監督/濱口竜介
2021年/日本/121分




日常生活の中に潜む、さまざまな「偶然」。
それはときに確かな重みを持ち、人の人生を大きく揺り動かす。
そんな偶然によって自身と向き合うことになった者たちが、過去や運命に翻弄され、葛藤し、大きな変化に直面する。






2020年のカンヌ映画祭では『ドライブ・マイ・カー』が脚本賞など4冠に輝き、2020年のベネチア国際映画祭では本作が第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど世界が最も注目する監督のひとりとなり、また日本映画の新しい時代をリードする存在となった濱口竜介。
待望の新作は、「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる初の、そして自身が「このスタイルをライフワークとしたい」と語る「短編集」となった。








撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽⾐⼦(古川琴⾳)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(⽞理)から、彼⼥が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下⾞したあと、ひとり⾞内に残った芽⾐⼦が運転⼿に告げた⾏き先は──。








作家で⼤学教授の瀬川(渋川清彦)は、出席⽇数の⾜りないゼミ⽣・佐々⽊(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々⽊の就職内定は取り消しに。

逆恨みをした彼は、同級⽣の奈緒(森郁⽉)に⾊仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。 









⾼校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏⼦(占部房⼦)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井⻘葉)とすれ違う。

お互いを⾒返し、あわてて駆け寄る夏⼦とあや。20 年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。



  感想です


3つとも面白かったです。

自分、古川琴音ちゃん好きなんで一話目を楽しみにしてて。


一話目『魔法』は、友達のつぐみが最近気になっていると話していた男性が自分の元彼である事に気付いた芽衣子が、つぐみがタクシーから降りた後に、元彼の元へ向かう…っていうお話です。


男を破滅させるような魔性の女をミステリアスに演じていた古川琴音ちゃんステキです♡

好きになったら絶対傷つきそうなのに惹かれてしまう人っていますよね。

男性でも女性でも。

何考えてるかわかんないのにそこが魅力的に思えちゃう。


これ最後までドキドキしたな。

彼が芽衣子とつぐみのどちらを選ぶのか。





二話目の『扉は開けたままで』。

これが1番好きかも。


自分に単位を与えなかった教授を逆恨みした大学生がセフレの女の子に頼むんです。

その教授を色仕掛けで誘惑して陥れてくれって。

彼に嫌われたくない彼女は言う通りにしますが…ってお話です。





教授の書いた小説の際どい性描写のあるページを彼女が朗読して、教授を陥れるために録音してたんです。
すると教授は、彼女の声が綺麗だから「興奮している録音しておけば良かった」って言うんです。

教授ったら変態じゃないのラブラブ
そこが面白くて笑ったꉂ🤣𐤔

「それを聴きながら先生がオナニーしてくれるならデータ送ります、じゃなきゃ送りません」って彼女も変態ぶりを発揮するやり取りも良かったです。

これ多分オチを予想出来た人いないんじゃないかな。
それくらい毒のあるオチが待っていました。 




三話目の『もう一度』は、ほっこりストーリーでした。

高校卒業後、20年ぶりの再会かと思いきや、お互い思っていた相手と違うって事に気付きます。

つまり知らないもの同士です。

家にまでお邪魔しちゃってるのに。

そんな事ある?って思ったけど、まぁそれが映画ですからꉂ🤣𐤔


でもなんだろ、知らないもの同士だからこそ打ち明けられる事もあるんでしょうね。

そしてその勘違いしていた相手がお互いの大切な人だったって所もステキ。

良い話でした✧*。

仙台が舞台だったとこもツボ。





そして出てきたカツ丼屋さんも実際にあると知ったので今度行ってみますラブラブ

美味しそうだった。





群像劇ってやっぱり面白いです。
気になった方はぜひ。
お読み頂きありがとうございます。
では股((ヾ( ◍´꒳`◍  )マタネーラブラブ