

聞く耳も持たずにワガンディアを登り続けましたしね。

そのまま行けば、花粉に当てられて魔法を失い、二度と空を飛ぶことはできない。

 

元々空は飛べなかったわけだけど、アッコが力を失えばクロワの障害になることはないだろうし

この機会に排除しようと考えた可能性も…

 

アーシュラ先生を制止を聞かず、登り続けたアッコは開花した花の花粉に行く手を塞がれ

クロワが仕組んだ通りの最悪の事態に見舞われた。

 

行く前は「今行かないと数年先まで行けない気がする」って

こういう時ほど最悪なことが起こるって言い張ってたけど、

むしろアッコが動かなかった方が何事もなかったんじゃないかって思える。

 

こういうのは後にならないと分からないとはいえ、

今回はアッコが大人しく花粉が納まるまで動かない方が正解だったようです。

 

道を塞がれ、今か今かと迫る花粉から逃れようと

ただでさえ不安定な足場を確認せず動いたことで足を踏み外し、落下してしまうアッコ。

そんな彼女を助けてくれたのはやはりアーシュラ先生でした。

 

アッコを守るためにクロワの制止を振り切り、彼女を追いかけたアーシュラ先生は

花粉をモロに浴び、飛ぶ力を失ってしまった。

 

魔法の力を失うっていうのが空を飛ぶ力限定なのか、

それとも魔法事態を失うのかによって意味も変わってくるけど

最悪の場合、もう魔法は使えなくなってしまっているかもしれない…

 

 

シャリオに会いたいという願いのために言の葉を集めてきたアッコだけど

その願いのために焦って起こした行動のせいで憧れのシャリオから魔法を奪ってしまった。

まだシャリオだと気付いていないとはいえ、きっついな…

 

アーシュラ先生に酷いことを言った挙句、彼女から魔法を奪った

それだけでも、アッコに与えたダメージは大きかったと思いますが。

 

あれだけ心配して止めてくれたのに、言うことを聞かずに突っ走った自身をそれでも助けてくれた

アーシュラ先生を一時でも疑い、冷たく突き放そうとした自分自身が全然成長できていないことを

アッコは自らの体験を持って感じたようでした。

 

けど、これまでずっと支えてくれたアーシュラ先生に感謝しなかったことは一度だってない。

命がけで助けてくれたアーシュラ先生にアッコは今までずっと伝えられなかった

心からの「ありがとう」をもって6つ目の言の葉"リュオーン"の封印を解除。

 

今回は杖が特定の何かに変形するって感じではなく、

『風の谷のナウシカ』で王蟲がナウシカに伸ばした金色の触手みたいなあれで傷を癒す

治癒魔法で傷ついたアーシュラ先生を癒す描写が入っていましたが

それで花粉からの影響は消え去ったのか、それとも失ったものは二度と戻らないままか…

 

アーシュラ先生が魔法を使えなくなっているかどうかは次の話にならないと分からないかな。

 

自分のために大切な人が傷つき、己の愚かさを身を持って味わったアッコは

引き換えにシャリオと同じ6つ目の言の葉の封印を解くことが出来ましたが

ここから先はシャリオも到達できなかった未知の領域へ。

 

今回のことでアッコが「勇気と無謀は違う」と言ったダイアナの言葉の意味も理解してくれるといいな。

 

「自分の夢を押し付けていたのかもしれない」と責任を感じていたアーシュラ先生に

アッコは「自分のために言の葉を集めてきた」って決して押し付けられたわけではないことを語ったけど

今まで言の葉を集められたのはいろんな人に支えられてきたことも大きいと思うんだよね。

 

だから、自分のために行動するのは悪いことじゃないけど、

暴走して周りが見えなくなって取り返しのつかないことになる前に

アッコももう少し考えて行動するってことを身につけた方がいいかもしれません。

 

今まで言の葉を手に入れる中で学んできた様々なことを無駄にせず

胸を張って夢の実現への一歩を踏み出していってもらいたい。

今回のことがアッコにとって大きな糧となってくれるといいな~

 

あと、まさかのゲーム化はびっくりした!!

どんなゲームになるのか、ちょっと気になりますね。

 

次回「」