リトルウィッチアカデミア 第19話 感想 | あずきのアニメ日和

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第19話「キャベンディッシュ」

 

第19話あらすじ

ダイアナ・キャベンディッシュ(CV:日笠陽子)が家庭の事情でルーナノヴァを辞めることに。

ハンナ(CV:中尾衣里)バーバラ(CV:赤﨑千夏)から話を聞いたアツコ・カガリ(CV:潘めぐみ)

今夜学園を去ってしまうダイアナを止めるために学校中を探し回る。

が、ダイアナの決心は固く、教師やハンナとバーバラ、アッコまでもが彼女を止めることはできなかった。

それでも諦めきれないアッコはダイアナの実家であるキャベンディッシュ家へと足を踏み入れる。

 

 

ネタバレ含みます。

 

あと、前々回からアマンダ・オニール(CV:志田有彩)

コンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガー(CV:村川梨衣)

続いたので次はヤスミンカ・アントネンコ(CV:上田麗奈)の掘り下げが来るかな??

って思ったらスタッフが予想を裏切ってきました。

 

ハンナとバーバラが担当していたCMが意味深だったから、

ダイアナ回はシリアスな方向になるとは思っていたけど、

冒頭から幼少期のダイアナ出てきて可愛いとか思ってる場合じゃなかった。

 

何気にこれまで一話完結で進めてきた『リトルウィッチアカデミア』で初となる2話構成のエピソード。

最終的にダイアナはどうするのかな??と次回が気になる終わり方でした。

 

実はルーナノヴァの創設者であるナインオールドウィッチの一人

ベアトリクスの子孫だったダイアナ。

キャベンディッシュ家は名門と謳われていましたが、なるほどそういうことだったか!!と。

 

ベアトリクスはキャベンディッシュ家の最初の魔女であり、偉大な存在。

その伝統を守り、語り継いでいくことに誇りを持っていたことも

ダイアナが伝統を重んじていることに繋がっているのかもしれませんね。

 

彼女が幼い頃に母親から聞いていた話には呪文のような言葉も登場していましたが

これがおそらく7つの言の葉の一つなのではないかと思います。

 

伝統と新しいものが交わることで新しい扉が開く

 

アッコとダイアナを差しているかのような言葉ですね。

これはOP映像で描かれたアッコとダイアナが手を繋ぎ、協力関係となることを物語っている

あのシーンの回収がそろそろあるってことなのかな??

 

しかし、二人が手を取り合うには大きな試練に立ち向かわないといけないようで

キャベンディッシュ家が大変だという知らせを受け、

ダイアナはルーナノヴァを中退して実家に戻ることに。

 

以前から密かにキャベンディッシュ家が大変という話題はあったようですが

具体的にどんな状況なのかまでは描かれず…

教師陣も心配していた中で突然のダイアナの自主退学は多くの人に動揺を招きました。

 

ハンナとバーバラから話を聞いたアッコも

あまりにも突然すぎるダイアナの退学にいても立ってもいられず、

彼女を引き止めるために学園中を探し回ったりと彼女のことを大切に想っているようでした。

 

口では「ライバルにいなくなられては困る」って言ってるけど

なんだかんだでダイアナが凄いってことは認めているんだよね。

 

とはいえ、アッコの言うように「両親に頼めば」とかそういう簡単な問題ではないからこそ

ダイアナも学園を去るという決断に至ったわけで

なんとなくしか事情を把握できていないアッコが好き勝手言ってどうにかなるものでもないような…

 

彼女が今すぐ当主になるっていう時点で両親はもういないんじゃないだろうか…

それと急に当主を継ぐって決めたってことは親族間で何かあった可能性が高い。

気持ちだけでどうにかできるほど簡単な話ではないっぽいです。

 

確かにルーナノヴァを辞めたくないなら辞めなければいいって話なのだけど

ルーナノヴァを好きなのと同じくらい、それ以上に

キャベンディッシュ家が紡いできた伝統に誇りを持っているからこそ、

学園を去るという決断はやむを得ないものなのかもしれません。

 

本当はもっとたくさんのことを学び、出会った人たちとの絆を深め、

いつかは衰退してしまった魔女界を救うことに尽力できたら…と思っていたのかも。

けれども、そうなる前に彼女は決断を迫られた、そうせざるを得なかった。

 

自分の気持ちを押し殺していたけど、本当はアッコのことも羨ましかったんじゃないかな。

 

