そんなある日、あれは確か金曜日の夜だったと思います。2人でHuluで映画を見てまったりしていたところ、夫の携帯が鳴りました。相手は、義理の母。「おとうさんが、湯船に浸かって意識を失ってた。今救急車が来て、心臓マッサージしてもらいながら、病院に向かっているところ。」との事。慌てて、車で病院に向かいました。夫の両親は車で30分くらいのところに住んでいました。その時、夫はお酒を飲んでいましたので、運転初心者の私が必死に病院まで運転したのを覚えています。
病院に到着しても、なかなか診察室に呼ばれません。やっと、呼ばれて中へ。そこには変わり果てた義父の姿がありました。心臓マッサージを受けていましたが、皮膚の色や身体のむくみから、「あ、これはダメだな。」となんとなく思いました。結局、それから少しして心臓マッサージをやめてもらい、義父は亡くなりました。お風呂の湯船で顔をつけた状態で発見されてから、1度も心拍が再開する事はありませんでした。