16~19冊めのコミックス。
「ラブわん!」全4巻。
実物コミックスの3巻が見当たらなくて(^^;
仕事部屋から発掘できたら写真差し替えます。m(__)m
「無重力少年」からサクッと方向転換して、子供向け漫画に振り切って描いてました。
連載開始当初は犬は飼っていませんでしたが、途中から、先代愛犬あずさを引き取り、一緒に暮らし始めました。
う~ん…これ、写真映り悪いですね。あず様はもっと可愛かったんですが。(親バカ)
このブログを始めた頃はあず様の介護生活に突入していて、ちょいちょいグチをこぼしたりしてましたね。すみません(^^;
でも、あず様は最後まで可愛かったなあ…
あ、スマン、チャトくんもカワイイカワイイ。(棒読み)
さて連載当時の裏話に入りますと(笑)、この連載では始めて『りぼん』で巻頭カラー&表紙を担当させていただいたわけです。
もちろん、大変光栄だったし嬉しかったんですが、、、
やはりそこで他のりぼんの看板作家さんに比べて自分の絵柄その他の実力不足を明確に感じましたね。
せめてまだ調子に乗ってた(?)「Wピンチ!!」の頃だったら…とか考えても、そう自分のタイミングに都合を合わせてこういう仕事がまわってくるわけではないので。
かなり贅沢な話ですが。
「ラブわん!」の頃は良くも悪くも落ち着いちゃってるというか、パワーがないというか…
ただ、もちろん好きなものを楽しく描かせてはいただいてました。
反面、おそらく『りぼん』ではこれが最後の連載になるだろうことは、肌で感じていました。
当時は既に私より先輩のベテラン作家さん達の多くが他誌に移ってらして、『りぼん』全体の雰囲気も私がデビューした頃とはだいぶ変わっていました。
これは『りぼん』のような若い読者向けの雑誌では当然のことで、そうでなければならないと思います。
私も子供の頃からずっと『りぼん』を読んでいて、10年以上も連載陣に加わり続けている作家さんはごくわずかだということを知っていましたし。
そういう危機感があったので、「ラブわん!」連載中も積極的に読み切りネームを出して、次に移るであろう雑誌(勝手に『マーガレット』と決めていましたが)に対応できる作風を模索していました。
ここで、今お仕事してる若手の漫画家さんに、えらそうですがアドバイスさせてください。m(__)m
長くプロの漫画家を続けたいならば…
①雑誌の空気を読む。
→今、仕事してる雑誌がどういう方向に進んでいて、自分がどういう立ち位置か見極める。
②営業するなら、今、仕事があるうちに!
→仕事が無くなってから営業したんでは遅いんです。営業先の編集さんに「今、『…』でこういう作品描いてます」と言える時期に動いてください。これが、「1年前に『…』で連載してました」では、全然対応違うと思います。
もちろん専属契約とかの都合もあるだろうし、当時と今では電子配信も加わって大きく状況は違うかもしれませんが…
新しい仕事先を見つけるため苦労していた作家さんも知ってるし、モメてしまった話も聞いたりしたので…
ちなみに私は「ラブわん!」終了後しばらくして、「亜月さんが移る時はやけにスムーズにいったんだよな~」と後に編集さんにつぶやかれたほどすんなりマーガレットに移籍することになります(笑)
それもどうなのか…( ̄▽ ̄;)
もちろんしばらく読み切り作品で新しい作風をつかむためジタバタしてる時期もありました。
そこで初めて描かせていただいたホラー読み切りが、その後のホラー漫画家としてのキャリアにつながっていきます。
では、また続きます~。(^^;