進撃の巨人 Season 2 第26話 感想 | あずきのアニメ日和

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第26話「獣の巨人」

 

第26話あらすじ

人類にとって大きな進展とも言える女型の巨人、アニ・レオンハート(CV:嶋村侑)の捕獲から間もなく

喜びも束の間、人類に新たな事実が突きつけられた。

壊れた壁の中から顔を覗かせる巨大な巨人の姿に動揺を隠しきれない調査兵団。

そんな彼らの前に壁の中の巨人について知っていると思われる

壁を崇める宗教団体"ウォール教"の司祭・ニック(CV:麻生智久)が現れるが

壁の秘密を守り通そうと、頑として口を割る気配がない。

が、ニックが壁の秘密に触れなかったことで人類は100年もの間、

自分たちが恐れていたはずの巨人によって守られていたことを察する。

一方、ウォール・ローゼ内では突如現れた巨人に騒然としていて…

 

 

ネタバレ含みます。

 

初っ端からエグいよ~!!

なんか4年も前で、途中『進撃! 巨人中学校』とかやってたし、空気感忘れてたけど

一気に4年前の感じに引き戻された感覚っす。

 

あと、個人的にはPVでは結構高めだったナナバ(CV:下田麻美)の声が

アニメ本編では良くなってて安心しました。

PV用で収録しちゃうと部分的なセリフのみだから、

状況とか気持ちの入り方がだいぶ違うのかもしれませんね。

 

人類は知性を持つ巨人、巨人になれる人間を捕獲したことで大きな進展の時を迎えました。

第104期訓練兵団卒業のメンバーとしては複雑な心境こそあれど、

敵の一人を捕獲できたのは人類にとって大きな一歩になったことは間違いない。

 

とはいえ、アニが自らを眠りにつかせてしまったため、

彼女から情報を聞き出すことは非常に困難とも言える状況ではあるのですが。

 

しかし、良い事ばかりではなく、人類に更なる難題が突きつけられることに。

総集編映画の後編ラストでは描かれていましたが、第1期の時に描かれなかった

壁の中の巨人について触れるところから第2期はスタート。

 

今まで安全だと思い込んでいた壁の中に巨人がいたっていう絶望感ね。

 

100年もの間、安全な場所で暮らしていたって思っていたけど

それはどうやら間違いだったらしい。

壁の中で平和を手に入れても、彼らのすぐ傍にはいつも巨人がいたのですから。

 

現状、唯一壁の中の秘密を知るニック司祭によれば、

壁の中から飛び出してくるってことはまずないらしいけどね。

 

ただし、「日光を当てるな」ってことは日の光を当ててしまうと活動を再開させてしまう恐れがある。

壁の一部が破壊され、中身がむき出しになった今、

太陽の光が人類にとって最も危険なものになったとも言えるかもしれません。

 

そもそもどうして壁の中に巨人がいるのか

何か知っているであろうニック司祭は口を割ってはくれず、

尋問したハンジ・ゾエ(CV:朴璐美)も折れるしかありませんでした。

 

が、ただ一つ分かった事はウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナ

三重になっている50mの壁の中には何体もの巨人が眠っているということ。

人類は壁によって身を守ってきたのではなく、巨人によって守ってもらっていたってことですね。

 

いくら巨人大好きなハンジでも、これだけの真実を受け止めるには少々時間がかかるようです。

それまで巨人を研究対象として見てきた彼女??が

初めて壁の外に出たぶりに巨人に対して恐れを抱いたって話だし。

 

壁の中のことについてはこれから少しずつ謎が解明されそうですね。

 

それと、人類に与えられた恐怖は壁の中のことだけではなく

どうやらアニ捕獲に動いていた裏側ではウォール・ローゼ内で

突如巨人が姿を見せるという事態が起こっていたようです。

 

アニ捕獲のために動いていたのはエレン・イェーガー(CV:梶裕貴)

ミカサ・アッカーマン(CV:石川由依)アルミン・アルレルト(CV:井上麻里奈)

ジャン・キルシュタイン(CV:谷山紀章)リヴァイ(CV:神谷浩史)、ハンジ

そして、エルヴィン・スミス(CV:小野大輔)

 

調査兵団のトップは皆、女型の巨人であるアニ捕獲に動いていたため

同時期に残りのメンバーが巨人と遭遇していたことなど知るよしもなく。

 

一応、ミケ・ザカリアス(CV:三宅健太)ら信頼の置ける分隊長クラスはいたものの

まさかウォール・ローゼが突破される事態になろうとは思いもよらず

第104期メンバーは一切装備なしの状況だったため、絶望的な状況に立たされていました。

 

というのも、アニが巨人化能力を持つ人物だったことから

第104期の中に彼女の仲間がいる可能性を考え、

ウォール・ローゼの某所にて密かに調査が行われていたとのこと。

 

調査される側の第104期メンバーには自分たちが閉じ込められている理由も

私服という指示が出た理由も何も知らされていませんでしたが

装備させなかった理由はもしものことを考え、抵抗されないためっていうのもあったのかな??

