リトルウィッチアカデミア 第17話 感想 | あずきのアニメ日和

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第17話「アマンダ・オニール・アンド・ホーリー・グレイル」

 

第17話あらすじ

5つ目の言の葉を探していたアツコ・カガリ(CV:潘めぐみ)はシャイニィロッドの導きにより

次の封印が古い知識や伝統にあることを知る。

アマンダ・オニール(CV:志田有彩)がクラブから得たというエイプルトン校に隠された聖杯と

それにまつわる伝説を探るべく、魔女嫌いで有名なエイプルトン校に忍び込んだ二人だったが、

理事長の実子であるルイス・ブラックウェル(CV:宮崎遊)に魔女であることがバレてしまい…

 

 

ネタバレ含みます。

 

前半にもアマンダがそこそこ描かれていたエピソードはありましたが

ここまでガッツリと彼女について描かれたことは無いような気がします。

男装が似合うことはもちろん、決闘シーンもかっこよかったですね。

 

一方で、ダイアナ・キャベンディッシュ(CV:日笠陽子)の実家に何かあったことが触れられていたけど

今回は特に何か語られるってわけでもなかったので、次回以降かな。

キャベンディッシュ家が大変ってことは没落とかそういう感じ??

 

何やら不穏な気配も少しばかり漂ってきましたが、

これまで語られてはいたものの、なかなか触れる機会のなかった

アンドリュー・ハンブリッジ(CV:金本涼輔)の通うエイプルトン校についてもようやく描かれた回でしたね。

 

アンドリュー、登場するたびにイケメン度が増しているような気がするんだけど…

 

さて、珍しくロッテ・ヤンソン(CV:折笠富美子)スーシィ・マンババラン(CV:村瀬迪与)が登場せず

アマンダとほぼ最初から最後まで一緒だった今回。

 

アッコ同様、問題児として日々罰を受けるアマンダですが、

さすがにルーナノヴァの厳しい規則に縛られ、やりたくもない課題をこなし、

そして何かやらかすたびに与えられる罰を毎日のように繰り返していれば飽きてくるもので。

 

何か面白いことはないだろうか、と退屈なルーナノヴァを出て行くことも考え始めていました。

とは言っても、「明日辞める!!」と宣言しては辞めないっていう繰り返しだったりするそうですが。

「明日から頑張る」と言って頑張らないようなものですね。

 

そんなアマンダが面白さを求めて行動を共にしていたのが

いつものルームメイト二人ではなく、アッコでした。

5つ目の言の葉を探していたアッコについていけば、退屈はしないでしょうしね。

 

5つ目の言の葉の封印は古い歴史や伝統といったものに縁があるらしく

アマンダはクラブで聞いたブライトンベリーに伝わる聖杯伝説でアッコを釣り、

退屈しのぎにエイプルトン校に忍び込むという大胆な行動に。

 

魔女嫌いで有名なエイプルトン校に忍び込んだことがバレれば最悪の場合、退学もあり得るでしょうし

そうなれば、ルーナノヴァを辞めてやる宣言していたアマンダも願ったり叶ったり。

ある意味では、今回はアマンダにアッコが巻き込まれたパターンってことになるのかな??

 

アッコもアッコでなんだかんだ言いつつも

シャイニィシャリオ(CV:日高のり子)に会うために乗り気ではあったけど…

ただ、事前に呪文をアーシュラ先生(CV:日高のり子)に教えてもらうことができなかったので

今回は5つ目の封印を解くところまではいきませんでした。

 

とはいえ、1000年以上の歴史を持つエイプルトン校に隠されているという聖杯は、

古くから伝わる伝統の儀式に使われているって話なので、

封印は解けずとも、何かしら得られるものはあったかもしれませんね。

 

ちなみにエイプルトン校は一応男子校なので、女子がいるというのは不自然。

そこで、アマンダは魔法で男子の姿に、アッコはまだそこまで変身魔法が完璧でもないので

魔法祭で見せたネズミに変身し、校内にあるであろう聖杯の探索を行っていました。

 

その際に運悪くルイスに見つかってしまい、小さな揉め事が起こってしまったけど。

 

ルイスは国防大臣であり、エイプルトン校の理事長・ブラックウェル(CV:小村哲生)の実子。

エイプルトン校が魔女嫌いで有名ということは当然のことながら学校の理事長や

その息子のルイスも魔女嫌いな人間なので、

ネズミの姿に化けたアッコを処分すると言ってきたり、いろいろと面倒くさかった。

 