ダイアナは自分の力でナインオールドウィッチによって封印された

世界改変魔法の存在にたどり着いていた。

けれども、アッコは知らなかったようだけど、

7つの言の葉を蘇らせることができるのはシャイニィロッドに選ばれた者だけ。

 

自分の力でいろいろ調べて、ようやく魔女界を救う手立てを見つけても、

それを成し遂げるのが自分じゃなかったって知った時はショックだったと思う。

 

「ライバルではない」と言っていたけど、自分には出来ないことを成し遂げるアッコのことは

羨ましくもあり、妬ましくまったはず。

全く意識していなかったら最後に本音なんて吐かないだろうし…

 

素直になれないだけで、お互いをライバルとしてちゃんと意識していたと思う。

 

 

「私の心配より自分の心配をしなさい」と言の葉集めに集中するよう言い残し、学園を去ったダイアナ。

それでも放って置くことができなかったアッコはアーシュラ先生(CV:日高のり子)に頼んで

ダイアナの実家がある場所を教えてもらうことに。

 

こっそり話を聞いていたロッテ・ヤンソン(CV:折笠富美子)スーシィ・マンババラン(CV:村瀬迪与)

アッコならきっとダイアナを連れ戻しに行くに違いないと思って荷物の準備をしててくれました。

二人ともいい仕事するな~

 

あの感じだと、途中までは二人がホウキで送ってくれたっぽいね、二人ともホウキを手にしていたし。

けど、今回はダイアナと直接関わったアッコのみが行くべきだと思ったのか

二人が最後まで付き添うことはなく、あとは徒歩で向かうというなんとも無謀なお迎えになりました。

 

徒歩でどれくらいかかるかとか全然分からないしね…

とはいえ、レイラインルーターがあってもアッコはまだホウキに乗れませんし、

徒歩で行くしか方法がない…

途中、ヒッチハイクとかもしてましたけど。

 

運よく乗せてくれたのはキャベンディッシュ家とは親戚関係にあるハンブリッジ家。

ということで、思っていたよりも再登場が早かったアンドリュー・ハンブリッジ(CV:金本涼輔)

 

アッコがハンブリッジ親子に挟まれているっていう構図がシュールすぎました。

 

意外だったのは魔女のアッコを乗せることを彼の父・ハンブリッジ伯爵(CV:玉野井直樹)が許したこと。

不満気ではあったけど、隣に座らせるくらいだから、多少心変わりとかあったのかな??

パーティーで魔法の影響とはいえ、アッコに一度は惚れちゃってますしね。

 

偶然にも目的地が一緒ということで、一行が向かったのはダイアナの実家であるキャベンディッシュ家。

ハンブリッジ親子は招待されたって話でしたが、詳細については知らされてはいませんでした。

見せたいものがあるって話だったけど、その見せたいものっていうのが問題っぽい。

 

ちなみに彼らを招いたのはダイアナの叔母にあたるダリル(CV:安達忍)であって

ダイアナも誰が来るかまでは知らなかった模様。

まさかアッコまでやって来たのはダリルも含めて想定外のことだったようですが。

 

キャベンディッシュ家の財産を食いつぶし、落ちぶれさせた元凶となっているダリルにも一応

それなりに家柄を気にするという貴族らしさは持ち合わせているようで

由緒ある魔女家系でもないアッコを招かれざる客人として追い出そうしていましたが

「にわか魔女」呼ばわりして魔女として認めてくれないっていうのは酷い話だ…

 

そして、彼女のような存在を迎え入れているルーナノヴァへの評価にもそれは繋がった。

伝統ある魔法学校が魔女家系でもない人間を入学させるというのがお気に召さなかったらしい。

 

確かにこれまでも魔女家系でもない人間を入れることに対しては批判的な意見もあったけど

どんな魔女にもキャベンディッシュ家で言うところのベアトリクスのように最初となった存在がいるわけで

最初から魔女そのものとして生まれてきたわけではないはず。

 

家柄どうこうで魔女か魔女じゃないかを決めるのは如何なものか…

 

アッコが侮辱されたことに対してダイアナが反論したのは意外でしたが。

こういった部分からもダイアナが内心ではアッコをそれなりに評価していることが窺えますね。

アッコは一日置いてもらえたことをダイアナに感謝する姿勢の一つくらいは持とうか…

 

 

ダイアナの厚意で一日だけ滞在を許されたアッコですが、

一応、キャベンディッシュ家に足を踏み入れたからにはそれなりの格好でいてもらおうと

早速ドレスに着替えさせられるという。

 

しかも、ダイアナが11歳の時のドレスがサイズぴったしってことは

アッコが幼児体型ってことなのか、ダイアナのスタイルが良すぎるってことなのか…

 

