監督/アリ・アスター 
原題/Hereditary  
2018年/アメリカ/127分 




家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。






STORY 




祖母エレンが亡くなったグラハム家。
過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持っていた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちと共に淡々と葬儀を執り行った。

祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。

さらに、故人が溺愛していた13歳の孫娘が異常行動をとり始め、やがて衝撃的な事件が一家を襲う。

最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた…



感想です 




もうね、まず孫娘のチャーリーが怖い((((;゜Д゜)))
最初観た時から居るだけで存在感めちゃめちゃある女の子だなって思いましたね。
そして不気味。
『コイツ絶対何かやりそうだな』って思わせる演技は圧巻でした。




こちらは、主役のトニ・コレット。
見た事あるなと思ってたら、シックス・センスとかリトル・ミス・サンシャインの女優さんだったのですね。




彼女のこの作品での変顔が素晴しいと聞いていたのですが、期待以上でした。
(*´꒳`ノノ゙ブラボーラブラブ


そして一見狂気じみている「家族を守りたい」という思いが強く出た表情も良かったです。
彼女は血筋による宿命にもがいていましたが、頭では逃れる方法はないのだとわかっていたようにも思います。




こちらのへレディタリー/継承ですが、怖いというよりはグロ強めかなと。
首がないのとか、まっ黒焦げとか、首チョンパが地面にコロンとか。
その画像もありましたがグロいので割愛でラブラブ




1番印象に残ったのは、最後の方のアニーの首ギコギコですかね。
気持ち悪いんだけど、撮ってるとこ想像すると、ちょっと笑えるというか(ΦωΦ)
トニ・コレット、ホラー映画嫌いみたいなのでどんな気持ちだったのかなとか 笑




でも最後まで観て思ったのは、どうにかしたいのにどうにもならないグラハム家の状況が1番怖かったですね。



そしてラストの感じはやっぱりアリ・アスターだなって思いました。
全くといっていいほど、救いがないのは流石だなと。
っていうかアリ・アスターが自分より歳下だったことにビックリしました。






宗教についてどうこう言うつもりはもちろんありませんが、こういう新興宗教がらみのお話はやっぱり怖いです:(^.  ̫ .^ ):
ミッドサマー思い出しました💦
周りから見たら、へ?って思う事でも、信じてる人にとっては” 絶対 ”なんですよね。




後半、アニーはピーターを産みたくなかったと告白するんですけど、それは一族の呪いのような何かが遺伝する事が不安だった訳で。


「どんな選択をしても避けられない運命があるならそこに希望はなく、絶望的な仕組みの中の駒でしかない」



この言葉がこのお話の全てだったということですかね。




ヘレディタリーは家系による恐ろしさと家族の絆を描いた映画です。 

血は水よりも濃いってのを痛感した気がします。




強くおすすめはしませんが、ホラー好きな方にはおすすめしますのでまだ観ていない方はぜひどうぞピンクハート
伏線もキレイに回収されますし、私は嫌いではないです。




今日もお読み頂きありがとうございます。
では股((ヾ( ◍´꒳`◍  )マタネー