二人が魔女であることはこの時点ではバレなかったものの、ネズミは魔女の使い魔なので、

わざわざネズミを校内から追い出すべく駆除して回っているほど。

相当な魔女嫌いであることが窺えます。

 

典型的なボンボンタイプで、校内では知らない人間はいない。

というのも、彼は自分の立場をよく理解していて、

理事長の、そして国防大臣の息子であることを盛大にアピールし、周囲に大きな顔をしてきたから。

 

この学校の生徒ではないアマンダにはあまり関係ない話ですが。

 

加えて、父親同様、権力や武力でねじ伏せることをモットーにしているだけあって

彼の存在を知らないというだけで、「僕を誰だと思っているんだ」と大きな態度を示してくる。

アマンダ自身もあまり穏便に済ませるタイプではないので、

二人がぶつかるのは避けられないことだったようです。

 

こういう時、スマートに解決へと導きこうとしてくれるのがアンドリューだったりする。

タイミングよく現れるところが面白いけど。

そして、何故ネズミ姿のアッコに気付けたのか…愛か!?

 

 

アンドリューのおかげで丸く収まったものの、アマンダからは納得できていない様子が窺えます。

アッコから「揉め事起こすな」って言われても説得力ないしな…

まさか彼女が叱られる側ではなく、叱る側に回ろうとは…

 

確かに忍び込んでるのにあまり大きな事件を起こしてしまうと変に目立って動きづらくなっちゃう。

5つ目の言の葉を探すために聖杯の行方を探るっていう目的を達成できないとなると

エイプルトン校まで来た意味がなくなるから、出来るだけ事件を起こさないようにしたいのは分かるけど。

 

でも、アンドリューの言うようにトラブルメーカーのアッコがそれを言っちゃうとは…

ひと暴れしてルーナノヴァを去ろうとするアマンダのことを自分勝手とは言えないよね。

 

それだけアッコが言の葉探しに本気で取り組んでいるってことでもあるとは思いますが。

シャリオのことになると、アッコはいつも以上の行動力を発揮しますし。

自分がやりたいと思えることに向かって真っ直ぐ突き進んで行けるのは凄いことです。

 

けど、みんながみんな自分の好きなことを好きなように出来るわけではない。

アッコとは対照的にアンドリューは将来、立派な政治家になることを期待されているだけあって

彼は本当にやりたいことを胸の奥に仕舞い込まなければなりませんから。

 

現実でもそうだけど、親に反対されて自分のやりたいことができない人も多い。

そんな中で、自分の道を好きに歩けるって結構幸せなことだと思うんだよね。

 

親に反発するっていうのも一つの手ではあるけど、それって結構勇気がいることだと思うし

そのための一歩を踏み出すまでが本人にとって大きな試練でもあると思うんです。

 

自分のやりたいこと、夢に向かって突き進んでいくアッコの姿は

アンドリューには眩しく、羨ましく映っているかもしれません。

 

アッコは「自分のやりたいことをやればいい」って簡単に言うけれども

夢をひたすら追いかける彼女の姿を見て、彼女と関わる中で

アンドリューは自分の決められた未来にどういう答えを出すのでしょうね。

 

アッコに影響を受けた人たちの成長も今後の見所の一つになるかも。

 

アンドリューが聖杯に関する情報を教えてくれなかったので、結局自分で探すことにしたアッコ。

トラブルメーカーが野に放たれちゃいましたね~

 

広い敷地内を小さなネズミの体で走り回り、あちらこちらと探す中で

何かが集まっているのを目にしたアッコはその建物の中で聖杯をついに見つけ出します。

 

聖杯に集まっていたのはどう見てもクロワ・メリディエス(CV:竹内順子)の発明品だと思うんだけど

まだ表向きにはクロワの企みは明らかになっていませんからね…

アッコも聖杯に何が仕込まれていたのかまでは気付くに至りませんでした。

 

一方、ルーナノヴァを退学になるべく好き勝手に行動していたアマンダは

トランプでルイスのイカサマを見破り、彼がズルしていたことを公に晒してしまったことをきっかけに

魔女であることがバレてしまいました。

 

あんだけ大っぴらに魔法使おうとすれば、魔女だってバレない方がおかしいけど。

が、レイラインルーターはアッコに貸し出し中で、魔導石の加護が受けられない状況にあるアマンダは

まともに魔法を使うことができず、魔女として拷問の刑に…

 