あと、さり気なく毒吐いてくる使用人のアンナ(CV:沢田泉)が面白すぎました。

伝統を重んじるキャベンディッシュ家に仕えていることに誇りを持っているのか

貴族でない上に自由奔放で礼儀も知らないアッコはボロクソ言われてましたね。

 

伝統あるルーナノヴァの生徒とは思えないっていうのは今に始まったことではないのだけど…

 

彼女がダイアナの友人っていうのが多分一番引っかかるポイントだとは思いますがね。

あまりにも対照的すぎる二人だし、伝統を重んじるダイアナとは意見が合ったためしがない。

正直、お互い住む世界が違う人間って感じだし、

ダイアナを慕っているアンナがアッコに対して不信感を抱くのは仕方ないことかもしれません。

 

けれども、ダイアナをルーナノヴァに連れ戻すためにここまでやってきたってことは

ダイアナのことを少なからず想っていてくれていることは伝わっているんじゃないかな。

彼女にキャベンディッシュ家の内情を話してくれたのは

なんだかんだ言いつつもアッコをダイアナの友人として見てくれているってことだと思うし…

 

とはいえ、今ダイアナにルーナノヴァへ戻られたら今度こそキャベンディッシュ家は終わる。

当主代理のダリルがキャベンディッシュ家の財産を食いつぶしているのは明らかだし、

もうその財産も残り少なくなって、これ以上は伝統あるキャベンディッシュ家の維持にも関わる。

 

完全に潰される前に正当な後継者であるダイアナにキャベンディッシュ家の当主になってもらう。

それが使用人たちの願いでもあるみたいです。

ダリルのせいでその使用人たちもほとんどが出て行ったって話だけど…

 

ダイアナがルーナノヴァに来てからちょっと見ないうちに家もかなり廃れていましたし、

管理状態も相当悪い。

キャベンディッシュ家は魔女界でも有名な名門貴族だけに周囲が騒いでいたのも

それだけ追いつめられた状況にあるってことを差していたみたい。

 

それで、当主の儀式が行える時期がちょうど今だったため、慌ててダイアナに連絡した、と。

キャベンディッシュ家の現状を見過ごすわけにもいかず、ダイアナもそれを了承した。

 

当主の儀式は相応しい星の位置でなければ行えないって話だし、今を逃すと次は数年後。

ルーナノヴァの卒業を待っていたら、その前にキャベンディッシュ家が無くなる可能性が高い。

ダイアナが学園を去るという考えを変えなかったのは今出なければダメだったからってことなんですね。

 

ダイアナの両親が幼くして亡くなっていること、キャベンディッシュ家の未来

彼女が背負っているものの大きさを初めて知ったアッコは

自分が如何に無神経な発言をしていたか反省することも多かったようです。

 

反省できるってことは失敗を次に活かそうとしているってことだから偉い偉い。

 

けど、ダイアナを連れ戻すっていうのは非常に難しくなっちゃいましたね。

キャベンディッシュ家の未来のためには彼女が当主になることを

自分が納得できないからって邪魔しちゃいけないと思うし、

今回の一件に関してはアッコも動きづらくなっているように思います。

 

ダイアナは目の前でハンブリッジ親子に家宝を売りつけようとするダリルに怒り爆発で

当主になることを宣言しちゃっていますし、アッコ完全に空気やん!!

 

ちなみにハンブリッジ親子が呼び出された理由はキャベンディッシュ家の家宝を買わせるため。

ダリルは家宝を売り払うことでキャベンディッシュ家を維持させてきたと誇らしげでしたが、

今回は相手が悪すぎる。

 

魔女を不必要な存在として見ている親子に魔女の持ち物を売ろうとしても

その価値を理解できていないのだから買ってくれるはずもない。

 

そしてあろうことかベアトリクスのタペストリーまで売り払おうとしたことで

ダイアナの怒りを買ってしまい、親族間に争いの火蓋が切って落とされてしまった。

 

そういえば、ダイアナが大事に持っていたケースの中にシャリオカードが入っていましたが

あれってアッコが手に入れることができなかったレアカードですよね。

きっとあれも何かしらの形で関わってくるのだろうけど、

あと残り6話で言の葉探しとかいろいろ解決できるのかな??と少し不安になった…

 

次の話で言の葉が回収されそうな気はしますが、それでもあと2つ残るわけだから

ここにきて尺足りませんってことにならないよね!?といろいろと思うところでした。

 

次回「」