お雛様をみてきました | あずきまめのブログ

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2010年暮れに乳がんの手術を受けました。
1年検診でリンパ再発、肺転移の疑いもありという診断を受けました。
再発治療は大変ですが、今は病気のことは冷静に受け止め、なるべく楽しく、免疫を高めていくことをしていきたいと思っています。

福岡では25度の暑さ晴れ、北海道では吹雪大雪で視界が悪いという、

日本には平等に春など来ないと思わせるお天気です。


まだまだ雪が残っている山形では、

この時期に、商家のお雛様を見に行くイベントが

各地で盛んに行われています立雛

3月3日過ぎてるじゃんと驚かれる方もおられると思いますが、

田舎では旧暦での行事も残っていて、お雛様は4月3日くらいまで片づけなくても大丈夫なんです。


ひどい咳カゼが続いていますが、普段通りの体調と食欲なので、

お昼御飯も兼ねて、今しか見られないお雛様を見に行くことにしました。


ここ山形でも、江戸時代に北前船で京との交流が盛んに行われ、

最上川流域の各地には豪商といわれる紅花商人がいて、

その商人の家に代々受け継がれてきたお雛様お雛様を、

この時期に一般公開してくれます。


私が住む町にも、けた外れの商人の方がいて、

山あいの町の離れに「ひなの隠れ里」というお雛様専用の蔵やお座敷を作り、

冬のこの時期に見せてもらえるんです。

ちなみに、建物のわきを流れるこの川は、夏になるとホタルホタルが飛び交い、

なかなかの風情が加わります。


あずきまめのブログ-慈恩寺じんや

朱塗りの壁と白い雪がいい感じでしょ蔵


あずきまめのブログ-入口

本店では料亭もしているので、

ここでは、お蕎麦や雛ご膳やピザなどが食べられますナイフとフォーク

(お雛様公開以外の時期は、食事だけでもいいんです。)



あずきまめのブログ-じんやの中


デジカメなのにボケボケで

お見苦しくってすみませんm(_ _ )m


あずきまめのブログ-雛

雛ご膳の蓋を開けると・・・

こういう器づかいも女性はうれしいかもラブラブ

あずきまめのブログ-雛ご膳

もちろんお雛様だけでも見られます。

あずきまめのブログ-お雛様のお部屋

貴重なお雛様の数々

享保雛や古今雛など一商人が所有していることがすごいなぁー

と、あらためて自分は一庶民であることを思い知らされます。


あずきまめのブログ-おひなさま

あずきまめのブログ-お雛様

チンを散歩している官女もありました


あずきまめのブログ-チンをつれた官女

おなかいっぱいだったので調子づき、帰りに、隣町の庄屋さんのお雛様も見学させてもらいましたひな人形

ここは、映画「小川の辺」で東山さんが井戸で水をかぶったシーンのロケ地になったところだそうです。

敷地面積2,300坪という広いお庭に江戸中期の建物が現存していて、女性の当主が今も住まわれているんだそうです。


あずきまめのブログ-柏倉家

撮影禁止だったので、外観というか門だけですが、

中は時代を感じさせる建物に享保雛や眉を落としていない珍しい五人官女も展示されていましたお雛様

地域の方たちが説明して下さったのですが、お金持ちならではの当時の数々のエピソードに

「へぇー目」というしかないわたし。


そんな夢のような話をききながらも、

ごくごく普通の、健康な生活を送れることが一番幸せなのかもしれないと

こころから思う想像力が欠落しているわたしなのでしたニコニコ