彼女を助けようとしたアッコもまた一緒に捕まって魔女裁判を開廷させるどころか

即、拷問の刑に処されるところでした。

拷問道具がガチすぎてヤベェ…

 

一体どうやって嗅ぎつけたのか、ここでも助けに来るアンドリューがマジヒーロー。

 

彼の協力もあり、エイプルトン校の伝統に従って決闘で決着をつけることになりましたが

どうあっても自分の正しさを押し通したいルイス。

イカサマをするくらいなので、決闘でも正々堂々と勝負してくれるはずもなく…

 

不意打ちというなんとも汚い勝負が幕開けですよ。

コインが落ちたら開始の合図と言っていたのは誰だったか…

落ちる前に仕掛けてくるクズっぷりよ~

 

アマンダだったから反応できたようなもので、他の人だったらルイスの不意の一発で終わっていたかも。

アッコもだけど、アマンダの身体能力の高さも素晴らしいですね。

不意打ちに反応しただけでなく、体勢を崩されながらも相手の攻撃をかわし続けるとか。

 

魔法なしで男のルイスに勝てちゃうくらいだから、相当強い!!

髪の毛をくしゃくしゃって元に戻す仕草も妙にかっこよかった。

 

しかし、どうあっても勝利を手にしたいルイス、聖杯を壊してしまうクズっぷりを発揮するっていうね。

それがまさか彼自身の身を危険に晒すことに繋がるとは…

鎧が動き出すだけかと思いきや、ルイスの体乗っ取っちゃいましたから。

 

 

鎧に強引に体を動かされ、乗っ取ったルイスの身体能力を上回る動きは

おそらく彼の体に相当な負担をかけたと思います。

それこそ、一歩間違えば死もあり得るくらいに。

 

さすがのクロワも実験として仕込ませただけですから、生徒を死に追いやることはしないだろうけど

最悪の場合は大怪我とかもあったかもしれませんな。

幸いにもアッコとアンドリューのおかげでレイラインルーターを取り戻せたので

魔法で対処することができたけど、あと少し遅かったらどうなっていたか分からなかったかも…

 

魔法の杖と剣の融合は胸アツ展開でしたなー!!

アマンダが普通にヒーローみたいでかっこよかったです。

相手を一切傷つけることなく、事件を解決して見せたのも大きな功績ですね。

 

そして、この事件をきっかけにルイスの中でも魔女への印象が大きく変わった模様。

 

大勢が見ている中で、魔女によって命を救われたと自身の過ちを認めましたし、

親バカなブラックウェルに「魔女のせいだろう」と言われても、

ちゃんと自分が悪かったと認められたのはルイスがちゃんと改心できた証拠だと思います。

 

さすがに命を救われてまで魔女を敵視するようなクズではなかったってことかな。

 

そもそもの原因は彼らの親世代が魔女嫌いであることも関係していると思いますし

魔女は最悪だと教えられて育てば、そういうものだと思うでしょう。

 

アンドリューだって、アッコと関わる中で魔女への見方が変わってきたけど、

元を辿れば、父親であるハンブリッジ伯爵(CV:玉野井直樹)が魔女嫌いだったから

それが当たり前のように育ってきたっていうだけでしたし、

やはり自分の目で見て、判断するって大事なことだよね。

 

ちなみに大事にはなりましたが、ルイスを救ったこともありますし、アッコとアマンダへのお咎めはなし。

アンドリューのおかげで二人は無事にルーナノヴァへと帰れることになりました。

なんだかんだでアマンダもスリルを楽しめたようですし、退屈しのぎにはなったみたい。

 

これはまたルーナノヴァ辞める詐欺で終わりそうですね。

アッコがいなくなったらどうなるかは分からないけど…

 

ロッテ、スーシィとのトリオもいいけど、アマンダとの悪友コンビもなかなかいい組み合わせです。

そしてアンドリューの良く出来た旦那感がまたね…

なんだかんだでアッコのやりたいことに最後まで付き合ってくれるいい奴でした。

 

結局、5つ目の言の葉の封印を解くことはできなかったけど、その辺は次回以降かな??

ダイアナの一件も気になりますし、回を重ねるごとにシリアス度が増していく感じになりそう。

 

次回「空中大戦争スタンシップ」