さて、先日年パスを買った東京国立博物館ですが、

早速気になる特別展があったので、チケット活かして行ってまいりました。

タイ展。

日タイ修好130周年で行われている特別展とかで、

相当な仏教国であるタイの仏教美術を通じて、

歴史と文化を垣間見る展示、とのこと。

仏教好き(詳しいわけではない〉の筆者、大変釣られまして。

 

ざっくり知識ですが、日本の仏教は中国経由で入ってきているため

それとまた違う伝わり方をしたタイではどういった仏教があるのか

(仏教は伝道の経由地で結構内容とかイメージが違う)

そういえば見たこと無いな、と思い当たりまして。

 

夏の暑い中赴きました。

正直、上野駅から歩く道中暑すぎて融けるかと思った。

 

平成館までようやっとたどり着き、いざ閲覧。

最初に出会った仏陀坐像にまず度肝を抜かれ。

ムチリンダと一緒!そして顔が何か違う!

キャプションに「ハンサム」って説明がある!

 

最初の衝撃(主に仏像の顔の造形)から始まり

さらに顔の作りが違う仏像とか

上座部仏教が中心なのね、とか

仏像でなく法輪単体を作成するとか

貝葉経(ヤシに書いて保存するお経)とか

仏教と言っても本当に違うな、と思わせられる点ばかり。

東アジアの仏像で見たのが静止状態のものしか見覚えがなく

遊行像、というタイプの仏像があることも新発見でした。

 

最初の衝撃から仏像の顔の観察を続けた筆者は

「やはり…顔も東南アジア仕様になるのか…」

と1人納得しておりました。

 

日本の仏像は結構衣紋を細かめに表現するものが多い中

タイの仏像は衣服の表現が基本的に簡素だったのも印象的で

仏像好きでちょいちょい見に行く、という方は

違いを楽しみに是非行ってみてください。

一部撮影可な展示もあるので撮影欲も満たされますよ。