巨人化能力に加えて、立体機動装置まで使われたら手におえないし。

 

一方で、上官たちは何かあってもすぐ対応できるように完全武装状態。

にも関わらず、絶望的状況に陥ったのは壁が突破された気配もない、

何の前触れもなく、巨人が多数、彼らに向かって近づいてきていたから。

 

このことを報告させるために、ミケの指示で4名が各区へ。

待機中だった第104期メンバーは装備なしの状況で近隣の村に

避難勧告をしに散り散りに走り出しました。

 

この付近の地理に詳しいサシャ・ブラウス(CV:小林ゆう)コニー・スプリンガー(CV:下野紘)を中心に。

 

 

特にコニーは巨人が来た方角が彼の故郷のある南だったことから

実家の家族が心配で仕方ないという様子でしたね。

南から来たって事はすでに襲われた可能性が高いし、気になって当然です。

 

それでも、今は調査兵団の一員として自分にできることをやらなければならないと割り切っている。

 

序盤はバカなところが目立ちましたが、現場を経験し、自分が今何をしなくちゃいけないのか

彼なりにしっかりと理解している様子が窺えました。

立派になったな…それだけに次回が辛いけど。

 

第104期と武装兵で構成された班を4つ作り、東西南北各地に避難を呼びかけるって流れ。

コニーの側にはライナー・ブラウン(CV:細谷佳正)ベルトルト・フーバー(CV:橋詰知久)も同行。

 

サシャ側は北に故郷がって話だったから北班かな??

彼女も自分の故郷が近いだけに、いろいろと気がかりだとは思いますが

サシャの掘り下げは次回ですね。

 

しかし、動き出して間もなく、一斉に巨人が団員たち目掛けて駆けてきました。

出来るだけ戦闘を避け、情報の拡散を目的としている彼らにとって

ここで巨人に足止めをくらうのは痛い。

 

そこでミケが単独で巨人の囮となり、その隙に各班を各地へ送り出す方向へ変更。

いくらミケでも一人じゃ無理だという声も出ましたが、

ここで応援を何名か派遣させるべきだったのか、否か、現場の判断は難しいものです。

 

リヴァイに次ぐ実力者だから大丈夫かって言われるとそれも絶対ではなく。

そもそも壁がいつ突破されたのかさえ何も分からない状況で

突然、多数の巨人が現れたっていうのも妙な話。

 

掃討することが目的ではなく、あくまでも足止めとはいえ

何かあるのではないかともう少し警戒しても良かったかもしれません。

 

ミケが遭遇したのは人の言葉を喋るサルのようにふさふさを毛を生やした獣の巨人(CV:子安武人)

17mを超えるサイズで、一般の巨人と比べたらかなり大きい部類に入る。

この時点で彼がエレンやアニと同じ巨人化能力を持つ人間であることは明白です。

 

が、一見他の巨人と何かが違うくらいにしか作中のキャラクターは思わないので

獣の巨人が喋り始めるまでミケも確信が持てなかった模様。

それまではぐるぐるとこちらに近づくでもなく、あたりをフラフラ歩いていただけでしたしね。

 

変な動きをする巨人は奇行種って第一に考えるのは仕方ない。

 

 

仕方ないけど、もう少し早く気づけていたら…って思ってしまう。

ヤバいと思った時には時すでに遅し、獣の巨人によって馬を奪われ、

自身も巨人に足を噛み切られそうになり、まともに動くことすら困難。

 

それでも「戦うことを止めない限り、敗北ではない」とナナバに自分で言った言葉を思い出し

立ち向かおうとしたわけだが、立体機動装置に興味を抱いた獣の巨人が

装置を調べるために彼から奪っちゃったからね。

 

飛び回ることができない、足も大怪我を負っているし、

3体もの巨人に囲まれたミケの運命は絶望的すぎた。

人間の足で巨人から逃げ延びることは難しい。

 

にしたって、数体の巨人に体のあちこちを同時に食われるって1話目から衝撃的すぎ。

泣き喚く声が妙にリアルだったのもなんか生々しくてね…

 

目の前に死が迫った途端、必死に生にしがみ付こうと抗う姿は

まるで駄々をこねている子供のようだった。

それまでの人格すら崩壊させてしまう、死への恐怖が伝わってきました。

 

第1期から登場していたミケの死から始まった第2期。

どうやら1クールで終わるみたいですね、Blu-ray&DVDは全2巻で各巻6話ずつ収録っぽいし。

 

2クールだったらクリスタ・レンズ(CV:三上枝織)の話までやるだろうな~って思ってたんだけど

雰囲気的に1クールで結構詰め込む感じかな??

ED映像とか先の展開で語られる要素が入ってるみたいだし、かなりテンポよく進むのかもしれません。

 

次回「ただいま」

 

 

 

 

 

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