これまでは第一ICU〜その後日談の話でしたが今回は主に第ニICUの話です。
時系列がぐちゃぐちゃですみません…。
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移植10日後
第一ICUにて隣の部屋へ移動。
第一ICUの1番端の部屋に。
さらに翌日師長さんが「退室で」とポツリと言いに来て、第ニICUへ移動!
車椅子への移乗ができるようになったからか?
(でもまだまだ…ベッドで引っ越し)
立て続けの部屋の移動で環境の変化に落ち着かない。
第ニICUは第一ICUに比べてちょっと緩い雰囲気。
まだ筆談…でも作業療法士さんが「声出てるよ!」と教えてくれて
小声は出せるように。
心エコーもまだ検査しに来てくれました。
レントゲンもまだまだベッド上。
唾液を自分で吸引するのも継続中。
唇がカッサカサで、前の病院で口腔ケア後に塗ってもらっていたワセリンがあったので自分で歯磨き後に塗ってみたり。
一部薬が点滴から服薬になりました。
でもまだ自分で水が飲めないので、看護師さんが薬を紙コップで水に溶かして
シリンジで吸って鼻の管から入れてくれる。
共洗いでもう1回。
水は鼻の管の中を通って喉は通っていないんだけど、つい毎回喉を鳴らしてしまう…。
冷たい水をゴクゴク飲みたい!けどまだまだ無理で、
服薬で水を入れてもらうのが胃に冷たくて癒し。
S先生の指示で、免疫抑制剤服薬の前後1時間ずつは栄養を流すのが止められる。
免疫抑制剤はなるべく空腹時に飲んだほうがいいみたい?
免疫抑制剤の血中濃度が安定せず、服薬からまた点滴に戻したり。
「胃腸がまだよく動いてないらしい」とS先生。
だかだか減った点滴がまた少し復活。
看護師さんが調整大変そうでした。
この頃まだヘパリンの点滴はしてたかな。
血液検査でマグネシウムが不足してるみたいで、硫酸マグネシウムの点滴をしたりしました。
硫酸マグネシウムの点滴は痛い!
分子量が大きいらしい。
抹消の点滴ルートから入れていて、「痛い」と看護師さんに訴えたらCVポートのほうに換えてくれました。
CVポートは太い血管に入っているので痛くない!
(この時はこれで良かったのですが…。)
移植2週間後
夫と姉が退院する前日、看護師さんたちが面会の時間を設けてくれました!
コロナ禍で面会は禁止だけど、お互い入院患者ということで2人の退院前に。
「元気なったところを見てもらいましょう」ということで、ベッド上ではなく車椅子に乗った状態で面会することに。
車椅子乗れるけど、爆汗がまだ続いていて体がしんどいと汗が酷くなる。
車椅子しんどいので汗だくの状態で面会
2人とも元気そうで良かった
会えないかもしれないとお手紙も書いて来てくれてました。
暑いのも汗の原因みたいで、冷房をつけてもらいました。
空調のスイッチはベッドの頭側の上部にあるけど、自分ではまだ届かず、温度調節などは看護師さんにお願いする。
配置的にベッドに冷風が直撃!
体が冷えてしまうのも嫌で、設定0.5℃の差で結構劇的に空調の挙動が変化するので調整が難しかったです…。
飲み込みの検査をして問題なかったのだったか?、面会の日、食事が始まる。
最初の内は耳鼻科のお医者さん→言語聴覚士さんが見守ってくれました。
嚥下食I〜Ⅴまであって最初は嚥下食Ⅰ。
甘いゼリーと甘くないゼリー。
まだ栄養は流してて、練習なので全部食べなくて大丈夫!
水もまずとろみ水は飲んでいいということで、
売店でとろみ剤を買って来てもらってとろみ水開始。
看護師さんに作ってもらう。
やっと水が飲める!と喜んだけどとろみ水は美味しくなかった
なのであんまりリクエストしませんでした…。
冷たい水をゴクゴク飲みたい!と切に望んでいたけど
まずはとろみ水からだったり、
やがて一般病棟に移ってから普通の水が飲めるようになっても
冷たい水を飲むと下痢してしまうので常温の水を飲んだりと
冷たい水をゴクゴク飲むのは実はハードルが高かったです…。
食事開始の3日後、嚥下食Ⅱに。
嚥下食Ⅱはペースト状。
おかずの味がする(笑)。
ベッドがチェアモードというのに出来て、ベッドが変形して寝たきりの人でも座った姿勢になれる!
でもまあそれは1回やったくらいで普通にベッドの頭上げて食べるのが多かったかな…。
第ニICUは1週間しかいなくて一般病棟へ移動。
今の部屋に慣れて来たと思ったらまた移動か〜。
未だ全然動けないんだけど⁉︎ と環境が変わることに不安。
*
ちなみに夫は退院後も2週間は会社をお休み。
退院後すぐの1週間は夫の実家で過ごし、残り1週間は家で。
職場にはするっと復帰したそうです。
姉は自分の家に戻り、父と母が暫くお手伝いに行っていました。
感謝
ドナーの2人は退院後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後…と移植病院に受診して、術後1年で定期検診は終了しました。